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中高6年間を有効に使い、ゆっくり確実に基礎学力を定着させ、応用力を磨き、大学入試突破力を養成する東京純心の教科学習プログラム。その英語教育が近年、さらに進化。トレーニング型の指導で「英語脳」を作る教育が着々と成果を見せています。「英語に触れるたびに英語が好きになる」という英語教育について英語科主任の三田先生に話をうかがいました。

英語教育全体について

三田先生

インターエデュ(以下、エデュ):まずは、英語教育の特徴についてお聞かせください。

三田先生:中学2年生から習熟度別授業を行っています。中学は2段階、高校は3段階に分けています。上のクラスは応用的な内容も指導し、下のクラスは、少人数で理解できていない部分を手厚く指導できるようにしています。

エデュ:以前のカリキュラムとの違いは何ですか。

三田先生:以前は、難度の高い教科書を使った知識型のカリキュラムでした。新カリキュラムでは、中学の導入期に情報量をしぼって反復学習し、定着させることで英語脳を作ることを考えた内容に変わりました。授業も、声を出す学習に重点を置いています。

エデュ:導入後、生徒の変化・成長について感じている点はありますか。

授業風景

三田先生:人前で英語を話すことへの抵抗がなくなり、積極的に声に出すようになりましたね。覚えた内容をすぐに英語で話したい生徒がたくさんいます。スピーチコンテストに応募する生徒も以前より1.5倍ほど増えています。英語が得意ではない生徒でも、得意なもの(美しい発音・語彙力など)を見つけて学習しているようですし、英語が好きな生徒が多いですね。

エデュ:授業以外での取り組みはありますか。

三田先生:目標を持って、達成する喜びを得てほしいという思いもあり、英検の取得をすすめています。中学で高校卒業程度の英検2級を目指す生徒もいるので、対策講座も開いています。
また、多くの生徒が日ごろから利用している図書館には、オックスフォード・リーディングツリーが400冊あります。そのほかに、上のクラスの生徒向けにネイティブの先生による英作文の授業もあります。自分の意見を論理的に書かなければいけないので難易度は高いですが、大学入学後も使えると卒業生からも好評です。

校外の同世代と触れ合う修学旅行

エデュ:英語関連の行事が多くありますよね。イングリッシュキャンプ(中2)、海外語学研修(中3)はどのような内容なのでしょうか。

三田先生:イングリッシュキャンプは、国内で全20時間英語漬けで過ごしてもらいます。今までに習った内容がすぐ使える場として用意しています。海外語学研修は、ブリスベンとシドニーに17日間滞在します。ブリスベンでは、現地の語学学校に通い、シドニーはホームステイしながら現地の学校に通います。いずれも希望制ですが、新カリキュラムを導入してから希望者が増えています。

エデュ:スピーチコンテストは、どのように行われるのでしょうか。

三田先生:秋にクラス予選があり、選ばれた代表2名がコンテストで発表します。出場するインパクトは大きいようで、生徒たちは口に出さないまでも必死に練習してクラス代表を目指しています。コンテストに出場すると、周りからも一目置かれるので、本人の大きな自信になります。

エデュ:そのほかの行事はいかがでしょう。

三田先生:単語コンクールや英文法コンクール、単語マラソンなど、英語の授業には苦戦している生徒でもモチベーションが持てるよう、多彩な環境を作っています。実際、習熟度別では下のクラスの生徒が単語コンクールで上位入賞することも珍しくありません。

エデュ:保護者や生徒の反応はいかがでしょうか。

三田先生:卒業生から「大学に入ってから英語で困ることがない」と言われたときは嬉しかったですね。その卒業生は、在学中に上位にいたわけではないので、本人も驚いていました。保護者の方からも「純心に入れてよかった」という言葉をいただいています。

進学について

エデュ:進学先もやはり英語に関係した学科が多いのでしょうか。

三田先生:かつてはそうでしたが、今は、「英語を使って何がしたいのか」を指導していることもあり、進学先も幅広くなっています。理系も試験科目に英語があるわけですから、理系を志望する生徒こそ英語を得意科目にできるように指導しています。

エデュ:志望大学合格に向けてのフォローはありますか。

三田先生:大学入試で英語は長文化の傾向にあるので、新カリキュラムで英語脳を身に付け、速読できるようトレーニ ングしていきます。同時に精読も鍛えていきます。また、MARCH以上の大学対策には、英語科内に担当教員がいて、入試問題の傾向を教えたり、情報を提示したりできるようにしています。

編集者が見たポイント

『国際社会であってもコミュニティであっても、他者と積極的につながりながら、他者のために率先して働く人になってほしい』と、生徒への願いを話してくださった三田先生。英語はそのために必要な道具。だからこそ、これだけ手厚い指導がなされているのでしょう。“使える英語”を身に着けている生徒たちの成長が楽しみになりました。

次回のイベントは、個別相談会2014です。
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