中学受験は“親も受験”?慶應藤沢中等部合格秘話! 第8回

inter-edu’s eye
第8回では慶應義塾湘南藤沢中等部に合格した親子にインタビュー。お子さま、親御さんにそれぞれの秘話をうかがいました。中学受験で親ができる一番のこととは?

中受のきっかけは小学校1年生で観たあの番組

手探り状態からのスタート

慶應親子正面
【K親子 プロフィール】
・慶應義塾湘南藤沢中等部合格
・インタビュー回答:お母さま、ご本人
・Kくんは将来やりたいことがいっぱい
・受験ドクターでは国語を受講

エデュ:慶應義塾湘南藤沢中等部へのご入学おめでとうございます。はじめに受験しようと思ったきっかけを教えてください。

Kくん:小学校1年生のときに、「ピタゴラスイッチ」というテレビ番組を観て、興味を持って…。そこに出ていたのが慶應義塾大学の先生で、その下の中学校に入れば道が見えてくるのではないかなと思ったのがきっかけです。具体的に中学受験を意識し始めたのは、小学校4年生ぐらいです。


エデュ:お母さまは最初から中学受験を意識していたのですか?

お母さま:元々0歳の頃から幼児教室に通っていて、周りは小学校受験をする家庭もあって。でももし合格して通うことになっても家から遠いので、小学校受験はちょっとという感じでした。そんななか息子がピタゴラスイッチを見て、興味を持ち、慶應義塾大学の付属校の慶應義塾湘南藤沢中等部がたまたま家の近くだったので、中学受験を意識するようになりました。

文化祭にも小学校4年生から毎年行っていたのですが、とにかく挨拶を向こうからしてくれるのと学校全体の雰囲気が良かったので、「ここにしよう!」という感じでした。ただ、私も主人も中学受験経験者ではなかったので、本当に最後まで手探り状態でした。

国語の入塾テストを白紙で提出

苦手科目克服のポイントは?

慶應1

エデュ:塾選びのポイントを教えてください。

お母さま:3つあります。小学校4年生から3年間の長期で通うので、まず家から近いこと。そして息子が人と競い合うのが好きなので、個別ではなく集団塾。最後に志望校の合格実績がある塾で絞りました。下見や体験を繰り返し、通う塾を決めました。


エデュ:塾選びは重要ですからね。一日どのぐらい勉強していたのですか?

Kくん:塾のある日は塾での授業も含めて、3時間~3時間30分。塾のない日は別の習い事をやっていたので、2時間~2時間30分ぐらいです。


エデュ:受験で最も苦労したことは何ですか?

Kくん:苦手科目の国語の克服です。これが本当に苦手で…。どのぐらい苦手かというと、塾に入りはじめの頃、白紙でテストを提出してしまうぐらい苦手でした。そのかわり算数は満点だったので、差がはっきりしていましたね。


エデュ:白紙ですか!? そこからの苦手科目の克服法をぜひ教えてください。

Kくん:受験ドクターに入り、どこが違うのか、1個1個分けて論理的に説明してもらったり、元々通っていた塾の先生に分からない所を分かるまで聞いていました。あとは母が四字熟語の暗記カードを作ってくれたり、トイレや洗面所に覚えていない問題を貼り出してくれたのも大きかったと思います。


エデュ:お母さまのサポートも苦手科目克服につながったということですね。

お母さま:先ほどもお話した通り、主人も私も中学受験経験者ではなかったので、「何かできることはないか」という思いで、自分たちも中学受験の勉強をして教えていました。苦手克服以外にも主人は算数を教えたり、私は栄養面を考えて、冬は野菜たっぷりの豚汁を作って持たせたり、一緒に漢検を受けたり、最後の方は、ダイニングテーブルで家族総出で勉強したり…。今、考えても我が家は「中学受験は子の受験」ではなく、「親も受験」状態でした。

中学受験の成功は子どもを信じること

とにかく何でもいいのでサポート

慶應2
このお守りは友達やお母さまが贈った、愛情たっぷりのお守りです。

エデュ:まさに家族一丸となっての中学受験ですね。

お母さま:そうですね。あとは、慶應義塾湘南藤沢中等部は親の面接もあり、塾の先生に面接の練習をしてもらったりしました。私も主人も、面接の機会がないので、緊張してしまって…。当日は練習の甲斐もあり、リラックスして受験することができましたが、大変でした。

エデュ:日常で面接を受けるような機会はなかなかないですからね。最後に、これから受験する人に向けて、Kくんお母さまそれぞれメッセージをお願いします。

Kくん:一度決めたら最後までやり通すことですね。ただそのためにはモチベーション維持も重要になってきます。一日の中で10分程度でもいいので何か自分の好きなことができる時間を作り、それがあるから勉強も頑張る!というようにメリハリをつけるといいと思います。


お母さま:まず子どもを信じて、「あなたなら絶対大丈夫だから」と、不安にさせずフォローしてあげることが重要だと思います。子どもは宿題などで手一杯だと思うので、子どもに対してできることを何でもいいから見つけてやってあげると良いと思います。

■取材協力

受験ドクター

SAPIX、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミーなど大手有名塾の元講師による中学受験専門の個別指導塾、家庭教師センターを運営。2016年度、開成中学校の合格者数12名で個別指導塾開成中学校合格者数No.1。
プロ講師による無料の学習相談も随時受付中。


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