東大・京大生が育つまで

白百合から東大!勉強好き女子になった秘密は? 頃安美咲さん

inter-edu’s eye
「子どもに勉強を好きになってほしい!」こう思う親御さんは多いでしょう。でも現実にはなかなか好きになってもらえない。今回取材した頃安さんは、勉強が中学受験から大学受験まで好きと話してくれました。その秘密はどこに?やっぱりご家庭の教育方針の影響なの?などインタビューしました。

この学校に行きたい!と思わせてくれた母【中学受験編】

算数の勝負でわざと負けてくれた父

頃安さん正面
【頃安(ころやす)美咲さん プロフィール】
・白百合学園中学高等学校出身
・東京大学教養学部前期課程文科一類1年
・父・母・妹

エデュ:まず中学受験を決めたきっかけを教えてください。

頃安さん:母の友人の息子さんがサピックスに通っていて、誘われて自分も入りました。塾に通ううちに勉強が楽しくなってきて、周りは皆受験。「じゃあ自分もしよう!」という感じです。

エデュ:白百合学園の受験はいつ頃どのように決めましたか?

頃安さん:最終的に決まったのは6年生の初めです。選んだ理由は2つあって。1つ目が、説明会に母と参加し、「白百合の制服が似合うんじゃないの?」と言われたのが嬉しかったこと。2つ目が、白百合は語学に強く、英語以外にフランス語を学ぶことができるのも魅力的だったので、受験校に決めました。

エデュ:ご両親は受験に対してどのようにサポートしてくれていましたか?

頃安さん:母は栄養のある食事を作ってくれました。父とは、算数の問題を競い合いながら解いていました。ただ後から知ったことなのですが、実は父は本気でやっていなくて。わざと負けて、私のやる気を引き出してくれていたみたいです。

エデュ:工夫して受験のサポートをしてくれていたのですね。

忙しいなかにも息抜きが、息抜きのなかにも勉強が

頃安さん2

エデュ:中学受験時の苦手・得意科目は何でしたか?

頃安さん:苦手科目は国語です。うまく文章が書けなかったので、「中学受験 必ず出てくる国語のテーマ」という本を母にすすめられて勉強していました。得意なのは社会ですが、今より暗記力があって暗記自体が楽しかったですね。これは塾で習ったことですが、地理だったら1冊のノートに日本地図などを書いて、そこに色々記入して覚えるのをよくやっていました。

エデュ:楽しみながら勉強する工夫を、ということですね。勉強はどのぐらいしていたのですか?

頃安さん:基本的には塾以外ではあんまり勉強しませんでした。その代わり寝る前の10分間で暗記問題をやったり、朝起きてすぐに算数の問題を解いたり、空き時間を見つけて勉強していました。実は塾以外にも空いている時間にピアノ、バレエ、水泳、体操などの習い事をやっていて…。忙しかったですが、自分の意思でやっていたので、楽しかったです。

エデュ:習い事をそんなに!かなり忙しかったんじゃないですか?

頃安さん:そうですね、ただ息抜きで、小学校6年生の頃に、家族で東北1周旅行に行きました。十和田湖で母が「日本の湖の大きさ順位」の話しをしてくれました。忙しいなかにも息抜きがあって、息抜きのなかにも勉強があってという感じです。

エデュ:すばらしいですね。これらを経験しての受験当日の手ごたえはいかがでしたか?

頃安さん:私自身は、正直にいうと受かるかどうか分からないといった感じでした。合格発表の日に、自分の番号を見たら「あれ?何であるんだろう」と不思議な感覚でした。

ただ母は受験が終わって、私から問題の内容を聞いて「合格するんじゃないか」と思ったみたいです。

エデュ:中学受験を振り返って、もっとこうすれば良かったという所はありますか?

頃安さん:記憶力の良かった小学生の時に、もっと色々覚えておけばよかったと思いました。中学受験で覚えたことは、中学校の授業でも出てきたりするので、中学受験を抜きにしても後々の勉強に役立つと感じています。

エデュ:中学受験の勉強は受験だけのためならずですね。

頃安さんが白百合に受かった必勝ポイント!
受験当日に塾の先生から「あなたに受かってほしいと思っている人のために頑張りなさい」と言われたんです。それを聞いて試験中「今まで支えてくれた先生や親のために頑張る」という気持ちになりました。自分を信じて支えてくれた人がいたのが大きかったと思います。

中学受験の頃安さんデータ

どちらにお住まいでしたか? 埼玉県
塾はどちらに通われていましたか? サピックス
塾に通い始めたのはいつ頃でしたか? 3年生
塾以外で一番勉強していた場所はどこですか? リビング
何をして一番遊んでいましたか? バドミントン
第一志望校で一番重視した所はどこですか? 語学をしっかり学べる所
自分の性格を一言で表すと? ポジティブに見えてネガティブ

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文理選択で悩む人に東大はおすすめ

頃安さん3

エデュ:次はいよいよ東大受験のお話をうかがっていきたいのですが、ずばりなぜ東大を受けようと思ったのでしょうか?

頃安さん:最初に意識し始めたのは中学2~3年生の頃です。担任との面談で、おそらく冗談半分に「東大を受けてみたら?」って言われて。自分でも受けていいのかなと思うようになりました。 そして高校1年生のときにオープンキャンパスに行ったら、東大の雰囲気・先生・学生の話しが面白くて。

あとはやっぱり「進振り制度」が魅力でした。大学で、色々やって自分の本当に勉強したいことを選択できる、この制度は魅力でした。苦手科目はこの時点でありましたが、勉強は好きだったので東大受験を決めました。

エデュ:広く勉強したい!という方にとって「進振り制度」は魅力ですね。塾はどちらに通われていたのですか?

頃安さん:「河合塾 MEPLO」です。高校1年生の終わりから通い始めたのですが、学校から家の帰り道にあるのと、中高一貫校の生徒向けで東大専門だったので、選びました。

苦手科目の数学が最終的には得意科目に

エデュ:勉強はどのようにしていましたか?

頃安さん:基本的には塾中心です。平日は家に着くと22時30分になるので、そこから夕食を食べて、授業のノートを見る。これだけですね。

エデュ:苦手科目と克服方法を教えてください。

頃安さん:社会と数学ですね。社会は苦手というよりは、対策を立てた時期が遅かったのが原因です。数学は最初は苦手でしたが、最終的には得意科目にまでなりました。塾の勉強法が合っていたんだと思います。問題を解いて感想を記録。質問があってもなくても先生のところに行って、自分の感想を言う。これを繰り返すことにより得意科目になりました。授業後に感想を言うのを分かっているので、ちゃんと聞いていないと駄目なので、緊張感を持って授業に集中できたんだと思います。 おかげでストレート合格することができました。

エデュ:おめでとうございます。実際に東大に入ってみての印象はいかがですか?

頃安さん:受験前は将来国連で働きたいと思っていたのですが、いまは良い意味で迷っています。それは大学で色々な人に出会えて、面白い授業を受けて、「ああ、こんな考え方もあるんだな」と思っているからです。東大は、入学前に目標が見つかっていない人でも、悩みながら見つけることができる環境だと思います。

東大受験~今の頃安さんデータ

塾はどちらに通われていましたか? 河合塾 MEPLO
塾に通い始めたのはいつ頃でしたか? 高1の終わり
使って良かった参考書は何ですか? 鉄壁
今、一番関心があることは何ですか? 国際法
東大のココがおすすめ!という所は? クラスの仲が良い
最近読んでいて面白かった本は何ですか? 君の名は。
将来子どもができたら東大に入れたいですか? すすめはするが、本人の意志を尊重したい
普段なかなか伝えられない母・父へのメッセージ

お母さん、お父さんは東大に入学してすごいねと言ってくれるけど、私は2人のおかげだと思っているよ。桜蔭に入学した妹からの刺激も大きくて、今でも感謝している。妹を生んでくれてありがとう。

編集部から見たポイント

頃安さんのご両親は、勉強に対してのモチベーションを上げるのが非常に上手いと感じました。それは東大受験時まで続き、見事ストレート合格。勉強の上達法は「勉強を好きになること」と改めて感じました。参考にしてみてはいかがでしょうか?


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