中学入試のその先にあるもの

中学入試のその先にあるもの2014年12月29日

自ら取り組む力を養う

自ら取り組む力を養う

4教科でのぞむ中学入試。小学生の体力、気力を考えると当然効率的な学習をさせたいと思うのが親の心情ですよね。授業で習ったことを徹底的な復習で習得させることを目的とした大手塾の指導は、まさしく授業効率を考えたものでしょう。

では、小規模な塾の指導とはどんなものなのか?
御三家・有名中学の合格実績で知られる進学教室アントレが求めている学習の基本的なあり方は、自分で取り組む力を養うことにあるといいます。
『もちろん、自宅での予習には各自に限界がありますが、まずは自分で第一歩を踏み出すことが大切。予習で理解できたことと、そうでなかったことの区分けをし、授業にのぞむことで、問題意識が生まれ、新たな発見があるのです。』と、先生はお話しになっていました。
アントレの授業が熱気にあふれ活性化されているのは、決して受け身にならない前向きな生徒が多く育っている証といえます。

与えるより引きだす

それでは、宿題はどうでしょうか? アントレは宿題の少ない塾です。4年生以上で宿題として提出が求められるのは算数の復習プリントが1枚と各教科の課題がそれぞれ少しあるだけ。大手塾から転塾してきた生徒は、その少なさに戸惑うようです。
『教科によっては演習量が必要なものもありますが、大切なのは、「こなす」より「理解する」こと。ポイントになる考え方を指導し、アプローチの仕方を考えさせ、必要なアドバイスをすることで、生徒自らが取り組む時間を大切にしています。』
「教えてもらっていないから何もできない」「教わったことしかできない」ではなくて、「まずやってみようよ!」という雰囲気。生徒たちが、困難なことからすぐに逃げ出さない粘り強さを身に着つけるための環境づくりがされています。

生徒一人ひとりのために

生徒一人ひとりのために

これらの指導を実現するのに重要なのは、やはり指導者の存在ですよね。アントレには学生や講師は一人もいません。さらに、通常授業と季節講習は同じ先生が一貫してかかわることで、連続性が保たれています。長期間の担任だからこそ、生徒のつまずきをすぐに発見でき、一人ひとりに合った受験校の選定や、家庭学習の方法など具体的な指示ができるのです。
それと同時に、ご家庭との密なつながりも育まれるので、いわゆる「月謝を運んでくれるお客様」が存在しにくい塾といえるでしょう。授業前後での質問や相談も多く、保護者会の出席率や個別面談への参加率も高い。中学受験を三位一体で目指すのに安心の密着度といえます。

中学入試はゴールではありません。
自ら取り組む力を養い、学習本来の姿勢を身につけることが、生涯の基本姿勢を築くことにつながっていくのですね。