スマホを持つのは何歳から?

スマホを持つのは何歳から?2014年4月7日

「うちの子に持たせるのはまだ早い気がする」と、スマホの購入を迷っているお母さま方は多いのではないでしょうか。とはいえ、そんな気持ちにはお構いなく小中学生のスマホ所有があたりまえになってきています。

インターエデュは、そんな「子どものスマホ利用」を取り巻く最新の情報をリサーチしました。

「スマホを持っても良いのは高校生以上」63%が回答

パンケートアプリ画面

アンケートアプリ「パンケート」によるアンケート調査(2013年3月実施、回答者21,006名)によると、63%が「スマホを持っても良いのは高校生以上」と回答しました。

一方で、小中学生のスマホ利用者は年々増加傾向にあり、自治体等でも子どものスマホ利用による弊害(いじめ、ネット依存、犯罪被害など)への対策の検討を進めています。

自治体をも動かす! 小中学生のスマホ問題

今年2月、東京都青少年問題協議会は緊急メッセージを発信。東京都に対してネット依存予防の普及啓発と防止対策への取り組みを行うことを提言するとともに、子どもを持つ保護者に対してケータイ・スマホについて各家庭のルールを作るよう呼びかけました。

また、今年3月には、愛知県刈谷市が市内の6歳~15歳の子ども約1万3千人を対象に、夜9時以降はスマホや携帯電話を親が預かるよう、市内21の小中学校に通知を出しました。通知内容は2014年4月1日より施行されています。

冒頭のアンケートからも見られるように、スマホのような個人が利用するモバイルインターネット端末は、相応の判断力と責任能力を持つ大人(=高校生以上)が利用すべき物である。と社会が認識する一方で、子ども同士のコミュニケーション方法の変化や、スマホの玩具化によりスマホ利用者の低年齢化が進んだ結果、さまざまな問題が顕在化している状況です。

民間でもさまざまな取り組みが

保護者向け講習会・ルールブック

子どものスマホ利用に関するルール作りを支援するスマホアプリ『スマモリ』を提供する株式会社ワイエスシーインターナショナルでは、都内近郊の小中学校を対象に、保護者向けの講習会等を実施。また、各家庭でルールを定めるルールブックを無料で配布し、子どものスマホ利用におけるルール作りを推奨しています。

こうした取り組みを上手に生かして、「うちの子なら大丈夫!」と心強い一言が言えるようになることが理想ですね。