就学前~高学年に大人気!『せかいの図鑑』:第25回

inter-edu’s eye
この春、「せかいの図鑑」が大人気。就学前~低学年対象なのに高学年にも支持されています。日常の中で外国人や海外情報に出会う機会が多い今の子どもたち。中学受験でも時事問題で海外理解は必須。リビングに置いて、親子で活用してください。

◆伸びしろのある子にする最適教材

せかいの図鑑,小学館,教育書

「“ふしぎだな”と思うことが多い子、“わかりたい”と思う子ほど伸びしろがあります。逆に“覚え込んできた”子どもは、伸びが止まってしまいやすいですね。
『せかいの図鑑』は、世界の国々のいろんなことを、自分と比べて違う、不思議だな、もっと知りたいな、という要素がいっぱい詰まっているので、伸びる子に育てるのに、とてもよい教材になると思います」


これは、この春どんどん売れている『せかいの図鑑』の監修者、中山京子先生のお話です。中山先生は、一般の公立小学校、東京学芸大学の附属小学校などで小学生を教えてきた後に、教育学の大学教授として教鞭をとりながら国際理解・多文化教育研究に勤しんでおられる方です。

街を歩けば外国人に出会い、家庭にいても世界中のニュースが飛び込んでくる今の子どもたちに、世界の豊かさ・多様さをきちんと伝え、グローバル化する未来に備えてほしいと願って、『せかいの図鑑』を監修なさったと言います。

◆大人も知らないことがいっぱい!

今年はオリンピック年。予想以上の売れ行きの『せかいの図鑑』には、読者から多数の喜びの声が寄せられています。就学前~小学校低学年を対象の図鑑なのに、高学年の子どもからも多くの反響があるとか。そんな読者の感想をご紹介しましょう。

●第一声が「国ってこんなにあるの!?」。好奇心をそそられた娘の顔と声に、親の私も嬉しくなりました。国々のジャンケンは、親子ですぐにやってみました。(8歳女子の母)

●世界の国々に興味を持ち始めた5歳の息子のために購入。国旗と世界のあいさつがとても気に入った様子です。カバーの裏側に世界の国旗がのっていてびっくり! このまま子ども部屋に貼れるのはすばらしいです。この本をきっかけに世界中の人々や文化、歴史に関心を持ちどんな人とも共に生きていけるそんな人に子どもが育ってくれたら、と思います。(5歳男子の母)

●いろいろな国のジャンケンやあやとり、遊び、月の模様の見え方などとても興味深く、親子で一緒に楽しめます。ニュースや絵本などで国の名前が出てくると、『せかいの図鑑』でどこにある国なのかを調べて楽しんでいます。(5歳女子の母)

●7歳の息子は帰宅するとすぐ図鑑を開き本の世界に入っているようです。覚えたことをクイズにして出題されるので、36歳にしていろんな勉強ができています。(7歳、5歳男子の母)

●いろいろな国の楽しい習慣やその国ならではのお話が書かれていてとても面白い。英語もわかるのでいい本です。(10歳女子)

●いろんな国にいろんな文化があることやその文化の違いにびっくりしました。この本のおかげで世界にはきれいな水が飲めない人がいることも知りました。なのでこれからは水や食べ物を粗末にしないようにし将来はその人たちのために役立つ仕事に就きたいです。(11歳女子)

◆知りたい→わかった!を親子で体験

『せかいの図鑑』は、すべてのテーマが見開きで完結しています。遊び、ことば、学校、食べ物、料理、マナー、ことわざ、暮らしや衣装など、あらゆるジャンルの「せかい」がぎゅっと詰まった、盛りだくさんのカラー図鑑です。中山先生とタッグを組んだ編集担当の青山明子さんは、子どもが生活の中で出会う行事や出来事を、1日、1週間、4つの季節、1年と、細かく洗い出して、それらを体験したときの子どもの関心と世界がつながるテーマを厳選していったと言います。

「たとえば4月は入学式。せかいの入学式はどうなってる? ニュージーランドでは5歳の誕生日の翌日から学校に行くことになっているので入学式はないんですよ。また乳歯が抜けたとき、日本には歯を放り投げるおまじないがありますよね。実はいろんな国にそれぞれ特有の“抜けた乳歯のおまじない”があります。
こんなふうに子どもの身近なことがらを世界の国々と比べていくことに、心を砕きました。子どもが目にしてくれたら、きっと自分と置き換えながら、へぇ~と読んでもらえると思います。それで作業はとても大変だったのですが、想像以上の反響があり、報われたかな、と喜んでいます」


今の子どもたちが大人になる時、いったい日本は世界とどんなふうにつながっているのでしょう? 今よりずっと世界が身近になっていることだけは確かだと思います。そんな子どもの未来を見据え、自分とことばも生活の仕方も異なる外国の人たちと、上手におつきあいができるようにと願って作られた『せかいの図鑑』。監修の中山京子先生から、もうひとつ、大事なメッセージをお届けします。

「子どもにとって『不思議! 知りたい・わかりたい』が、『わかった、面白い!』になる体験がとても大切なことは理解してくださっていると思いますが、これをぜひ、親御さんやご家族の方々と話し合っていただきたいと思います。声を出して言葉として発することもとても重要で、自分の知ったこと、思ったことを話す力ができると、英語など語学に長けた子になるんですよ」

勉強机の上ではなく、リビングやダイニングの家族会話の中で活用してみてくださいね。

プレNEO 楽しく遊ぶ学ぶ せかいの図鑑,小学館,教育書

プレNEO 楽しく遊ぶ学ぶ せかいの図鑑
中山京子:監修、小学館刊、2,800円+税
身近に「せかい」が体感できる初の図鑑。「なかよく しよう」「せかいから ようこそ」「せかいへ いってみよう」の3つのパートと「やってみよう」「せかいのおはなし」「えいごではなそう」など多数のコラムで、84ものテーマを掲載。1200以上のイラストと写真を使った視覚的でわかりやすい解説は総ふりがな付き。日本と外国の違いが楽しくわかり、外国語の習得にも役立ちます。文科省の推奨する「言語や文化についての体験的理解」にもぴったり。大人でもなかなか答えられない項目も親子一緒に楽しく学べます。さらに300点ものイラストを使用した世界の絵地図も掲載。カバー裏は国旗ポスターになっています。幼児~低学年向けで一番売れているプレ図鑑シリーズの最新刊。 …購入はこちらから

中山京子,エデュママブック

監修の中山京子(なかやま きょうこ)先生
帝京大学教育学部初等教育学科教授。公立小学校教諭、東京学芸大学附属世田谷小学校教諭、京都ノートルダム女子大学など複数の大学講師等を経て現職。専門分野は国際理解教育、社会科教育、多文化教育、生活科教育。グローバル教育学会等に所属。外国につながる子どもの教育教材や小学校社会科教科書(東京書籍)などの作成に携わる。自身でグアムの歴史、チャモロの言語や文化を学び、大学で教えている。大学内や東京でもチャモロダンスのパフォーマンスを行い、チャモロ文化の普及に努めている異色の教授。


中学受験・子育てをよりわかりやすくサポート!エデュナビはリニューアルいたしました!

エデュナビから皆さまへ

いつもエデュナビをご覧いただきありがとうございます。
この度「エデュナビ」は、リニューアルいたしました。

URLが変更になっているので、ブックマークやお気に入りの変更をお願いいたします。
これからも、皆さまの受験や子育てをサポートできるよう、コンテンツの充実とサービスの向上に努めてまいります。

エデュママブック これまでの記事