第133回 中学受験生のパパの最終学歴は?

inter-edu’s eye
以前、エデュママの最終学歴をうかがいました。そこで今回は中学受験生のパパの最終学歴をアンケート。結果は大卒・大学院卒が圧倒的多数派でした!

◆中学受験生のパパは5人中4人以上が大卒以上!

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平成22年度の国勢調査で、中学受験生の父親と同じ世代にあたる30、40代既婚男性の最終学歴を調べてみると、高卒以下が41.2%、短大・高専卒が11.6%、大学・大学院卒が35.3%と、大学卒以上は全体の半数以下です。

これに対して、今回の集計結果は、大卒が文系・理系をあわせて54.3%、大学院卒が31.0%。つまり5人のうち4人以上が大卒以上、また3人に1人近くが大学院卒になりました。対して短大・高専・高校・中学卒を合わせても、その比率は5人のうちひとり以下です。中学受験を目指すお子さまを持つパパは、世間一般の男性と比べて、圧倒的に高学歴な男性グループということがわかりました。

次に、今年2月にレポートしたエデュママの最終学歴と比べてみましょう。パパは、大卒が54.3%なのに対して、ママは48.3%、大学院卒はパパ31.0%に対して、ママ18.4%。短大・高専・高校・中学卒の合計はパパ14.6%、ママ33.3%。これはママの短大卒が15.8%と男性1.2%に比べて大変多いためで、高専・高校・中学卒の比率はパパとママで大きな差はありません。

◆「高学歴志向」には母親の学歴が影響?

以前もご報告した通り、親の学歴はその経済力以上に、子どもの成績に大きな影響を及ぼしています。それではパパとママの学歴のうち、どちらがより大きく影響しているのでしょうか? そんな素朴な疑問を持ってネット検索していたら、興味深いレポートがありました。

「両親高学歴」と「父親のみ高学歴」を比べたとき、「子どもの学歴」に与える影響に大きな違いはありません。しかし「高学歴志向」、つまり子ども自身が高い学歴を持ちたいと思う、あるいは親が子どもを高学歴にしたいと思う気持ちについては、母親の学歴が影響を与えているというのです。この結果を信じれば、高学歴の母親を持つ子は高学歴志向になるが、それが結果として最終学歴に与える影響は、父親の学歴ほどではないということになります。これ、ちょっと気になるレポートですよね。

■参照サイト

●平成22年国勢調査 産業等基本集計(労働力状態,就業者の産業など)全国結果
→上記より「教育10-1」の集計結果(csv)を参照

●東北大学平成23年度教育学実習(統計的調査実習) 教育達成・教育意識に対する親学歴の影響-両親学歴の組み合わせに着目して


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