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「他者理解」の教育理念の下、グローバルな人材育成を行う武蔵野中学高等学校では、生徒の好奇心をくすぐる行事が盛りだくさん!
今回は、春の林間学校を終えたばかりの進路担当の渡瀬先生に、お話をうかがいました。

春の林間学校を終えて

オリエンテーションで学ぶ「他者理解」

生徒写真

春の林間学校として中学校全学年で行う、箱根オリエンテーション。生徒たちは二泊三日の間、学年を交えての集団生活をします。
なぜ、林間学校でオリエンテーションを行うのでしょうか? その理由を渡瀬先生にうかがいました。

生徒写真

「オリエンテーションで、普段の授業や勉強では学べないことを学んでほしいと思っています。そのため部屋割りも、すべて学年を交えた割り振り。同級生とのメンバーシップはもちろんのこと、上級生が下級生の面倒を見ることでリーダーシップを学ぶことができますし、下級生も上級生と一緒に過ごすことで、自分の近い将来としての先輩像を描くことができるんです」

渡瀬先生によると、こうした経験が、教育理念でもある「他者理解」を学ぶことへも繋がっていくのだそうです。身をもって経験する機会があるからこそ、深い理解となるのですね。

「英語で学ぶ」を実践するプログラム

オリエンテーション中は、英語を使ったプログラムもたっぷり。ネイティブの教員を中心に、英語でのコミュニケーションが盛んに行われました。

「連絡事項伝達のために掲示板を使うのですが、すべて英語で書いています。課題も英語で説明します。iPadを使った謎解きゲームやパンケーキのメニュー考案などさまざまな課題がありますが、オールイングリッシュであるからといって辞書を引くことなどなく、すんなり理解します。ネイティブの教員の英語を普段からたくさん聞いていることが効いているようで、教師の目から見ても、リスニング能力を身につけているなと実感しますね」まさに、「英語で学ぶ」を実践したオリエンテーション。日常的にシャワーのように英語を浴びている環境だからこそ、英語がしっかりと身につくのですね。

  • オリエンテーション風景
  • オリエンテーション風景
  • オリエンテーション風景

満足度100%! 生徒たちの感想アンケート

生徒写真

林間学校について生徒の方々にアンケートを取ると、なんと満足度100%!
「みんなでやると、一人でやるより楽しいんだと気づきました」など、チームワークの大切さを学んだようです。先輩と交流できる有意義な機会ということもあって、「秋の林間学校も楽しみ!」という回答もたくさんありました!

校外の同世代と触れ合う修学旅行

エデュ:修学旅行は、どのような場所に行くのでしょうか?

渡瀬先生:毎年、四泊五日で北海道に行っています。初日は網走で刑務所を見た後、知床で世界遺産を見て一泊。二日目と三日目は標津(しべつ)という場所に滞在するのですが、町をあげての歓迎をしてくださっています。四日目は釧路に行きますので、北海道をぐるりと周る形になりますね。

エデュ:事前学習の成果は見られますか?

渡瀬先生:そうですね。アイヌに関する内容など、北海道ならではの歴史や環境問題などを学んでから行くので、実際にその場所を訪れたときにも、多面的に考えることができるようです。

エデュ:標津での交流会は、どのようなものなのでしょうか?

渡瀬先生:実は、標津での交流が修学旅行の一つの目玉でもあるんです。道東で「トドワラ太鼓」という伝統的な演武があり、毎年披露していただくのですが、こちらもそのお礼として太鼓の演武をお見せするんです。太鼓の演武は本校の文化祭で行っているものなので、それが交流に活かされているなと思いますね。標津中学校との交流で、土地の異なる同年代と触れあうことができるのは、生徒にとっても貴重な機会。林間学校などの校内行事で学んだことを、校外でも実践してほしいと思っています。

体育祭など武蔵野が誇る行事

エデュ:武蔵野といえば、体育祭ですよね!

渡瀬先生:体育祭は武蔵野で一番力を入れている行事です。ダンスや100人単位での玉入れ、綱引きなど、チームで行う競技がメインです。「みんなで取り組む」団体種目だからこそ、一体感やチームワークを学ぶことができます。

エデュ:競技を行うチームはどのように編成するのですか?

渡瀬先生:中3と高3、中2と高2、中1と高1というふうに組んでいます。特に3年生は最後の体育祭になるので、とっても一生懸命になります。他学年も、その迫力に負けないよう頑張っていますね。

エデュ:文化祭は、どのように行っているのでしょうか?

渡瀬先生:今までは「夏祭り」という形で校内だけの行事として行っていたのですが、昨年度から外部の方をお招きする「文化祭」という形で実施しています。文化祭も、生徒が中心になってチームワークを発揮する大きな行事と言えますね。

エデュ:この他にも、力を入れている行事はありますか?

渡瀬先生:卒業式です。3年間、あるいは6年間の集大成となるものですので、一つの儀式としてしっかりと行っています。とにかく厳粛に、体育祭などの行事とはメリハリをつけ執り行いますね。

編集後記

どの行事にも共通しているのは、常にだれかと共に作業をするということ。集団の中で、自分は何を出来るのかをしっかりと生徒一人ひとりが意識しているように感じました。
林間学校のアンケートでも、ほとんどの生徒がチームワークについて感想を述べていました。他者理解の理念を楽しんで学んでいるようですね。

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