第42回 後悔しない大学選びのコツは?ポイント3つ!

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皆さまは大学選びの際に何を重視するでしょうか? 答えは目的によって、人それぞれ違うと思いますが、大学選びの第一歩として考えたいのは、「行きたい大学」と「行ける大学」というキーワードです。今回の大学リサーチでは「行きたい大学」に行くための、後悔しない大学選びのコツをリサーチしました。

ポイント1:まずは重視したいことを表に

重視したいこと

「行きたい大学」とは、自分の目的が決まっていて自主的に選ぶ大学。対して「行ける大学」とは、目的が定まっていなかったり、本当は他に行きたい大学があったりするのに、成績や家庭環境などの要因により、その大学に入らざるを得ないという、ネガティブな状態です。

当たり前のことかもしれませんが、「行きたい大学」の方が良いに越したことはありません。
では、目的が決まっていない人が、自分に合った大学を見つけるにはどうすればいいのかを見ていきましょう。

まずおすすめしたいのが、下記の項目を参考に、自分が重要だなと思うものに順位をつけていく方法です。

大学選びの重要度チェック項目一覧

国立、公立、私立 学費・設備などが大きく違います。
学費、奨学金制度の充実度 私立大学でも学費を抑える制度があります。
入試科目 大学・学部・学科によって入試内容も異なります。
授業内容、カリキュラム 他学部履修制度など特徴のある制度もあります。
地域、ロケーション 同じ大学でもキャンパスが異なる場合があります。
就職先、取得できる資格など どこに何名就職しているのかを確認しましょう。
通学時間 自宅から何分かかるか調べましょう。
大学の施設・設備 学ぶ系統(医療・看護系)によって設備の充実度は重要です。
校風、イメージ 学校によって校風は大きく違います。
サークル、課外活動 大学生活を充実させるものの一つです。

ポイントごとに見ていきますと、まず「国立、公立、私立」では、学費面が大きく違います。ざっくりと4年間単位で見ると、学費だけでなんと100万単位で違ってきます。しかし、私立の場合、独自の奨学金が充実している大学も多くあるので確認が必要です。

意外と見落としがちなところでは、「通学時間」があります。大学の場合、都心に主要キャンパスがあっても、学部・学科によっては、非常に離れた地域にある場合があります。毎日のことなので、負担にならない時間におさめたいところです。

これ以外にも、「これだけは外せない!」、というものを、いくつでもいいので書き出して順位をつけてみましょう。実はこの作業、大学選びだけでなく、学校全般を選ぶ際にも使えます。上位5つぐらいが揃ったら、該当しそうな大学をピックアップしていきましょう。

ポイント2:公式サイトのここを見るべき!

ホームページ

インターネットが発達し続けている現在、学校の公式サイトは、一番手軽な情報源です。

しかしこの公式サイト、大学の場合は私立中高と違い、学部・学科ごとのサイトが存在しているなど、どこを見たらいいのか悩むものです。そこで、どこを見るとより効果的に情報を得られるのか、ご紹介します。


【交通・アクセスのページ】目指す学科のキャンパスはどこに?

先ほどご紹介した通り、大学は複数のキャンパスをもっている場合があります。自分が入りたい学部・学科はどこにあるのか確認しておきましょう。

【在学生の方へのページ】学校生活が見えてくる

その名前の通り、すでに入学をしている人に向けて情報を発信しているページです。学部・学科のニュースやお知らせ、サークル情報、そして気になる就職に関することなど、様々な情報が載っています。学生生活もイメージしやすくなるので、見ておくといいでしょう。受験生の方へというページと合わせて見ると入学前と後の生活がよりイメージしやすくなります。

【留学関係のページ】これからの重要確認項目に?

大きく目立つところに出している大学と、そうでない大学に分かれますが、大きく打ち出している場合はそれだけ力を入れているということになります。これからますます広がるグローバル化に向けて確認しておきたい部分です。

【イベント情報ページ】大学を知る機会はどのくらい?

大学を知る機会というと、オープンキャンパスのイメージがあるかもしれませんが、他にも大学を知る機会は多くあります。随時受付という形で大学見学を行っていたり、進学説明会を各地で開催していたりするので、気になるイベントがあったらチェックしてみましょう。

ポイント3:こんな大学の選び方も!

意外な選び方

ここまで大学選びのポイントをご紹介してきましたが、受験直前になっても、やりたいことが見つからない人もいると思います。

そこで注目したいのが、「他学部履修制度」や「学部・学科横断型の学習体制」をとっている大学です。例えば、文学部に在籍しながら「理工学部」の講義でも単位を取ることができたりします。将来の目標が定まっていない方はもちろん、幅広い知識を得たい人におすすめのシステムです。

大学は一昔前と比べ、学部・学科の数も多種多様になっています。お子さまも将来、進路で迷うこともあると思いますので、以上の方法を試してみてはいかがでしょうか?


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