第129回 学資保険の加入率ってどれくらい?
inter-edu’s eye
中学受験を目指すと、ホント教育費って際限がない…そんなため息をもらすママも多い昨今。学資保険に加入している人はどれくらいいるのか、アンケートを実施してみました。
◆ほぼ半数の人が学資保険に加入
学資保険の加入率は、ほぼ回答者の半数の47.4%でした。そして、学資保険以外で教育費目的の積立を行っている人が20.5%。あわせて67.9%、つまり3人に2人は教育費を積み立てているという結果になりました。ネットで他の調査も見てみましたが、子どものいる家庭の学資保険加入率は、だいたい60%前後。半分以上の家庭が、お子さまの誕生時か幼児のうちに加入しているようです。
ところで、学資保険の返戻(へんれい)率はどれくらいになっているか、確認していますか? 払い込んだ保険料の総額に対して、満期保険金と入学祝い金、つまり将来もらえるお金の合計がどれくらいになるかということです。100%以上ならば戻ってくるお金のほうが多く、100%未満なら払い込んだお金の方が多くなります。一般に返戻率が100%未満の保険は、子どもの医療保障、入院保障などの保障部分が厚くなっています。
お子さまが誕生したときに加入し、その後口座から引き落とされるままにしていると、どんな特約をつけたのか忘れていたりしますので、時々チェックしておきたいですね。
◆学資保険以外でも教育費積立は可能
学資保険の多くは加入時に年齢制限がありますが、中には小学生でもOK、さらには高学年以上でもOKという学資保険もあります。もちろん払込期間が短くなるのでその分、月額の保険料は高くなります。この場合も、貯蓄性を重視するなら返戻率をしっかりチェックしておきましょう。
また、学資保険以外で教育費の積立をするときにおすすめと言われているのが、「低解約返戻金型終身保険」です。終身型の死亡保険の一つですが、保険料払込期間終了時の解約返戻金の戻りがよいので、これを教育費にあてるという方法です。目的によっては学資保険よりこちらのほうが有利ということもあります。
さらに2016年からスタートした「ジュニアNISA」も、株式投資に関心のある方は注目しています。毎年80万円まで非課税投資枠で運用したお金を教育資金にあてるという手法です。ただし非課税期間は5年間で、お子さまが18歳になるまでは払い出し制限があるのでご注意を。
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