第22回 学校のレベルをバカにしていませんか?

子どもの能力を引き出す、やる気にさせる上手なほめ方・叱り方

第22回 やる気を引き出す「子どものほめ方・叱り方」(2013年8月30日)

学校説明会。4~5年生のころは期待に胸をふくらませて、親子そろっていろんな学校を訪れるもの。そしてその学校の偏差値を見て、「あと少し偏差値を上げれば、ここも受験できるのよ」など、親は子にハッパをかけたりします。そんなチャレンジ校の見学では、子どももいい印象を持ち、頑張ろうという気持ちをかきたててくれるでしょう。

でも行った学校の偏差値が低いと、親は、「ここは誰でも入れるのよ」「受験する価値あるかどうか」などと言ってしまうことがあります。受験がだいぶ先で、実際にどこを受験するかはっきり決まっていない段階でのことです。

説明会に行ったということは、「もしかしたら受験するかも」と思っているということ。滑り止めであれ他の理由であれ、もし本当にその学校を受験することになったら、子どもはどう思うでしょう。どんな気持ちでその学校の入学試験を受けるでしょう?

子どもがこれからどれくらい偏差値をあげてくれるか、先のことはわかりません。それでも子どもは試験に合格して入学したいという気持ちをバネにして、必死で受験勉強に励んでいます。もしかしたら志望校のひとつになるかもしれない学校をあらかじめ否定してしまうような言葉は、言ってしまったずっと後になって、子どもを傷つけてしまうのです。

まず、受験そのものによくない影響を与えかねません。その学校に合格して入学することになったらその後も尾をひきます。よくない学校に通っているなどという気持ちは成長期には最悪です。さらに、卒業後に学歴によるコンプレックスを抱かせてしまう可能性さえあります。

親は軽口で言ったつもりでも、子どもの頃に抱いたイメージはずっと心に残るもの。親としては肝に銘じたいものです。

◆おすすめ記事
東大・京大生が育つまで『公立両親から生まれた東大生! Kさんインタビュー』はこちら>>

<<プロフィール>>高木 潤子(たかぎ じゅんこ)
若いころから週刊誌・女性誌で、子育て・インテリア・料理など幅広い分野の記事を取材執筆。仕事量を減らして二児を育て、インターエデュはお受験ママとして活用。現在も取材・編集・執筆と幅広く活躍中。

やる気を引き出す「子どものほめ方・叱り方」 アーカイブ