第130回 スマホ&携帯、持たせるのはいつ?

inter-edu’s eye
小学生にとっても一般的な連絡ツールとなりつつあるスマホ。でも親御さんとしては心配事が多々あるでしょう。何歳から持たせる方針か、アンケートでうかがってみました!

◆3人にひとり以上が小学生から

スマホ,携帯電話,アンケート結果

「子どもにスマホ&携帯を持たせる(持たせた)のはいつ?」という形でうかがった今回のアンケートは、左グラフのとおり就学前が4.1%、小学 1~6年が32.8%、中学生が29.4%、高校生が18.6%、高校卒業後が9.0%など、回答に大きなバラつきがありました。

スマホ&携帯には、さまざまな種類がありますし、また親御さんごとに持たせ方の方針や、考え方があるのだと思います。持たせる理由として、「最近は公衆電話がないのでしかたなく」というコメントもいただき、切実な様子がうかがえました。

他サイトのアンケートを調べてみたところ、2013年の調査で「子どもにスマホを持たせても良いと思うのは?」には、半数近くの人が高校生以上と回答。また2014年の同様の調査では、1位が高校生で32.7%、2位が中学生で30.5%、小学生以下は15%でした。今回の回答とは結果がずいぶん違います。この違いが調査時期のせいなのか、あるいはエデュママのお子さまの多くが通塾しているためなのかはわかりませんが、いずれにせよ、外出時にスマホを携帯している小学生は増えているようです。

◆ルールを決めて持たせる時代に

子どもにスマホを持たせる心配の多くは、インターネット接続に起因しています。青少年に健全なインターネット利用を促したい政府もその思いは同じで、今では毎年、内閣府が10歳~17歳の生徒とその保護者を対象に、さまざまな接続機器によるインターネットの利用状況を調査しています。

その最新版(平成27年度)を見ると、小学生(10歳以上、以下同じ)の利用率は、スマホ(子ども向け含む)が23.7%、携帯電話が9.2%、子ども向け携帯が21.8%で、合計すると50%を超えています。またスマホ、携帯、PC、ゲーム機など、インターネットに接続できるなんらかの機器でインターネット接続をしている小学生も、半数以上の61.3%です。そしてスマホを使っている小学生だけを見ると、その約9割がインターネットを利用しています。こうみてくると、今や課題は、スマホを持たせるかどうかではなく、どんな機器にするか、どんなルールを決めるかといったあたりにありそうです。

同じ内閣府の調査によると、保護者がなんらかのルールを決めているのは、小学生で73.7%。しかしその中身は「利用する時間」(43.1%)がいちばん多く、次いで「利用する場所」(30.9%)です。「メールやメッセージを送る相手の制限」「利用するサイトとやアプリの制限」などは20%以下となっていました。

スマホやインターネット接続によって、子どもが巻き込まれるトラブルの種類はどんどん増えています。最近は小学生でも、LINEなどSNS利用による友達間トラブルが多いようです。スマホ&携帯は親子の連絡ツールとして不可欠というご家庭も多いと思いますが、機能制限だけでは対応できないリスクもあります。親子で話し合って成長途上にお子さまにふさわしいルールを決めてくださいね。下記の参照サイトも参考になると思います。


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