東大・京大生が育つまで

2度の全国模試1位!京大OGインタビュー 大嶋恵里さん

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「好きな仕事を見つけて社会で活躍してほしい」。大学卒業後のお子さまに対して、ほとんどのお母さまがそう願っているのではないでしょうか。今回は、京都大学を卒業し、自分の好きな仕事に就いている、大嶋さんにインタビューしてきました。大学受験の話だけでなく、好きな仕事の見つけ方や、親御さんの関わり方などうかがってきました。

どうしても京都大学に進みたい!でも実は…【大学受験編】

大嶋恵里さんってどんな人?
群馬県立前橋女子高等学校から京都大学へ進学。卒業後は「レシピブログ」、「おとりよせネット」、「朝時間.jp」などのサービスを展開するアイランド株式会社に入社。社会人2年目の現在は、企画・営業として活躍。

家庭環境から農学に興味を

大嶋さん正面
【大嶋恵里さん プロフィール】
・京都大学 農学部 食料・環境経済学科卒業
・家族構成:父・母・弟

エデュ:まず、京都大学を受験しようと思ったきっかけを教えてください。

大嶋さん:祖父母が農家で、母も家庭菜園をやっていた影響もあり、小さい時から農学に興味があったんです。それから高校生の時には、『ナショナルジオグラフィック』を、写真がきれいだからという理由で、定期購読していました。
普段は写真を眺めているだけでしたが、ブラジルの土壌研究の記事を読んだとき、土の改良をするとこんなに効率良く、環境ダメージもなく農業生産ができるのが凄いなと思ったのがきっかけです。

私も大学で土壌の研究をしたいと思ってインターネットで調べたら、北大、東大、京大が出てきて。正直なところ、東大はレベルが高すぎたので、自分が頑張って行けること、あとは京大生が主人公の本が好きだったので、京都大学を受験することに決めました。

一度は失敗!そこで大きな転機が

大嶋さん2

エデュ:受験勉強はどのようにされていましたか?

大嶋さん:塾に行かず、部活を引退した3年生の8月から猛勉強したのですが、焦って応用問題に手を出しすぎ、基礎ができていなくて。結果、現役合格することはできませんでした。
上位大学になればなるほどセンター試験では差がつかないので、3年生になった時点で1・2年生のセンター試験の範囲は完璧。そして2次試験対策などをする、このスケジュール感を持てていれば、現役で合格することができたかもしれません。

エデュ:スケジュールの組み立ても重要ということですね。浪人時代はどのように勉強されていたのでしょうか?

大嶋さん:浪人が決まったのは、東日本大震災の年でした。群馬県で難関大学を狙う浪人生は、大宮や東京の予備校に通うのが一般的でしたが、交通機関が不安なので、京都で1年間、下宿しながら予備校に通っていました。勉強は、現役受験の時の反省を活かして、色々手を出さず、予備校のテキストを繰り返し勉強しましたね。

エデュ:その結果、希望学科に合格ですか?

大嶋さん:いえ、合格はしたのですが、現役時代目指していた学科とは違う学科に入りました。
母が本好きで、小さい頃には読み聞かせをしてくれたり、本が身近にある環境だったので、実は、国語は2度全国模試で1位になるぐらい得意でした。ただ、理系科目が本当に苦手で…。土壌の研究は物理・化学・数学の知識は必須ですが、自分には厳しいと思って、農学を経済学的な観点から学べる農学部の食料・環境経済学科を選びました。

エデュ:実際に京都大学に入学してみていかがでしたか?

大嶋さん:ネットで、「京大生は自由人が多い」という意見を目にしますが、実際にそうでしたね。ただ皆それぞれやりたいことがあるし、大学側も寛容なので、夢を叶えられる環境にあると思いました。やりたいことをやれる大学に行きたい方にはおすすめです。

京都大学に受かった必勝ポイント
大嶋さん:1つ目は苦手科目は押さえるべき所は抑えられた、そして得意科目で差をつけられたこと。2つ目は、一度失敗した反省を活かし、計画的に勉強したことですね。あとは、手帳に「ToDo」リストを書き、今日やったことにマーカーを引いて、スケジュール管理をしていました。結果的に、試験当日に「自分はこれだけやったから大丈夫!」と自信になったことも成功のカギだと思っています。

好きか嫌いか、から始まる好きな仕事の見つけ方【就職編】

人は何のために仕事をするのか?

大嶋さん3

エデュ:大嶋さんは京都大学卒業後、アイランド株式会社に入社されましたが、なぜ選んだのでしょうか?

大嶋さん:先ほどお話した通り、大学受験前から農業・食に対して興味がありました。就職活動の時に、大手の食品メーカーなども受けてはいたのですが、志望理由が「安定しているから」だったんです。大手企業でも、経営不振になるこの時代に安定しているからだけで選ぶと、崩れた時に絶対後悔するだろうなと思って…。
あとは、面接の時に今の会社の印象が良かったので選びました。

エデュ:面接の印象というと?

大嶋さん:私は就職活動の面接で、面接官に「何のために仕事をしていますか?」と聞いていました。大手企業では「生活のために」という方が多かったのに対して、今の会社の副社長は、「生活のためというのは前提として、どうせ長い人生の中で仕事をするなら、素敵な人たちと楽しく仕事をした方がトータルでハッピーになる」と。それがすごく印象的だったし、自分の考えとマッチしました。

エデュ:なるほど!今はどんなお仕事をされているのでしょうか?

大嶋さん:企画・営業を担当しています。「レシピブログ」や「朝時間.jp」などの自社サービスを活用したプロモーションを、メーカーや広告代理店に提案するお仕事です。ユーザーさんと、クライアント両方に満足してもらえるような企画になるようにこころがけています。

好きな仕事を見つけるために親御さんができることは?

大嶋さん4

エデュ:京都大学で学んだことが、今の仕事に活きているなと感じることはありますか?

大嶋さん:京都大学は良い意味で少しひねくれている人が多かったんです。何気ない会話でも、「それって本当?」と突っ込んできいてくることがあって。大学に入るまで自分は何でも鵜呑みにしてしまう性格だったので最初は戸惑いました。大学を卒業した今では、掘り下げて質問して、企画を深めることができたり、クライアントの要望の真意も分かるようになりました。

エデュ:小学校5~6年生のお子さまを持つ親御さんに向けて、子どもが好きな仕事を見つけるために必要だと思うことを教えてください。

大嶋さん:子ども自身が、自分は何が好きか嫌いかを区別できるようにするために、「色々な経験をさせること」が重要だと思います。私の場合は、小学校5~6年生のときにイラストレーターになりたいと思っていました。コンクールなどにも出していたのですが、明確な指標がない芸術の世界は自分には合わないと感じたんです。この経験から、自分には明確な指標と結果が数字として見える営業のお仕事が向いているなと思いました。

中学受験を目指している小学校5~6年生だと時間がないかもしれませんが、息抜きでもいいので勉強以外の「色々な経験をさせてあげること」が好きな仕事を見つけることにつながると思います。

編集部から見たポイント

今回の取材を通し、改めてお母さまや環境が与える影響は大きいなと感じました。「好きな仕事を見つけてほしい」と考えるお母さまは、日常生活でのお子さまとの関わり方も大切だなと感じました。今回インタビューした大嶋さんをご参考にしてみてはいかがでしょうか。

アイランド株式会社とは?
アイランド株式会社

「レシピブログ」、「おとりよせネット」、「朝時間.jp」などの女性向けポータルサイトを運営。毎日の暮らしを楽しく豊かに過ごすために「ありそうでなかった、あったら嬉しい」サービスを提供。
「レシピブログ」には、中学受験期にお子さまに食べさせてあげたくなるようなレシピが満載です。

レシピブログ:http://www.recipe-blog.jp/

アイランド株式会社:https://www.ai-land.co.jp/


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