第41回 東大合格者数が多い高校はココが違う!

inter-edu’s eye
インターエデュで毎年実施している、東大合格者数ランキング。今回の大学リサーチでは、上位に挙がる高校は他校とどこが違うのかを、特徴・傾向とともに見ていきましょう。

上位校は、大きくは変わらない?

東大合格者数

下記の表は、インターエデュで毎年独自に集計しているデータを元に、東大合格者数をまとめたものです。最難関の東大へ、合格者を多く輩出している高校はどこでしょうか?

順位(昨年) 学校名 都道府県名 男女区分け 卒業生数 合格者数(現役合格数)
1位(1) 開成 東京都 男子校 399 170(103)
2位(2) 国立 筑波大学附属駒場 東京都 男子校 162 102(82)
3位(3) 兵庫県 男子校 218 94(72)
3位(4) 麻布 東京都 男子校 299 94(56)
5位(8) 渋谷教育学園幕張 千葉県 共学校 349 74(54)
6位(7) 聖光学院 神奈川県 男子校 228 71(57)
7位(6) 桜蔭 東京都 女子校 231 59(52)
8位(11) 栄光学園 神奈川県 男子校 176 57(41)
8位(5) 駒場東邦 東京都 男子校 237 57(37)
8位(10) 国立 東京学芸大附属 東京都 共学校 351 57(26)
11位(-) 都立 日比谷 東京都 共学校 320 53(27)
12位(20) ラ・サール 鹿児島県 男子校 215 44(25)
13位(15) 豊島岡女子学園 東京都 女子校 344 40(33)
14位(17) 早稲田 東京都 男子校 304 37(30)
15位(13) 久留米大学附設 福岡県 共学校 200 36(27)
16位(15) 女子学院 東京都 女子校 213 34(25)
17位(17) 西大和学園 奈良県 共学校 300 32(28)
18位(24) 都立 西 東京都 共学校 309 32(17)
18位(30) 国立 筑波大附属 東京都 共学校 231 32(17)
18位(22) 県立 千葉 千葉県 共学校 320 32(18)

【ポイント・1】男女別学の良さ

上位校を見てみると、麻布が昨年の合格者数を88名から94名に伸ばし、灘に追いつく形になりました。また、上位5校中4校は男子校ですが、唯一渋谷教育学園幕張だけが共学校となっています。渋谷教育学園幕張は昨年の合格者数が56名、そして今年が74名と毎年驚異的に実績を伸ばしている学校で、新興校ですが教育力などが大変注目を集めています。

【ポイント・2】教育体制の違い

メディアでも度々比べられる公立と私立ですが、表を見てみると、20校中14校が私立校という結果。やはり進学面でいうと私立校に軍配が上がります。

東大や難関大への進学実績を上げている私立校は、先取り学習、少人数制、特進クラスの設置など教育体制が抜群に整っています。
とくに先取り学習は、高校の勉強を中学時代から始めることで、空いた高校の時間で受験対策に集中ができるので非常に効果的といえます。

東大にストレート合格している生徒はどこが違う?

ストレート合格

当然のことですが、東大を志望しているからといって全員が合格しているわけではありません。例えば1位の開成は、現役合格者が、169人のうち103人です。つまり66人は、一度は不合格になってしまった可能性があるということです。

では不合格になってしまった人と、そうでない人の違いは、どこにあるのでしょうか? エデュナビの人気コンテンツ「東大・京大生が育つまで」でたくさんの東大生をインタビューする中で気づいたことは、「スイッチの切り替えがうまい人」が、現役合格している印象があります。例えば、高校2年生までは部活や生徒会活動に思い切り打ち込んで、その後、東大の勉強を一気に進めるような方の多くが成功しているようです。

あともう1点あげるのであれば、周りに東大を一緒に目指す仲間がいることも、大きな影響を与えているように感じました。

受験期は非常に不安で、一緒に同じ目標を目指す仲間の存在は大きな心の支えになります。1人で机に向かってばかりでなく、ときには情報交換をしたり、励まし合ったりしながら勉強をすることが、重要なのかもしれません。もちろん親御さんができるサポートも数多くあります。心の支えになってあげて、目標の大学に入れるよう一緒に頑張りましょう。


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