志望校がぶれた?お母さまの本音もポロリの駒東合格秘話

inter-edu’s eye
第9回では駒場東邦中学校に合格した親子にインタビュー。お子さま、親御さんにそれぞれの秘話をうかがいました。お母さまの本音もぽろり…これから受験を考えているお母さま必見です。

お母さまも中学受験経験者、息子にも受けさせたい

校風、合格実績から駒東受験を

駒東親子正面
【KM親子 プロフィール】
・駒場東邦中学校合格
・インタビュー回答:お母さま、ご本人
・Kくんは将来人の役に立つロボットを作りたいそうです
・受験ドクターでは算数・国語を受講

エデュ:駒場東邦中学校へのご入学おめでとうございます。はじめに、中学受験をしようと思ったきっかけを教えてください。

Kくん:母のすすめで、小学校4年生ぐらいからSAPIXに通い始めました。でも、最初は中学受験の存在自体知らなくて。公文にそれまで通っていたのですが、習い事がまた1つ増えるなと軽い気持ちでした。

小学校5年生のときに、いくつかの学校の文化祭に母と参加しました。そこで見た駒場東邦の物理部のUFOキャッチャーがすごくレベルが高くて。この学校に行きたいと思い、受験を決めました。

エデュ:お母さまは最初から中学受験を意識していましたか?

お母さま:実は長女も私も中学受験経験者で。小さい頃から息子にもと考えていました。文化祭以外にも体育祭なども見学して、息子に一番合うだろうなと思う学校、そして息子自身が行きたいと思える学校を受験させるように考えていました。

エデュ:駒場東邦のどのあたりが息子さんに合うと思いましたか?

お母さま:2つあります。1つ目は「校風」です。事前情報で「真面目で、派手ではない」というのを聞いていたのですが、実際に文化祭を見てもそのイメージは同じで息子に合うなと。2つ目は「大学への合格実績」です。とくに近年の伸びは目を見張るものがあったので、魅力的でした。

父親と喧嘩しつつも合格目指す

完全に駒東絞りの試験対策

駒東親子1

エデュ:塾選びで重視したところを教えてください。

お母さま:一番はやはり「合格実績」。あとは、近所のお友達が4人ぐらいSAPIXに通っていて、塾が終わったら一緒に帰ってこられるので選びました。

エデュ:確かにご友人が一緒だと、親御さんもお子さまも安心ですね。勉強はどのぐらいしていましたか?

Kくん:塾がない日の平日は4時間、土曜日は8時間くらいです。夜は10時には寝て、毎日朝1時間勉強していました。

基本的には塾中心でしたが、家では父が仕事から帰ってきたら、つきっきりで算数を教えてくれたりしました。たまに喧嘩することもありましたが、父も自分の時間を削って教えてくれたので、今思い返すと本当に感謝しています。

エデュ:つきっきりで…それはありがたいですね。算数が苦手科目だったのですか?

Kくん:そうですね、算数と国語が苦手でした。とくに国語は、物語文で理解できるときとできないときがあり、最後まで苦労しました。

エデュ:どうやって苦手科目を克服しましたか?

Kくん:小学校6年生の9月に受験ドクターに来て、個別指導を受けました。それまでも必死で勉強していたのですが、なかなか上がらなくて…。個別の方が質問しやすかったし、じっくり丁寧に教えてもらうことができました。また、駒場東邦の過去問を中心に行い、出題されるパターンを教えていただき、試験にのぞみました。

成績によって志望校がぶれてしまったお母さま

息子には本当に申し訳ないことをした…

駒東親子2

エデュ:Kくんから見てこれはやってもらって嬉しかった!というサポートはありますか?

Kくん:勉強面では父がつきっきりで算数を教えてくれたことです。あとはサポートとは少し違うかもしれませんが、塾が終わって家に着くのが21時30分頃なのですが、夕食を食べるのを待っていてくれたことが嬉しかったです。

エデュ:1人で食べるのは寂しいですからね。食事・体調面でも気をつかっていましたか?

お母さま:そうですね。食事面では、高タンパク質・低カロリーの鶏肉を使った料理を作ったりしていました。体調面ではインフルエンザ予防に効くと言われている、通常のヤクルトより大きい、「ヤクルト400」を注文して届けてもらって飲んだりしていました。

エデュ:受験を終えて合格したお気持ちを教えてください。

Kくん:模試などを受けても駒場東邦の合格率がだいたい30%で、まさか合格するとはという気持ちでした。中学受験を辞めたいとは思ったことはないけど、つらかったので本当に嬉しかったですね。

エデュ:お母さまから見て、受験を振り返っての反省点はありますか?

お母さま: 成績が上がると「もっと上を狙えるのでは?」、逆に成績が下がると「志望校を下げたほうがいいのでは?」と私がぶれてしまったことです。旦那にも怒られてしまいましたし、一生懸命、駒場東邦を目指していた息子には本当に申し訳ないことをしたなと反省しています。

エデュ:最後に合格の秘訣をそれぞれ教えてください。

Kくん:早くから駒場東邦の受験を決め、それに対してしっかり対策ができたことです。

お母さま: 私たちや塾のサポートも合格の要因としてはありますが、やっぱり一番は息子が、「駒場東邦に行きたい!」という思いを捨てなかったことだと思います。周りが何を言おうが、受験は最後は本人の力が試される場ですので。

■取材協力

受験ドクター

SAPIX、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミーなど大手有名塾の元講師による中学受験専門の個別指導塾、家庭教師センターを運営。2016年度、開成中学校の合格者数12名で個別指導塾開成中学校合格者数No.1。
プロ講師による無料の学習相談も随時受付中。


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