お子さまの健康で心配なことは何ですか? 第136回

inter-edu’s eye
子どもに健康でいて欲しいと願うのは、いつも時代も同じ。ですが、現代の生活環境が変化する中で、子どもの健康問題も変わりつつあります。特に中学受験を控えるお子さまはどうなのか調べてみました。

◆生活習慣がもたらす問題だからこそ、子どもと一緒に考えよう

アンケートの結果は、1位が「視力低下」、2位は「睡眠不足」、3位は「アレルギー」となりました。
この3つの健康問題、現代病としてもメディアにもよく取り上げられますね。実態を把握しながら、一緒に対策を考えていきましょう。

生活習慣がもたらす問題

1位 視力低下は…

エデュママが子どもの頃と比べるとどうでしょうか?
文部科学省の調査によると、裸眼視力1.0未満の小学生は、調査数全体の30.97%。30年前の父母世代の18.72%と比べ、多くなっています。
それは、現代の生活が近業(近くを見る作業)中心のため、近視が増えていると言われています。

子どもの近視の原因は何かというと、実はよく分かっていません。遺伝因子と環境因子が複雑にからんで起こると考えられています。
また、体の成長とともに眼球も発育して大きくなるため、眼軸長が伸び近視になりやすいという説もあると、日本眼科医会では述べられています。

何とかして視力低下を食い止めようと躍起になっても、致し方ない部分もありますので、気負わずに、日々の生活で取り入れられる予防法を試してみてください。
詳しくは、エデュママリサーチ「お子さまの将来のために!視力低下を防ぐ方法」で紹介しています。

2位 睡眠不足は…

先日行ったアンケート「中学受験生の平均睡眠時間は?」では、7時間以下というお子さまが、38.5% という結果がでています。
小学生全般では、小学4年生で9~10時間、小学6年生で8~9時間ですから、中学受験を目指すとなると短くなる傾向にあるようです。

「子どもがやる気を出しているから、遅い時間でも勉強を続けさせたい。でも睡眠時間も確保してあげたい!」そこは親の工夫次第です。

一日のスケジュールを書き出してみて、食事やお風呂の時間を前倒しにしたり、早起きの習慣をつけて、起床後から朝食までの時間を勉強に充てたりなど、できることがあるはずです。
お子さまも時間管理の意識が身につき、一石二鳥です。

◆アレルギーは今や国民病!? どう乗り越える?

3位 アレルギーは…

アレルギーは今や国民病!? どう乗り越える?

厚生労働省の新しい調査結果では、なんと全人口の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患にかかっているとの見解。
食物アレルギーは学童期で全体の1~2%、アレルギー性鼻炎は総患者数のうち0歳から19歳で43%という割合です。

給食によるアレルギー反応で亡くなった小学生のニュースが、記憶に新しいところですし、子どもの花粉症の増加と低年齢化も指摘されています。

気になるのは、お母さまの心労。アレルギーを起こさないようにと、日常生活で神経質になりがちですし、かゆみや鼻詰まりが気になって、勉強がはかどらない子どもを見ると、歯がゆい思いで余計落ち込んでしまいますよね。
同じ悩みを持つお母さまは多くいらっしゃるので、掲示板でもぜひ相談してみてください。

そして、アレルギーの研究分野は日進月歩です。お子さまと一緒に、最新情報を調べてみてはいかがでしょうか。
自分の身体の状態を知ることで、科学・医学・薬学への興味がわくかもしれません。

何事もマイナスをプラスに転じる発想。これが中学受験ママに必要な裁量ではないでしょうか。


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