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公立中高一貫校で行われる「適性検査」。最近では思考力や表現力を鍛えた受験生が併願しやすいように適性検査型入試を導入する私立中学校が増えています。郁文館夢学園でも、2015年度入試より適性検査型入試を導入すると聞き、早速、土屋教頭先生にお話をうかがってきました。

「適性検査」って、なに?

郁文館グローバル高等学校は、生徒たちがより充実した人生を送るために「自立」することが大切だと考えます。しかし、衣食住に困ることの少ない今の日本では、その「自立」こそが困難です。そこで保護者の方々には「可愛い子には旅をさせる」という覚悟を持って教育に臨んでもらいたいと考えています。

「学力検査」と「適性検査」の違い
▼学力検査
国語・算数・理科・社会の学力重視の試験。小学校学習内容の理解度を確認する検査だが、かなりハイレベルな問題を出題する学校もある。
▼適性検査
長い文章やグラフ・地図などを読み解き、解答を導き出す出題内容が特徴。思考力、判断力、表現力など総合的な適性を測る検査。
「適性検査」では表現力・思考力が重視され、
生徒の“伸びしろ”を測ることができる検査といわれます。

「適性検査型入試」導入へ! 〜教頭先生インタビュー〜

土屋俊之教頭先生
土屋俊之教頭先生

エデュ:「適性検査型入試」導入にあたり、学校が望む生徒像について教えてください。

土屋教頭先生:世の中にあふれる正解のないさまざまな問いに対し、自分なりの答えを思考できるお子さんはとても魅力的だと思います。その答えが他者と異なる意見であっても、自分なりの論拠を示す姿勢を、本校では高く評価いたします。

家庭学習ノート

家庭学習ノート

エデュ:適性検査は“伸びしろを測る検査”といわれますが、思うように成績が伸びない場合、どのようなフォロー体制がありますか?

土屋教頭先生:朝夕の補習をはじめ、長期休業期間中の講習も充実しています。また「家庭学習ノート」という、学校と家庭の双方で学習状況をシェアできる仕組みを整えているので、学力を含むさまざまな不安に対し、早めに手を打つことができます。放課後は図書館を開放しており、通称「のこべん」と呼ばれる居残り勉強会に参加できます。卒業生の大学生チューターがいるので、わからない問題もその日のうちに解決できます。

のこべんの様子

のこべんの様子

エデュ:万全のフォロー体制が整っていますね!貴校への入学を希望する生徒さんへのアドバイスをお願いします。

土屋教頭先生:一般入試は、過去問で出題傾向をつかんでいただくとともに、学校説明会でより詳しいお話をいたしますので、ご参加いただければと思います。適性検査型入試は、記述形式が多く難易度はやや高いと思いますが、公立中高一貫校の模試としての位置づけで受検して頂くことも想定しているので、例年の傾向に近似した出題となります。

もっと詳しく郁文館夢学園の学校サイトを見る

編集者が見たポイント

公立中高一貫校と私立中学校の入試は大きく異なるため、併願は難しいとされてきましたが、私立の適性検査型入試導入により、公立受検者にとっても選択肢の幅が広がっています。また公立中高一貫校を受検する前に、入試の雰囲気を経験できるよい機会にもなります。郁文館夢学園では、一般入試および適性検査型入試について、学校説明会でより詳しい説明をするそうです。ぜひイベントに足を運んでみてください。

郁文館夢学園 学校説明会スケジュール
2014年10月18日(土) 郁文館中学校・高等学校・グローバル高等学校 学校説明会
2014年11月22日(土) 郁文館中学校 「2科・4科型」「適性検査型」入試問題傾向説明会
2014年12月20日(土) 郁文館中学校 「2科・4科型」「適性検査型」入試問題傾向説明会
2014年12月26日(金) 郁文館中学校 「2科・4科型」「適性検査型」入試問題傾向説明会
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