唯一の公立全寮制男子校｜掲示板スレッド

公立校の県外・早期入試に波紋　「生徒奪う」私学側が鹿児島県に抗議
2014年07月24日 西日本新聞

鹿児島県が過疎対策の一環で同県肝付町に来春開校する中高一貫男子校「楠隼（なんしゅん）
中学・高校」が、全国から生徒を募集し県外入試を実施することに、東京や福岡など７都府
県の私立学校の団体が強く反発し、鹿児島県知事や教育長に抗議や要望の文書を送っている。
少子化で全国の私学が生徒確保に悩む中、入試日を現地の私立校より早く設定したのが主な
原因。私学団体側は「自県本意」「一方的」と批判を強めている。

楠隼は公立では全国初の中高一貫全寮制男子校。募集定員は中高各６０人で、北海道から沖
縄までの２１都道府県で学校説明会を開く。県外入試は東京、大阪、福岡で開催。中学の１
次が来年１月１０日、２次が同１８日、高校の前期が２月４日の日程だが、３都府県の多く
の私立校より早い。これに対し昨年１２月以降、全国の私学団体でつくる日本私立中学高等
学校連合会をはじめ、東京、大阪、福岡、神奈川、埼玉、福島、京都の私学団体が文書を送
った。他の地域にも送付を検討する動きがある。

中高校の入試日は都道府県単位で調整しており、他の都道府県で入試をする場合は、現地の
日程より後にするのが通例という。東京私立中学高等学校協会の長塚篤夫総務部長は「都内
の公私立校で調整した日程が無視されれば、大混乱を招く。公立校の役割としてあり得ない
と、私学関係者から異論が噴出している」と憤る。過疎対策の開校趣旨についても「過疎地
域は全国にある。過疎地域で生徒を奪い合うのは、行政が取るべき施策ではない」と指摘す
る。同協会は今月７日付で鹿児島県に都内での入試と生徒募集の撤回を求める文書を送付し
た。

福岡県私学協会は「楠隼が前例となり、他県の公立校にも県外入試が広まれば生徒募集の秩
序が保てない」と、入試会場を鹿児島県内に限るよう要求した。児玉弘事務局長は「公立校
に税金で大がかりに全国募集されれば、私学は太刀打ちできない」と懸念する。

鹿児島県教育委員会高校教育課は「楠隼の入試日は鹿児島県内の学校に合わせた。そもそも
公立校に対して全国募集や入試日程を制限する規定はない」とし、入試会場や日程を変更す
る予定はないという。

各都道府県の私学協会に話しを通していなかったのはダメだったと思います。正直なんでこんな基本的なことをしなかったのかと思いますね。話しを事前に通しておいたなら、揉めることもなく県外入試であってもすんなりできたのではと感じます。
でも、特に東京、大阪のように私学が強い地域、伝統校が騒ぐほどのことでもないのかなと思います。私立伝統校とできたばかりの公立では格が違いますから。

鶴丸高校であればともかく、この学校では全国から人は集まらないと思います。

愛知の全寮学校に知恵を付けられたのでしょう。
何度も見学に来ていたそうで、ノウハウも公務員的図々しさでしつこく聞いていたとのことなので。完成予定図も丸パクリです。
入試は愛知も同じことをし揉め私学協会には参加していませんね。