第89回 今通っている学校の教育内容・教師の質に満足していますか?

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6割以上が「満足」。しかし公立への辛辣な意見がズラリ!2014年10月24日

第89回 今通っている学校の教育内容・教師の質に満足していますか?

学校の教育レベルや教師の質は、保護者としては重大な関心事。そこで、「今通っている学校の教育内容・教師の質に満足していますか?」とうかがってみました。

左がその結果を集計したグラフです。「とても満足している」(25.4%)と「まあ満足している」(38.2%)を合計すると、6割以上の人が満足していると回答。意外に高い数字が出ました。

インターエデュは受験支援サイトですから、私立学校に通うお子さまをお持ちの回答者よりも、今現在は公立学校に通っている回答者のほうが多いはずです。国の教育制度改革や、現場の先生方の努力が、少しずつ実りつつあるのかもしれません。

ところが、自由に書いてもらったご意見のほうは、公立学校への辛辣な批判がズラッと並び、肯定的な意見は皆無。以下に、否定的な意見を引用します。

◆教え導くという姿勢を持った先生にあまり出合わない。怒鳴ったり、罰でいうことを聞かせるタイプの先生か、あまり子どもとやりとりをしない先生にしか見てもらっていない。
◆公立小は学力でなく人間関係を学ぶ場所と割り切りました。公立中学に行っても学力向上なんて期待できないと思い中受することを決めました。
◆公立中です。学校は生徒の管理と調教をしているだけで、教育なんてしていません。授業は下手で低レベル、指導は自分の嗜好と気分次第。友人との時間以外はすべて時間の無駄です。

通っている子どもがかわいそうになるくらいの内容です。一方、受験をして志望校に入学した人の意見は、こんな具合。

◆わが子にとっては理想的な学校。志望校選びで絶対ここ!と思った通りの学校だった。直感は大事だと感じた。
◆面倒を見すぎない校風が、本人の成長にとても役立っています。優秀で多彩な友達からたくさんの刺激を受けるとともに、自分からも友達に影響を与えるべく、精進しているようです。

公立学校に対する意見と比べると、正反対です。充実した学校生活を送っている子どもの姿が目に浮かぶようです。

2005年に内閣府が行った「学校制度に関する保護者アンケート」でも、国立や私立の小中学校に通わせている保護者のほうが、公立に通わせている保護者よりも、教師に対する満足度がずっと高いという結果が出ています。まあ、自ら選んで受験した学校のほうが、何もしなくても入れる学校よりも満足度が高いのは当然なのかもしれません。

今回の結果の見方としては、6割以上の人が「満足」というより、4割近い人が「不満」ということのほうが、教育機関としては問題なのかも。ともあれ、公立と私立、また地域による違いなどで教育格差が広がらないように望みたいものですね。

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