母から娘に伝えたい ”女性の生き方”

母から娘に伝えたい ”女性の生き方”2014年3月31日

母から娘に伝えたい ”女性の生き方”

多様化する女性の未来像

男女雇用機会均等法の施行以来、多様化を続ける女性の生き方。現代の小中学生が思い描く未来も、さまざまな形があるようです。

インターエデュは小学生の娘さんのいるお母さまを対象に、「お子さまの将来の夢は何ですか?」というアンケートを行いました。もっとも多かったのは「医師」でしたが、一般的にも人気な「パティシエ」「教員」「芸能人」などのほかに、「お母さん」「犬の訓練士」「科学者」「漫画家」「宇宙飛行士」など、個性あふれる回答の数々。おそらく、テレビや本で見たり、身近に接している大人を見たりして、夢を描いているのでしょう。

話していますか? ご自分の人生

別のアンケートで、中高生の娘さんのいるお母さまを対象に、「お子さまには将来の夢がありますか?」と聞いたところ、10人に1人が「前はあったのに今はない」と答えました。小学生の頃に描いた夢も、それを具体化する方法がわからず、あきらめてしまう子もいるのかもしれません。

娘さんにとって最も身近な女性は、ほとんどの場合「お母さん」です。どんな気持ちでどんな勉強をし、どんな理由でどんな仕事をしたのか。そして、どんなきっかけで結婚をし、どんな想いで子どもを産んだのか。そんなお話を、ひとつの「女性の生き方」として、具体的に娘さんに伝えることは、とても大切なことなのではないでしょうか。

女性のためのキャリア教育

最近では、家庭だけでなく学校でも「女性の生き方」を考える機会を与えるところがあります。

淑徳SC中等部では、全学年を対象に女性のためのキャリア教育『Design the Future for Ladies』を行っています。女性にはどんな特性があるのか、どんな役割があるのか、どんな選択肢があるのかなどを生徒たちに伝え、ライフステージごとの具体的なイメージを考えさせます。自身の夢を未来につなぐための、いい機会になりそうな内容です。

学校でこのような教育を受けた中高生は、もしかしたら自らお母さま方に「どんな人生だった?」と聞いてくるかもしれません。そのときは、躊躇せず胸を張って話せるように、心の準備をしておきたいですね。