順天中学校・高等学校 掲載日:2014年8月19日

ベテランの経験×若い熱意「世代間主導体制」が生み出す授業とは

国際的に活躍できるグローバル・リーダーを育成するための「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に指定された順天中学校・高等学校。英知を持った国際人を目指した取り組みで、生徒を大きく成長させています。今回は、博報財団による「世界の子ども日本語ネットワーク推進事業」の一環として行われた「海外児童日本体験プログラム」「日本児童海外体験プログラム」に参加した生徒たちの様子を、インターエデュが取材しました!

「国際人」として成長を見せた相互交流

海外児童日本体験プログラム

よさこい、音楽、美術、書道
海外8か国へ日本の文化を披露

博報財団が主催する「第5回海外児童日本プログラム」には世界13か国の生徒と日本国内から4校が参加。日本参加校の1校である順天には、7月15日、イギリス・インド・ハンガリー・モンゴル・タイ・ブラジル・ベトナム・ルーマニアの8か国からそれぞれ4人、計32人の生徒が訪れました。順天生による「よさこい」の歓迎の後、授業や昼食を一緒に体験!

海外生が音楽・美術・書道の授業を受ける間、順天生は「バディ」として彼らをサポート。慣れないながらも一生懸命に助言をして、日本の歌や絵、文字を海外生に伝えました。それだけでも貴重な体験ですが、加えて、順天生は日本の文化の良さをあらためて実感!

意見交換会
日本語で質問タイム

午後からは、国ごとのグループに分かれて「意見交換会」がスタート。国旗と地図をデザインした大きな模造紙に、順天生から海外生への質問が日本語で書かれた付せんがいっぱい。

付せんには、「はじめて覚えた日本語は?」など一般的な質問のほか、「ルーマニアではどんな人がモテますか?」などユニークな質問も。海外生が日本語を理解できないときは、すかさずフォロー。絵を描いたり、ジェスチャーで教えたりするなど、一生懸命に伝えていました。場内からは楽しそうな笑い声も。

発表
海外生から刺激を受ける順天生

お互いの交流が盛り上がったところで、各グループの代表が意見交換のまとめや気付いたことなどを発表しました。順天生からは「モンゴルでは早い子は幼稚園のころから日本語を勉強しているらしい」「日本のアニメや漫画がこんなに人気だったとは!」など、驚きとよろこびの声。海外生からは「しりとりが面白かった。学校にエレベーターがあった」「日本人はとても親切。トイレの文化の違いも学んだ」など、日本についての新たな発見に感動したコメントが寄せられました。

多くの海外生と交流したことで、順天生はたくさんの刺激を受けました。日本語を一生懸命に学ぶ海外生の姿を見て、「私も英語だけでなく、ほかの言語も話せるようになりたい」とさらなる意欲をふくらませる生徒もいれば、「日本語の文法って難しい。もっとわかりやすく伝えられるようになりたい」と本気で思った生徒もいました。今回の国際交流で、順天生の視野は、確実に大きく広がっていったのです。

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日本児童海外体験プログラム

日本児童海外体験プログラム
海外を知る・日本を知る体験

4月には、日本の中学生が海外を訪れる「日本児童海外体験プログラム」が行われ、関東の4校の生徒がベトナムの中学校を訪問。順天からは4人が参加しました。現地での交流を通してさまざまな発見をした4人から、意見や感想を聞きました。

人見知りが克服できた!

関令法さん:他国をあまりよく知らなかったので、知識を深めたいと思い参加を決めました。現地の人たちがとても優しく、明るく接してくれたのが印象的で、今まで初対面の人とうまく話せなかったのが、どんな人とでも話せるようになりました。今後はまだ行ったことのない国に行ってもっと多くの人と交流したいです。

視野が日本から海外へ広がった

渡邉咲弥さん:文化を学ぶだけでなく、日本をもっと好きになってもらいたいと思いがんばりました。帰国後は、国際的な活動への参加や、世界のニュースのチェックを積極的にするように。もともと学校の先生を目指しているのですが、視野が広がり、海外で日本語の先生になるのもいいなと思っています。

世界中に友だちを作りたい

内川亜美さん:積極的に話しかけてたくさんの友だちを作ること、文化や生活の違いを「発見」することなど、たくさんの目標を掲げて参加しました。現地では、日本語を話せる人が多いことに驚きました。今後は、SGHの指定校でもある順天のプログラムを生かしながら、グローバルな人材を目指し、世界中に友達を作りたいです。

目標は、交渉できる英語力

原田佳子さん:日本のことを知ってもらいたいと思い参加しました。それが実現できたと同時に、わたしも日本語の美しさに気付くことができました。将来は、テレビ局のスタッフか、ホテルなど接客の仕事に就きたいと考えています。そのため英語をたくさん勉強して、外国人と交渉ができるレベルになりたいと思っています。

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編集者が見たポイント

印象的だったのは、生徒たちの意欲の高まりです。自らこの機会を生かし「力をつけよう」という意識が、こちらにも伝わってきました。学びに前向きな海外生と接し、互いに刺激しあい、世界の未来を支える「国際人」として成長していこうとする姿を見て、頼もしく感じます。そんな順天生の生活が、下記のイベントでも見ることができますよ!

イベントスケジュール

■学校説明会

日時 チャレンジ教科
平成26年9月6日(土) 14:00~ 理科
平成26年10月25日(土) 14:00~ 社会
平成26年11月22日(土) 13:00~ 国語

■オープンスクール(公開学校行事)

日時 イベント名
平成26年9月20日(土) 12:00~15:00
平成26年9月21日(日) 9:00~15:00
文化祭(北斗祭)
平成26年10月25日(土) おもしろ実験体験会
平成26年10月03日(金) 学習成果発表会
平成26年10月08日(水) 授業見学会
平成26年11月27日(木) 弁論・読書感想発表会
平成27年2月19日(木) 英語レシテーション大会
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