掲載日:2015年5月29日

私学へ行こう!インターエデュ注目校

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私立校のメリットは何でしょうか? インターエデュのアンケートでは、ご両親だけでなく、お子さま自身も約8割が私立校を希望しています。今回は、お子さまの将来を考える上で、インターエデュが注目する私立校のメリットを紹介します。

中学受験、高校受験をがんばれば大学までの道が開ける!?

将来の進学先に、併設大学を意識したことはありますか?私立校には、大学付属の学校もたくさんあります。学校選びの際、難関大学への進学実績ばかりに目が行きがちですが、私立校のメリットのひとつに、「大学の付属であること」が挙げられます。将来の方向性がある程度見えていれば、入学したい大学の付属校に入学するのもひとつの手段です。

日本大学明誠高等学校

あらゆる分野に通じる日本大学の付属校。世界で活躍する生徒も多数通っています。

もっとも、将来の進路は決めていないけれど、大学への進学を確実にしたいという安定志向ならば、文系から理系、医学系までさまざまな学部がある日本大学の付属校がよいかもしれません。中でも、日本大学明誠高等学校は、2013年の日本大学への進学率は約60%。法学部、理工学部、芸術学部、薬学部など幅広い学部に進学しているのもポイントです。また、日本大学明誠高等学校は“文武両道”として、勉強と部活動の両立ができることでも知られています。大学受験勉強に追われることなく、充実した学校生活をおくれることでしょう。

私立中高一貫教育にしかできない教育!

中高一貫教育を行う私立校の最大の特徴といえば、中学生と高校生が同じ校内にいることです。特に部活動を通じて学年を超えた交流する場合が多く、中学生からみれば、高校生は少し年の離れた“お兄さん”や“お姉さん”として頼れる存在であり、高校生からみれば、中学生は面倒をみてあげたい“弟”や“妹”として、お互いに学び成長し合える仲になります。

東京電機大学中学校・高等学校

春の遠足(御岳山)は、中3と中1の合同班。2年前は先導されていた中3が、今度は中1を励ましながらいっしょに登っていきます。

こうした中、学習でも中高生の交流を活かした取り組みを始める学校があります。東京電機大学中学校・高等学校では、総合学習として2016年より学年横断型ゼミ学習「4D-LABO」がスタート。中学2年生から高校2年生の4学年にわたる生徒でグループを作り、テーマに沿った研究をします。探究型学習を行う学校は多々ありますが、中学生と高校生が一緒に行うグループ学習は珍しい取り組みといえるでしょう。

せっかく中高一貫教育を選ぶのであれば、その特徴やメリットを活かした教育にも注目してはいかがでしょうか。

私立校なら英語漬けも国際交流も長期留学も楽々!?

ますますグローバル化が叫ばれる昨今ですが、私立校の場合、国際交流や英語教育に力を入れている学校が多くあります。特に、国際交流に力を入れている学校は、提携をしている姉妹校が複数の国にある場合があり、より広い見識を育てることができるでしょう。また姉妹校とは、長期交換留学制度があったり、姉妹校で受けた授業の単位を、卒業単位に認めてもらえたりすることもあります。このようなお得な留学ができるのも、私立校のメリットのひとつです。

八千代松陰中学校・高等学校

活発な異文化交流は中学生から。海外3か国の姉妹校へ留学チャンスも豊富にあります。

例えば、八千代松陰中学校・高等学校では、ニュージーランド、オーストラリア、大韓民国の3カ国に姉妹校があります。希望した生徒による、オーストラリアやニュージーランド、大韓民国の姉妹校への親善訪問が中学校から毎年行われ、国際化時代に必要な異文化理解を早くから深めています。また、オーストラリアやニュージーランドからはチューター(外国人英語科助手)の受け入れも行い、ALTの指導ともあいまって、ネイティブの英語に触れる機会も数多く設けられています。

大東文化大学第一高等学校

短期ホームステイから、長期の交換留学まで機会は様々! 培われてきた国際理解教育。

大東文化大学第一高等学校も開校以来、国際理解教育を行っており、カナダ、ニュージーランド、中国に姉妹校があります。カナダとニュージーランドの姉妹校とは、1年間のホームステイによる長期交換留学制度を行っています。また、夏休みと春休みを使った、2週間のホームステイ研修も毎年行われ、国際感覚を養っています。さらにカナダとニュージーランドからは毎年訪日研修団が、中国からは研修旅行時に生徒たちが本校を訪れ、校内でも国際交流が盛んです。

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校

一人ひとりが英語で自らの意志を発信する力を養います。

一方、留学以外で異文化を学ぶ機会が欲しいという場合は、その学校の海外研修にも注目してみましょう。例えば、「本物から本質に迫る教育」を行っている多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校では、国際感覚を養うために、中学3年生の修学旅行で、ニュージーランドへ行きます。修学旅行といえども、その内容は2週間にわたりホームステイをしながら、地元の学校に通うというもの。生きた英語にふれることができ、現地の学生と交流を深めながら、世界市民としての資質を磨けます。

高輪中学校・高輪高等学校

中学では全員英検を受験し、3年までに準2級の取得を目指します。

他方、高輪中学校・高輪高等学校では、高校2年時に全員がオーストラリアのゴールドコーストに行き、現地のホストファミリーの家に、ファームステイをします。現地の学校への訪問も行い、授業なども受けます。また、イギリスサマースクールを中学3年生、高校1年生の希望者で行っています。現地では同世代の他国の生徒との交流もあり、イギリスにいながら、より多くの国々の人たちと親交を深めることができるのが魅力です。

しかし、英語は学びたいけれど、留学する勇気はまだないという場合もあるでしょう。そのような場合は、実践的な英語を学べる学校を探してみましょう。

武蔵野中学高等学校

日本にいながら、ネイディブ教員の英語のシャワーで見につく英語力に注目です。

例えば、武蔵野中学高等学校は、授業で英語に触れる量が多いことで知られています。外国人教師によるオールイングリッシュの授業が週6時間、日本人教師による英文法などの基礎を学ぶ授業が週4時間と、週10時間の英語の授業で、6年間で学ぶ時間は2000時間以上。中学3年次にはアメリカ人ファミリーと過ごす国内留学、高校1年次には3ヶ月間のニュージーランド留学も可能なので、授業で英語力に自信を持てたら留学にチャレンジすることもできます。

工学院大学附属中学校・高等学校

年2回のTOEFL®JuniorTM 受験などで世界に通用する力を備えます。

また、2015年度から新しい3つのコースがスタートした工学院大学附属中学校・高等学校では、ネイティブスピーカーが英語で授業をするイマージョン教育を実施。ハイブリッド特進クラス、ハイブリッド特進理数クラスは段階を踏んでイマージョン教育を取り入れていきますが、ハイブリッドインタークラスは、英語だけでなく、数学、理科も英語での授業を行っています。英語で学び、英語で考える機会を設けることで、真のコミュニケーション能力を高めます。

なかなか個人でするには難しい留学。外国の文化に関心がある、英語をもっと学びたいというお子さまは、国際交流や英語教育に力を入れている学校という選択肢も考えてみてはいかがでしょうか?