中学校はどう変わる?2020年度大学入試改革に向けて

エデュナビニュース
2015年11月12日[PR]

中学校はどう変わる? 2020年度大学入試改革に向けて

inter-edu’s eye
みなさんもご存知のとおり、2020年度、大学入試が変わります。現在の小学生は、新しい大学入試を受けることになるでしょう。それに合わせ、それぞれの中学校・高等学校では、徐々に教育改革が進められています。さて、どんな改革が行われているのでしょうか。

先進的な学校改革「ワクワク大作戦」って何?

“先進的な学校改革「ワクワク大作戦」って何?

これからの大学入試では、「知識・技能」に偏らない、「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を踏まえた総合的な評価がなされていきます。先進的な中学校・高等学校では、これらの力を身につけさせるための教育を実践すべく、さまざまな改革を行っています。

なかでも、インターエデュが注目したのは、日本大学高等学校・中学校の取り組みです。同校は、「ワクワク大作戦」と称した教育改革を行います。先日、その詳細について、「学校×塾」の対談が行われました。その様子を取材したので、一部抜粋してお届けします。

改革内容がわかる!「対談」の様子を取材

対談に参加されていた先生

■対談参加者■
日本大学高等学校・中学校 校長 野澤拓夫
日本大学高等学校・中学校 教頭(高等学校) 漆間弘好
日本大学高等学校・中学校 教頭(中学校) 大木治久
ena 学院長代行 池田清一

漆間先生:本校が2011年度、高等学校に新設した「特別進学クラス」は、飛躍的に進学実績を伸ばしていますね。東大をはじめとした国公立・難関私立大学に進学する生徒が続々と増えているところです。同クラス数も、導入時の2クラスから4クラスに拡大したんですよ。

池田学院長代行:ということは、今後さらに進学実績の伸長が期待できますね。日本大学の付属校でありながら、同大学より上位の大学をめざすことが、スタンダードになってきているのだと察します。

大木先生:高等学校の成功を受け、2016年度、いよいよ中学校にも「グローバルリーダーズコース」を新設します。主体性と協働性を身につけさせ、英語やICT機器をツールとして使いこなす能力を育てるコース。これに伴って、学校全体でアクティブラーニングや反転授業、タブレットの利用などを積極的に取り入れ、授業を一新しますから楽しみです。日本大学16学部87学科22研究科と連携した体験プログラムや、新たな海外研修制度なども導入予定ですしね。

野澤校長:わたしたちが「ワクワク大作戦」と呼んでいる、この改革。東大に進学した卒業生の言葉に象徴されます。彼女は言っていました、「東大に合格し、胴上げされているところを想像してがんばった」と。ワクワクすることで、自己肯定感を生み出すこと。本校が大切にしていることの一つです。

池田学院長代行:確かに、貴校の生徒さんはいつも元気で楽しそうですもんね。もともと校風として根づいていたヒューマン的な“ワクワク”に、改革によるシステム的な“ワクワク”がプラスされると思うと、本当に楽しみです。さすがは、「夢と笑顔が世界一あふれる学校」。

2020年度が楽しみになる

2020年度が楽しみになる

この対談の様子を読んで、みなさんはどのように感じましたか? 「改革」という言葉を聞いて、「いったいどうなっちゃうんだろう」と不安になったり、難しく考えたりされていたお母さま方は、少し安心されたのではないでしょうか。

大学入試改革や、それに伴う中高の教育改革は、21世紀を担う人物たちを育てるために必要な、前向きな取り組みです。時代や教育の変化を楽しみ、お子さまとワクワクしながら2020年度を迎えてみるのはいかがでしょうか。

提供・取材協力:株式会社学究社 / 日本大学高等学校・中学校

エデュナビトップへ