大学情報の上手な収集方法とは?

大学情報の上手な収集方法とは?2015年4月30日

お子さまに大学について相談されても、自分の頃とは大学の様子が変わっていて的確なアドバイスができそうにない、という不安はありませんか? そんなときに困らないための、保護者が自分でできる大学情報の上手な収集方法について見ていきましょう。

■大学サイトを活用しよう

タブレット

大学の公式サイト(以下、大学サイト)は、受験側にとって正確かつ便利な情報収集の場であり、大学にとっても重要な情報発信手段となっています。その大きな理由は、大学サイト上の情報を順次最新の内容に更新できる点にあります。さらに、学校教育法施行規則等の一部改正により、大学の教育研究活動等の状況についての情報をインターネットや刊行物などを通して公表することが義務付けられました。

大学情報の入手には、まず大学サイトの「情報公開」ページを開いてみましょう。また最近では、多くの大学でスマホやタブレットに対応したサイトも用意されています。

■大学案内パンフレットを入手しよう

では、大学案内パンフレットは役に立たないかというと、決してそうではありません。パンフレットを一読すれば、その大学の概要がわかりますし、何よりも、いつでもどこでも読める点が大きなメリットです。大学案内パンフレットを入手するには、大学サイトから請求するのが一般的です。ほかに、進学相談会の会場で配布されたり、高校・予備校、大手書店などに置かれているものもあります。

■大学ランキング本から得る

大学のランキングというと、偏差値による入学難易度ランキングがおなじみですが、最近は市販のビジネス雑誌などが独自の大学ランキングを試みています。例えば『週刊ダイヤモンド』では、入試偏差値の高さ(入口)が必ずしも就職の強さ(出口)に直結しないという立場から、独自の指標による「就職に強い大学ランキング」を発表。『週刊東洋経済』では、「教育力」「就職力」「財務力」を評価軸に、「本当に強い大学総合ランキング」を発表しています。いずれも経済誌ならではの切り口で“大学の実力”をあぶり出しており、入学難易度ランキングとはひと味違った大学ランキングがビジネスマンの関心を集めているようです。

■複数の大学を比較できる進学相談会に参加しよう

親子で進学相談会

高校では年間を通してさまざまな進路指導プログラムを実施しています。保護者会や進路説明会・ガイダンス、三者面談はどの高校でも行われており、ほかに外部講師による進路や健康をテーマにした講演会、大学見学ツアーなどを行うところもあります。

また、大学から直接情報を得る方法としてオープンキャンパスがあります。大学の教職員に直接進学相談ができるうえに、実際のキャンパスを肌で感じることができるという点は重要です。複数の大学が会場に集まって開く合同の進学相談会も、複数の大学を比較しながら、直接情報も得られる絶好の場といえるでしょう。