第134回 中学受験生ママの読書率は?

inter-edu’s eye
中学受験生のママはどれくらい読書しているのでしょうか? アンケートを行って大人全体の調査結果と比べてみました。なるほど納得、やっぱり学力の高いお子さまの親御さんには読書家が多いんですね。

◆エデュママは読書家が多い

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「子どもは大人よりも多くの本を読んでいる」ってご存じですか? 文部科学省のサイトに「親と子の読書活動等に関する調査」というものがのっていて、少し古いデータではあるのですが、子どもが1か月に読む本は「4~6冊(17.4%)」という子が最も多いのに対して、保護者で一番多いのは、「0冊 (27.4%)」なのです。

子どもの読書量は、小学校が読書の時間を取り入れるようになってずいぶん増えています。でも大人の世界では読書離れが確実に進んでおり、他の調査では、1か月に1冊も読まない大人は半数近くにのぼっており、保護者の結果以上に悲惨です。

そこで、中学受験生を持つエデュママの場合はどうなんだろうと、上記文科省の調査と同じ選択肢でアンケートしてみた結果が、左の大きな円グラフです。一番多いのは、やはり「0冊」ですが、その比率はたったの17.8%。つまり1か月に1冊以上本を読んでいる人が80%以上になっています。しかも、そのうち4冊以上読んでいる人が約40%、10冊以上読んでいる人だけでも20%を超えています。中学受験生を持つエデュママの多くは、読書離れの世相とは無縁なんですね。

◆親子の読書量と学力の関係は歴然!

実は、最近の調査(学研教育総合研究所2015年)で、親の読書量と子どもの読書量との間に相関性があることが報告されています。「本をまったく読まない親の子どもの1か月の読書量が平均2.1冊であったの対して、本を1か月に6冊以上読む親の子どもの読書量は平均6.9冊でした。」とのこと。

また、学力に影響を与える要因を分析した研究報告の中には、保護者自身の生活や行動が子どもの学力と深く関係しており、規則正しく生活していること、社会的関心が高いこととともに、親が本を読んでいる家庭ほど子どもの学力が高いと記してありました。さらに、子どもに本や新聞を読むように働きかけたり、読んだ本の感想を親子で話し合ったり、幼い頃、絵本の読み聞かせをした家庭ほど、子どもの学力が高いことも報告されていました。

子育て応援サイトに、読書好きでない子を、なんとか本好きにしようとしたママの体験談がのっていて、こんなメッセージがありました。「子どもの頃にたくさん本を読んだ人は知識があります。大人になってたくさん読んでも、残念ながら子どもの頃に大量に読んだ人にはかないません。」

そうですよね。大人なら誰でもうなずいてしまう言葉だと思います。もし今、ママ自身が、あるいはお子さまが忙しすぎて、本と縁遠くなっているならば、この体験談を参考にして少しでも本を身近で楽しむ生活を取り戻していただきたいと思います。


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