第96回「ゲーム時間」お子さまと約束していますか?

見て・知って・答えて!エデュママアンケート調査

決まりがある家庭が半分弱。ゲームしない子が4人にひとり2015年2月13日

第96回「ゲーム時間」お子さまと約束していますか?

子どものライフスタイルと切ってもきれないゲーム。ベネッセ教育総合研究所の2013年の調査によると、子どもがゲームをする時間は、5年前より1日平均で5分以上長くなっています(小5で35.7分から41.5分へ、小6で36.5分から43.0分へ)。そこで、エデュママのご家庭では、ゲームの楽しみ方についてお子さまと何か約束をしているのかどうか、うかがってみました。

その結果が左のグラフです。「1日何時間までと決めている(22.8%)」と「目安を伝えている(21.5%)」というご家庭が合計44.3%と全体の半分弱。「約束事なし」が14.6%。逆に「ゲームは禁止」が10.8%。そして「お子さま自身がゲームをしない」というご家庭が23.4%となっています。

全国的にはどうなのでしょう? 『全国学力・学習状況調査』に関連して行われた保護者対象の調査報告がありました。選択肢は異なりますが、小学校6年生の保護者の場合で、「ゲーム(コンピュータゲーム、携帯式のゲーム含む)で遊ぶ時間を限定している」保護者が約6割。限定していない保護者が4割弱。ゲーム機をもたせていない保護者が5%以下。この調査には、「子ども自身がゲームをしない」という選択肢がないので、そのまま比較することはできませんが、全国的に見ても、エデュママのご家庭も、ゲームについて約束事がある家庭とない家庭が拮抗しているように見受けられました。

ちなみに『平成26年度全国学力・学習状況調査』で、平日のゲーム時間を児童に聞いたアンケートによると「ゲームを全くしない」という回答は13.6%。エデュママのお子さまの場合(23.4%)とは、ずいぶん開きがありました。

気をつけるべきは“約束はしたけれど守れていない”

最後に、ちょっと興味深い報告があったので付け加えておきます。福岡市教育委員会の『小・中学生のメディアに関する意識と生活調査』です。この中に「ケータイやゲームについて家の人との間に約束したことを守っているかどうか」と「ゲームやケータイへの依存度」との関係に関する分析がありました。それによると、「家の人との間に約束がない」子どもより、「約束があるのに守っていない」子どものほうが、ゲームやケータイへの依存度が高くなっているとのこと。子どもとの約束事というのは、やはり決めればいいというような単純なものではなく、子どもに合わせ、状況に合わせて慎重に考えなければならないものなのですね。

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