教育最前線

若き起業家が語る!グローバル人材には“ピカイチ”が必要 第17回

inter-edu’s eye
第17回では、若き起業家として、バイリンガルの英語教師が、各ご家庭にお伺いする「子供英会話ビバイ」を運営している株式会社リベル、代表取締役社長の迫田昂輝(さこだこうき)さんにお話を伺ってきました。子育てにお悩みのお母さまはとくに必見です。

「子どもが初めて歩いた!」あの感動でほめてあげてほしい

上辺だけの「形式褒め」は子どもに見抜かれる

迫田さん1
株式会社リベル、代表取締役社長の迫田昂輝さん

エデュ:迫田さんはお若いながらも起業されていますが、そのきっかけを教えてください。

迫田さん:大学生の時、中学受験塾の講師をやっていましたが、その頃から起業の構想はありました。その後、中学生、高校生、大学生と教えていくうちに、大学を卒業するまでの長期的な視点で見たとき、子どもの教育には何が必要か、見極める目がつきました。これらの気づきを活かして、教育業界での起業をするに至りました。

エデュ:迫田さんが思う、子どもの教育に必要なことは何でしょう?

迫田さん:1番大切なのは、「子どもに成功体験をさせること」です。その「成功体験」とは「親にほめられること」だと私は思っています。その成功体験が、子どもの自信につながり、成長過程において、力を発揮することになります。

今、バイリンガルの英語教師がご家庭にお伺いして授業する「子供英会話ビバイ」を運営しています。家庭教師とは別に、私自身が定期的に家庭訪問をしたり、電話をかけてお母さまの教育の相談にのっています。 そのなかで、「成功体験」のお話をすると、「子どものほめ方がわからない」といった悩み相談も受けます。

エデュ:子育てには「ほめること」が大切だという情報がたくさんあり過ぎて、やみくもにほめている方もいるように感じます。どうほめるのがいいのでしょうか?

迫田さん:「もっとお子さまをしっかり見てあげましょうよ!」と伝えています。どういうことかというと、お子さまが初めて歩いたとき、立ったとき、しゃべったとき、素直に感動してほめていたと思います。こういう視点があれば、ほめるポイントはいっぱいあると思います。この気持ちを忘れずにいてほしいということです。上辺だけのほめ方…私は「形式褒め」と呼んでいるのですが、それでは子どもに見抜かれてしまいます。しっかり親がほめることは「成功体験」につながりますので、自分の感情に素直になってほしいと思っています。

また、叱ること、怒ることの相談もあります。「叱ると怒るは一緒にしてはいけない」とか、「感情にまかせて怒るのは良くないことだ」と言われ、お母さまはとても窮屈な思いをしているように感じます。でも私は、たまには、感情にまかせて怒ることも否定はしません。お母さまにもそういう感情があるのだと、子どもがその感情を理解することが大切だと思っています。叱ったり、怒ったりするのも、お子さまに愛情があるからで、その愛が伝わることが重要です。

AIに仕事を奪われないために身につけたい力とは

タスクを処理する人間はもう必要ない?

迫田さん2

迫田さん:実は先ほどお話ししたこととは別にもう1つ重要なことがあります。

エデュ:それは何でしょうか?

迫田さん:「自分で問いを見つけること」です。これは持論ですが、「決まった答え」を答える教育は世の中にあふれていますが、社会に出たらあまり役に立たないと思っています。もちろん役に立つ面もありますが、自分自身で課題を見つけたり、これを変えるためにはどうすればいいのだろうという発想が生まれてこないと社会人として活躍は難しいなと。

エデュ:「近い将来、多くの仕事がAIにとってかわる」という意見もありますからね。

迫田さん:そうですね。タスクの処理能力でいえば、人工知能の方が人間よりも圧倒的に優れています。そのなかで必要なのは「自分で課題を見つけ、それを商品やサービスにして提供できること」だと思っています。それは人間にしかできないことですから。

エデュ:なるほど。では実際に「自分で問いを見つける力」を身につけるためにはどうすればいいのでしょうか?

迫田さん:「子どもに一人でいる自由な時間を持たせること」です。最近は習い事でスケジュールがいっぱいな子どもが多く、それではタスクをこなすことしか、できなくなりがちです。もっと「何もない」時間を与えて、様々なことに興味をもったり、考えたりする時間が必要です。ここで重要になるのが親御さんの接し方です。時間を与え、子どもに湧いた疑問を一緒に調べることで、連想ゲームのように次々と知りたいことが増えていきます。

エデュ:すぐに答えを教えるのではなく、時間ときっかけを与えるということですね。

多様化する働き方、その中で活躍できるグローバル人材とは

語学はあくまでツールだけど、必要不可欠

迫田さん3

エデュ:英語教育には「グローバル人材」という言葉がつきものですが、迫田さんはどのようにお考えですか?

迫田さん:数十年前と比べ、国内の企業にも外国人が増えたり、海外での勤務も当たり前になっています。そのため、これから国境を越えて働くことはますます増えていくと思います。そんな中で活躍するためには、自分にしかできない特殊技能「ピカイチ」を見つけることです。

ただこのピカイチを持っていても、それを伝える手段がないと意味がありません。そのために語学を学ぶ必要があると私は考えています。

エデュ:「ピカイチ」!すごく分かりやすいですね。見つけるためにはどうすればいいのでしょうか?

迫田さん:子どもに何でもやらせることです。たくさんの体験を、ワクワクしながら経験することで、「ピカイチ」を見つけることができると思います。ただ誤解していただきたくないのは、なんでもやらせて経験させることは親の役目でも、「ピカイチ」にするのは本人の努力だということです。種をまいてあげて、そこから育てるのをイメージし、実践してほしいですね。

編集者から見たポイント

迫田さんに「これからの目標はありますか?」と聞くと、「いくつもやりたいことがあります!」と。その中で印象に残っていたのが、「親御さんが気軽に子育てについて相談できるカフェ」を作りたいというお話でした。このお話を聞いて、確かにそういう場所ってなかなかないかも知れないなと感じました。今後の迫田さんの動きには注目したいと思いました。
興味をもった方は、「子供英会話ビバイhttp://bebai.jp」のサイトをご覧ください。迫田さんのブログも毎週更新しています。


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