第90回 教育に関する悩みランキング発表!
教育に関する悩みNO.1は「子どものやる気」2014年11月14日
小学生のお子さまを持つエデュママのみなさんに、ズバリ「教育について今の悩みは何ですか?」と、左のグラフの選択肢を用意して選んでいただきました(複数回答)。 見てのとおり、いちばん多い回答は、「子どものやる気」。「うちだけではないのね…」と思われる方が多いのではないでしょうか?
続いて第2位が「資金面」。インターエデュでも「世帯年収に占める教育費の割合は、子どもふたりの世帯で平均40%」というご報告をしていますが、今や、子どもを持てば逃れられない現実。ましてや教育熱心で中学受験を目指す親御さんであれば、お金いくらあっても足りないという思いになってしまうでしょう。
そして第3位が「学力不足」。わが子には、常に現状より高い学力を願う親御さんがとても多いということでしょう。ちなみに世の中全体で見ると、内閣府の調査で、「勉強や成績について不安を感じている」保護者は約49%、「進学や受験について不安を感じている」保護者は約56%という結果です。
★「やる気」を出すには「○○しなさい」と言わないこと
ところで第1位の「子どものやる気」ですが、子どもに「やる気を出しなさい」「勉強しなさい」と言ったところで少しも「やる気」は出てこない、むしろ逆効果だというのが、塾の先生方の一致した意見です。
エデュのメルマガ監修をお願いしているプロ家庭教師の西村則康先生も、カリスマ算数講師の宮本哲也先生も、親の「○○しなさい」は、むしろ子どもの「やる気」を失わさせるとおっしゃいます。親からすれば、いくら待ってもダメだからしかたなく…という思いがあるわけですが、それでもなお見守りながら待つことが肝心。そして人間が「やる気」を出すのは、楽しいこと、面白いと思えることに対してなのだから、勉強に対して楽しい、面白いと思える環境作りや言葉かけをして、子ども自発的にやろうとするまで待ちましょう、というのがプロフェッショナルの一致した意見なのです。
親には、「○○しなさい」という言葉をぐっとこらえて、できたことを褒める、やりたくなるような環境を作る、親が同じようなことをしている姿を見せるなど、さらなる忍耐と工夫が必要なようです。難しいことですが、わが子のため、がんばってください。
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