大学リサーチ

入学後「就ける職業」を選択しないための方法

inter-edu’s eye
中高生を対象にした「将来なりたいと思う憧れの職業」のランキングがソニー生命から発表されました。いまの中高生が憧れる職業は一体何でしょうか? そして、いずれ来る職業選択の時に、憧れるだけで終わらせないための大学入学前までの過ごし方をリサーチしてきました。

なりたい職業1位は意外にも…

将来なりたい職業

時代の流れや情勢によって変わる人気の職業。ソニー生命保険会社が全国の中学生・高校生1,000名(中学生200名、高校生800名)を対象に、「将来なりたい職業」についてのアンケートを取りました。

下記の表は中学生、高校生の男女別にまとめた表です。いま、中高生が大人になってなりたいと思うのは、どんな職業なのでしょうか?

将来なりたい職業【中学生編】

順位 男子 順位 女子
1位 ITエンジニア・プログラマー 1位 歌手・俳優・声優などの芸能人
2位 ゲームクリエイター 2位 絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)
3位 YouTuberなどの動画投稿者 3位 医師
4位 プロスポーツ選手 4位 公務員
5位 ものづくりエンジニア(自動車の設計や開発など) 5位 文章を書く職業(作家・ライターなど)
6位 公務員 6位 保育士・幼稚園教諭
7位 学者・研究者 7位 教師・教員
7位 社長などの会社経営者・起業家 7位 ゲームクリエイター
9位 教師・教員 9位 デザイナー(ファッション・インテリアなど)
9位 医師 10位 YouTuberなどの動画投稿者、マスコミ関係(記者・TV局スタッフなど)

※ソニー生命調べ:中高生が思い描く将来についての意識調査2017を元に作成

ランキングのベスト5を男女別に見ると、現実問題はさておき、「かっこいい、楽しそう、おしゃれそう、お金がたくさんもらえそう」などのイメージを持つ職業が多いように感じます。注目したいのは数年前にはなかった、男子中学生の3位、女子で10位の「YouTuberなどの動画投稿者」。小学生の将来なりたいものにも上がるほど人気があり、まだ一般的に職業という認識は薄いかもしれませんが、近い将来確立される可能性もあります。

将来なりたい職業【高校生編】

順位 男子 順位 女子
1位 ITエンジニア・プログラマー 1位 公務員
2位 ものづくりエンジニア(自動車の設計や開発など) 2位 看護師
3位 ゲームクリエイター 3位 歌手・俳優・声優などの芸能人
4位 公務員 4位 教師・教員
5位 学者・研究者 5位 絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)
5位 運転手・パイロット 6位 保育士・幼稚園教諭
7位 教師・教員 7位 カウンセラーや臨床心理士
7位 会社員 8位 デザイナー(ファッション・インテリアなど)
9位 プロスポーツ選手 9位 学者・研究者
10位 YouTuberなどの動画投稿者 9位 会社員

※ソニー生命調べ:中高生が思い描く将来についての意識調査2017を元に作成

女子高校生の場合、中学生の頃に4位だった「公務員」が1位、ランキングにはなかった「看護師」、「カウンセラーや臨床心理士」などが加わり、順位も大きく入れ替わっています。対して男子高校生の1位は変わらず、「ITエンジニア・プログラマー」。ベスト3はクリエイティブなイメージを持つ職業が占めています。

大学生になるとどうなるの?

大学生には公務員、銀行・証券会社、女性であれば薬剤師や看護師、商社メーカー、金融など「安定性、給料とやりがいのバランス、手に職つことができ、復職しやすい職業」が人気を集めています。事実、多くの有名・難関大学では就職先一覧に、これらの職業・会社の名前が並んでいます。

職業選択は、やりがい、給料、適性など様々な要素を鑑みて行うと思います。ただ、表面的な部分やイメージで職業を選んでしまい、「こんなはずではなかった」というケースも多々あります。次は、そんな職業に対する誤解について見ていきましょう。

プログラミングは理系だけではない?

プログラミング

男子中高生で1位の「ITエンジニア・プログラマー」。すでにご存じの通り、ITの発達はめざましく、職業としての需要は今後さらに高まっていくと予想されています。これを受け、近年はプログラミング教育を行う教室の増加、小学校でもプログラミング教育が導入される流れもあります。

ただここで誤解していただきたくないのは、プログラミング教育はプログラマーを育てることだけが目的ではなく、何かを作る段階の「論理的思考力」、「考える力を身につける」力を養うために行うということです。またITエンジニア・プログラマーというと理系というイメージがあるかもしれませんが、筋道を立てて順番に言葉を並べられる言語能力も必要になり、理系だけの職業とは一概に言えない面もあります。

ITエンジニア・プログラマーを例に出しましたが、ここで言いたいのは時代の流れや産業の多様化により、その職業に求められる、必要な能力も変わってくるということです。

では、こういった情報はいつ頃から知っておくのがいいのでしょうか? それは大学入学前です。なぜなら大学によっては1年次からキャリア教育が始まり、就職を意識させる機会が始まるからです。もちろん、1年次で自分の就きたい職業を決定しなければいけないというわけではありませんが、職業についてのある程度の知識は持っておきたいところです。もちろんこのあたりを意識し、中高では「キャリア教育」を行っています。次にその内容を見ていきましょう。

職業意識は親次第で大きく変わる

家庭教育

多くの学校では、キャリア教育の一環として、実際に社会で働いている卒業生や、専門の講師を呼び「職業ガイダンス」を行っています。ここでは働くことの意味や実際の職業現場の話しなどを聞くことができます。またさらに力を入れている学校では、実際に会社などに行く、「職場体験」などを行っています。

もちろんこれらの体験は必要ですが、もっと身近な所「家庭での教育」も必要です。例えばよく聞く話として親と同じ職業に就いたり、絶対に就きたくないということがあります。これはもっとも身近な存在の親の職業としての情報が、入ってくるからです。しかしこの情報が入ってこないまま、大学生になっていきなり職業選択となると状況は一変します。こうなると自分が就きたい職業ではなく、不本意ながらも「就ける職業」についてしまうことになります。

実際に働くときには、理想や憧れだけではどうにもならないこともありますが、まずはお子さまが「なりたい職業に就けるよう」、ご家庭で仕事の話をしてみてはいかがでしょうか?

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