第84回 夏期講習、何日ぐらい通ってる?
夏期講習、2週間以上通うお子さまが半数以上2014年7月25日
中学受験を目指す小学生のほとんどが受講する夏期講習。エデュママにとっては費用やお弁当が大変な夏期講習。エデュママのお子さまは、何日ぐらい受講しているのかうかがってみました。
結果は、まず夏期講習を受講する人が4人のうち3人。日数別にみると、「30日前後かそれ以上」、つまり夏休み期間中ほぼ毎日通うというお子さまが7%。「21日前後」=3週間みっちり組が26%、「14日前後」=夏休みの半分ぐらいが26%、「7日前後」=約1週間が14%という結果になりました。
学年別には聞いていないのですが、おそらくほぼ毎日と3週間組が、5、6年生、1、2週間組が3、4年生といったところでしょう。また、ほぼ毎日通うというお子さまは、メインの夏期講習とともに志望校別の講習なども受講されるのでしょう。
集中して勉強すれば大きな成果が!
このグラフからは、「夏休み」という言葉のイメージとはまったく違う「夏」を過ごしている中受生の現実が見えてきます。こんなところからも「中学受験はかわいそう」という印象が生じるのでしょう。でも反面、休みというのは、何かに集中するのに適した期間でもあります。そして何事も集中して取り組めば、いつもよりぐっと大きな成果が生まれます。1か月というのは何かに集中するのにちょうどよい期間でもあります。
実際、夏休みに頑張ったおかげで苦手科目が得意科目に変わったという話や、2学期に入って志望校をランクアップしたという話も聞きます。成長期の子どもならではのダイナミックな変化が期待できるのも、夏休みなのです。
目標設定とスケジューリングでサポートを
ただ、ここで気をつけなければならないのは、大人でも子どもでも、いやいややっている限り集中はできないということです。受験勉強が楽しい、面白いと思ってくれればそれにこしたことはありませんが、全科目が面白いと思えるお子さまはそんなにいないでしょう。それでも、はっきりした目標があり、その目標に向かう道筋が見えていて、一段一段自分がそれに向かってステップを上っている実感があれば、いつのまにか集中していけるものです。
エデュママの皆さん、この夏は、目標設定と無理のないスケジューリングで、無理強いせず、お子さまをしっかりサポートしてあげてください。GOOD LUCK!
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