今だからこそ確認しておきたい真のグローバル人材とは? :大学リサーチ第27回

大学リサーチ
2015年5月11日

今だからこそ確認しておきたい真のグローバル人材とは?

inter-edu’s eye
平成23年度から小学校5・6年生から実施されている、「外国語活動」を小学校3年生から行うことが発表されました。2020年の実施目標に伴い英語教育、グローバル人材育成教育に注目が集まっています。そこで今回は、しきりにいわれている真のグローバル人材について調べてみました。

海外留学することはもはや珍しくない時代

海外留学することはもはや珍しくない時代?

一昔前と比べ、海外に留学し勉強することは珍しくない時代になってきています。日本学生支援機構の「平成25年度協定等に基づく日本人 学生留学状況調査結果」では平成25年度に留学した日本人は45,082人で、前年の43,009人より2,073人多く留学しています。

高い教育を受けることができ語学力・専門的な学問を学べる・教育環境の充実という面で留学を選択する学生が増えているのではないでしょうか。

しかし留学を、学費面で断念してしまうケースもあります。例えば米国の名門私立であるハーバード大学に通おうとすると、年間費用が授業料や生活費、年間書籍代、生活費などで約600万円かかります。

ハーバード大学以外でも、名門校となると多額のお金がかかりますが、奨学金を利用するという選択肢があります。もちろん誰でも受けられる訳ではありませんが、学費面で迷っている方は一度確認してみるといいのではないでしょうか。

ますます加速!早期から学べる日本の英語教育体制

小学校3年生の英語学習の本格化は、中学受験にも影響しています。帰国生のイメージが強い英語入試ですが、帰国生以外でも受験できる英語入試を行う私立中学校は首都圏で30校を超えており、今後も増えていくと予想されます。

試験内容は学校によって異なり、各学校の英語教育に対しての考え方などを違うと見ることもできます。共通していえることは、受験時だけでなく社会に出てからも想定して、大きな目標としては世界で活躍できる人材育成に主眼を置いているという点です。

学校以外でも「英語で考えるリーダー塾 igsZ」では、世界のトップ大学や日本のスーパーグローバル大学を目指す小中高生を対象とした、成長段階に応じてプログラムを受けることができます。大きな5つの特徴としては(1)世界のトップ大学対策(2)リーダシップ・プログラム(3)授業は原則すべて英語(4)講師は全員、世界のトップ大学出身(5)問題設定・解決力を磨く多様な機会の提供となっています。

語学が出来るのは大前提?真のグローバル人材とは

語学が出来るのは大前提?真のグローバル人材とは

実は、グローバル人材という言葉は何十年も前からいわれてきました。人によって定義は異なると思いますが、有名難関私立大学の准教授N氏は以下のように話しています。

「英語や語学がこれほど身近でいくらでも学べる環境ある日本では、語学を話せるのは大前提です。その中で海外に実際に行って感じることは、私も含めて、日本のことを語れる日本人が少ないことです。例えば宗教や風習について詳しく話せる人がどれほどいるでしょうか?自国のことをきちんと理解し、誇りを持ち、初めてグローバル人材といえます」

自国の文化、風習の身につけ方として、いけばな、茶道、日本舞踊、剣道などを習うという方法があります。感受性が高く、影響を受けやすい幼少時こそ身につけられるのではないでしょうか。語学や他国の文化を学ぶことはもちろん大切ですが、自国をきちんと理解してこそ真のグローバル人材といえます。

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