【漢検】 公益財団法人 日本漢字能力検定協会 掲載日:2015年2月10日

難関大学合格の土台となる!?小学生からはじめたい!漢検の魅力

大学入試に必要な漢字数は、常用漢字表で定められた2,136字だとご存知ですか?漢検2級の出題対象漢字は、まさにこれに相当します。難関大学をめざすなら、このレベルの漢字力が必須です。さらに、小学生から漢検の勉強をはじめることには、もっと大きな意味があります。難関大学合格に絶対欠かせない、ある「力」が身につくのです…。

知りたい!漢検のメリットと受検方法
授業や宿題にも大活躍!漢検書籍が漢字学習を徹底サポート

1年間で約222万人が挑戦する検定

漢検は、国内最大規模の検定のひとつです。1年間に3回の受検チャンス(※)があり、平成25年度の志願者数は、なんと約222万人! 一番の特長は、努力を重ねることにより、社会で通用する漢字力を身につけられること。また、1級から10級まで12段階(準1級、準2級含む)に分かれており、実力に応じた級にチャレンジすることができます。そのため、誰にとっても受けやすく、幅広い年齢層から支持されているのです。
※CBT受検を除く

平成25年度 第3回 受験データ
漢検の概要を詳しくみる

小学生からはじめて身につく「力」とは

楽しみながら学習習慣と基礎学力を

年齢層別 志願者数の割合

「漢検は小学生にはまだ早い?」そんなことはありません。毎年約50万人の小学生がチャレンジしています。漢検は「合格」という目標がやる気につながり、達成すればその努力が「賞状」という形で証明されます。頑張った分だけ力がつくことを、お子さま自身が実感しやすいのです。その成功体験は、自己肯定感となって自信や意欲を高め、学習習慣を身につけるきっかけとなるでしょう。また、熟語の意味や対義語・類義語など幅広く学ぶことができるので、漢字力のみならず、他教科を勉強する際の基礎学力となるのも大きなメリット。英語や算数、理科、社会…いずれの教科にも、土台としての基礎学力は必要だからです。

10級から5級までは、「1年生が10級」「2年生が9級」と、各学年の学習段階に対応しています。そのため、小学校で習った漢字がきちんと身についているかを確認するためにも利用できます。また、「もっと難しいことに挑戦したい」という意欲的なお子さまは、先取り受検も可能です。「こんな高いレベルの問題もできた!」という喜びから、大きな自信が得られるでしょう。

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親子で勉強する時間を作ろう!

漢検に興味を持ったきっかけは何ですか?

※平成25年2月~5月実施 漢検受検者向けアンケートより
回答数(未就学児~50代以上) 65,816件

では、実際にチャレンジした児童のご家庭は、どのようなきっかけで受検を決めたのでしょうか。その多くは、「友だちが受けるから」「塾に紹介されて」など、周りの人の影響が大きいようです。また、より教育熱心なご家庭では、「試験慣れさせたい」「努力を実らせる経験をさせたい」「表彰状を手にする体験をさせたい」など、早い段階での受検経験そのものに価値を感じているようです。お子さまに対するお母さまの思いの表れといえるでしょう。

家族合格表彰状イメージ

「家族受検表彰制度」を利用して、親子で一緒に受検するご家庭もあります。これは、家族一緒に受検・合格すると、最大6名まで連名の表彰状がもらえる制度です。漢検を通して、同じ学習者として家族でコミュニケーションをはかることができます。

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入試を見据えて、学校での取り組みも活発

センター現代文の漢字問題は漢検何級レベル?

【グラフについて】(協会調べ)
●調査対象は過去8年間(2006~2013年度)に大学入試センター試験(国語本試験)で出題された漢字問題、全40問。
●全40問×6語句(問い+選択肢)=全240語句について漢検何級レベルに相当するか調査を行った。
●複数の漢字を使用する語句の場合は、高い方の級を採用する。
●問い・選択肢のなかでもっとも難しい級の語句をその問題の級レベルとする。
※2級の配当漢字のうち、平成22年11月の常用漢字表改定で新たに常用漢字となった196字は、過去のセンター試験の出題範囲外です。

2013年度の受検データによると、全国の高等学校の70.7%が漢検に取り組んでいます。協会調べによると、センター現代文の漢字問題の約70%は「漢検2級・準2級」レベルに相当します。そこで、漢字問題で取りこぼすことのないように、大学入試までに2級・準2級到達を目指すことが求められるのです。また、学習の土台としての確かな基礎学力を固めることや、目標に向かって継続的に学習する習慣を身につけて入試を突破する力を養うことなどを目的として、漢検が広がっています。

難関大学の入試を突破するためには、確かな基礎学力、継続して学習する習慣を早くから身につけておくことがカギとなります。まだ先の話のようでも、小学生のうちから少しずつはじめておけば、難関大学突破に向けて一歩リードできるかもしれません。

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我が子にも受検させたい! と思ったら…

漢検はインターネット、コンビニ、書店のいずれかで申し込み可能です。最近はインターネットの利用が増えています。

インターネットで申し込む場合

パソコンやスマートフォン、携帯電話で漢検のホームページにアクセスします。申し込みボタンをクリックして、必要事項を入力していきましょう。この方法は手軽に操作できるだけでなく、同時に過去問題や教材などをチェックできるというメリットがあります。

コンビニで申し込む場合

コンビニの店頭に設置された端末で申し込みが可能です。画面の表示に従っていくだけで簡単に手続きができ、支払いもレジにて済ませられます。

書店で申し込む場合

取扱書店で検定料を支払い、必要書類を受け取ります。願書に必要事項を記入し、書店払込証書とともに日本漢字能力検定協会へ郵送します。この方法は、機械の操作が苦手な方におすすめです。まずは、お近くの書店が取扱書店かどうかを問い合わせてみましょう。家族一緒の会場を希望する場合は、必ず書店で申し込みましょう。

上記いずれかにより手続きが完了すると、検定日から約1週間前に受検票が届きます。申し込み時点では希望受検地のみを選択するため、受検会場はこの受検票にて確認します。検定日から約30日後に漢検ホームページでWEB合否結果が公開され、検定日から約40日後に検定結果資料が発送されます。

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編集部から見たポイント

漢検の学習を通して、難関大学合格に必要となる学習習慣や基礎学力が身につくこと、また、お子さまの自信や意欲を高めたり、家族の絆を深めたり、学力だけでない付加価値が得られるということが分かりました。それらは、いずれにしても「一生モノ」。早期にチャレンジさせることで、お子さまのこの先の人生をもっと輝かせることができるかもしれません。周囲より一歩先に、受検を検討してみてはいかがでしょうか。

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