第122回 子どもの成績に満足しているママは何%?
inter-edu’s eye
子どもの成績は、親の最大の悩みのひとつ。実際にどれくらいの親御さんが成績に不満を持っているのかアンケートをとってみたところ、こんな結果に。
3分の2に近い割合で「成績に満足」
「お子さまの現在の成績について、あなたの思いに近いのは?」という聞き方で、現在のお気持ちをうかがってみたところ、左のグラフのように「満足」と「まあ満足」を合わせて、62.3%!逆に「少し不満」「大いに不満」は合計で、33.4%という結果になりました。エデュママが3人集まったら、そのうち2人はわが子の成績に満足しているということです。親の大半が子どもの成績に不安を抱いているのでは?と想像していたのですが、実際にはそうでもありませんでした。
それにしてもこの結果、お子さまが中学受験をするご家庭が多いエデュママゆえなのか、それとも小学生の親として平均的なものなのか、同じような設問の調査結果がないので、はっきりしたことはわかりません。参考までにベネッセ教育総合研究所の「小中学生の学びに関する実態調査」を見てみると、「学校や塾での成績」が悩みという親は、小学生では25.2%。それが中学生になると44.5%と急上昇しています。小学生のうちは、成績に悩む親御さんは多数派ではないのかもしれません。
本格的に成績に悩むのは中学以降?
また、トレンド総研というところの中高生の親を対象とした「教育に関する意識調査」では、子どもの進学に関する悩みの第1位が「学力・成績」(71%)で、「進学費用」(68%)より上位にきています。やはり多くの親が、子どもの成績について本格的に悩みはじめるのは、中学生以降ということなのでしょう。
とはいえ、だいたい満足していても、できればもっと上を…と望んでしまうのが親というもの。昔から親はわが子に際限のない夢を抱くもので、だからこそ「親バカ」とか「親の欲目」とか言われてきました。でもそんな親の期待こそ、子どもの心の中にやる気のベースを作ってくれるのだと多くの教育者は語っています。そのときどきの成績は冷静にみなければならないけれど、“うちの子ってすごいかも?!”という思いを抱き続けることもまた、大事な親の役割なのかもしれませんね。
●ベネッセ教育総合研究所「小中学生の学びに関する実態調査 2014年10月」
●トレンド総研「教育に関する意識調査」
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