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投稿者: 鴨の橋 (ID:sGiPb1sHUZw) 投稿日時:2016年 05月 04日 15:01
この頃、『京都ぎらい』という新書が評判です。
私も購入して読んでみましたが、何だか素直に納得できず、複雑な感想を持ちました。
京都生まれ京都育ちの(庶民の)人間ですが、いや〜少し違うんじゃ無いかな、と。
京都人や文化をあえて貶めているような気もします。
それはもしかしたら、京都への羨望の一方で、当地に傷つけられた御本人の高いプライドの、実は愛情の裏返しから来る憎しみのようにも取れました。
なので、京都以外の方々に誤解を与えかねないと危惧しています。
皆様は、どう思われますか?
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【4096942】 投稿者: 京おんな (ID:jqRBJGqghwY) 投稿日時:2016年 05月 04日 15:33
読んでいませんが、だいたい予想はつきます。
だって著者は井上先生でしょ?
ザ・京都の男、じゃないですか。
この先生、洛星出身で京大工学部卒で、国際日本文化センターの教授。
京都への羨望でプライドを傷つけられた、なんて無い無い。
ご本人が一番京都の人間としての高〜いプライドを持って、他を見下している人ですよ。それゆえの自虐ギャグのような本だろうなあと思います。自虐ではあっても笑えないということにご自身はお気づきでないでしょうけど。たしかに上、中、下京区の人間にはコンプレックスは持ってそうだけど。
読まなくてもね、常日頃からそんな発言ばかりしてるんですよ。テレビでも活字媒体でも。しばらく前まで朝日放送の朝の番組でコメンテーターもしていたし、私自身、河原町の高島屋のレストランで隣り合わせて、会話筒抜けでしたけど(ええ、聞き耳たててました笑)人の悪口ばっかり。
京都以外の人には誤解を与えるでしょうね。
でも京都の男ってこういう人多いですよ。上岡龍太郎とか島田紳助とかもそう。どっか嫌味で、素直に褒めることはせず、でも本心は京都大好きっていうか京都に生まれ育った自分が大好き。ナルシスト。
面倒くさいタイプですよね。
京都のおかあちゃんに猫かわいがりされると、こういう男に育つって典型です。 -
【4096985】 投稿者: 鴨の橋 (ID:sGiPb1sHUZw) 投稿日時:2016年 05月 04日 16:49
京女様
作者の詳しい経歴を有難うございました。
そうなんですね、、知りませんでした。
京都高島屋のレストラン(大抵は7階)で、他者の悪口を言いまくっていた、とは驚きです。
本当は下京区や中京区に生まれ育って言えば、、と唯一人生の悔いがあったんでしょうか。
少し寂しい気がします。
私は上京区の人間ですが、右京区は田舎だとか、左京区や宇治は京都や無い、とか、意識したことはありません。
ただ、この頃は作者が、テレビや週刊誌などで、京都も地方都市の1つに落ちぶれてしまったのに、まだ全国からチヤホヤされていい気になっている、などと「暴言」を聞きますと、いやそれは違うんじゃ無いか、と反論したくなってしまうんですよね。
親戚が、500年以上続く伝統産業に関わっていますが、そのためにどれ程苦労して、でも日本文化のために後世に伝えなければ、と歯を食いしばって耐えて代々家業を頑張っているのを身近に見ていますので、「京都人はチヤホヤされていい気になっている。今や中央から相手にされない1地方都市に落ちぶれてしまったのに、自覚が無い」などとばさっと切り落とされると、この作者は、伝統を背負う覚悟や苦労を分かっていないのでは、と悲しくなります。
その本が賞をとり、有名になることに対して心配しているこの頃です。 -
【4097029】 投稿者: 京おんな (ID:jqRBJGqghwY) 投稿日時:2016年 05月 04日 17:39
私も「京都の真ん中」の人間です(笑)
井上先生的発想でいうと、先生の経歴自体が残念なんですよ。
京都市生まれやけど、真ん中(上、中、下京区)やない。
洛星卒やけど、真ん中の出やないし、有名な家ではない。
(洛星には京都の名士の子息がうじゃうじゃいますからね)
京大卒やけど、医学部でも法学部でもない。
教授やけど、京大の教授やない。
たぶん地元では一番やったんでしょうね。洛星入ったんだから。
あの頃の洛星ってかなりすごいですよ。
でもそこに行ったから井の中の蛙であったことに衝撃を受けたのでしょう。
自分は完璧ではなかったと。(あくまで推測ですよ)
ユダヤ人迫害を行ったヒトラーは実は自身がユダヤ人だったのでは?という説があります。それに彼はかなりの小男だったらしいです。それゆえアーリア人に憧れ、その血を守らなければいけないとユダヤ人を迫害した。もし本当に彼がユダヤ人であったのなら、井上先生と同じようなコンプレックスからユダヤを攻撃したのでしょう。この『京都ぎらい』もそういう感情を描いたものであると捉えれば、何らかの賞を受けるのは不思議ではありません。人間の鬱屈した感情を著した書物と言えますからね。
「京都の真ん中」の人間はそれが当たり前なので、周りを見下げたりしません。もともとが東京出身の江戸っ子が何も感じないのと同じです。地方から東京に来て住み着いた人間は、自ら「よそもん」と意識してしまうので、他者も「よそもん」認定したがるのです。この本が書いていることは(目次から察すると)それを京都でやっているのと同じなのではないですか?
これを面白いと感じるのは、ある種の皮肉として楽しむか、排他された鬱憤晴らしとして他者を排他したがっているかのどちらかだと思います。というのも、京都という街自体に、井上先生と同じような構造の反感を感じている人が日本にはたくさんいるからです。その人たちの鬱憤晴らしには役立つ一冊だと思いますよ。
真面目に受け取らず放っておくことです。京都の人間らしく(笑)
何か感想を求められたら「いろんな考え方がおすなあ」とアルカイックスマイルで。 -
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【4097040】 投稿者: 読みました (ID:3lwggGX2G7U) 投稿日時:2016年 05月 04日 17:49
京都のお年寄りのプライドの高さはハンパ無いなあ、なんだかコワイと思っていましたので、読んで納得、すごく笑えました。
京都に限らず、人が誰でも持っている差別主義、そこをズバッとあからさまに書いてありました。
洛中の人々に個人的にプライドを傷つけられた事から、私怨をぶちまけたような本でしたが、そういうことあるのね〜と昔京都に大学と仕事で通っていた程度の私からみると面白かったです。
普通はあえて口にしないようなイケズのお話でした。 -
【4097041】 投稿者: POP (ID:/9dhooyS5JA) 投稿日時:2016年 05月 04日 17:49
ある本屋さんに井上さんが入ったらこの本のPOPに
「ほんまは好きなくせに」
とあったそうですね。
関西の本屋さんは面白いですね。 -
【4097047】 投稿者: 鴨の橋 (ID:sGiPb1sHUZw) 投稿日時:2016年 05月 04日 17:57
京おんな様
説得力のある文章を有難うございました。何だかモヤモヤしていた感情がストンと腑に落ちました。
結局、作者の劣等感に基づいた強烈なジェラシー。
作者自身が本当は中央にいたくて、でも実際には京都の中央に入れなかったコンプレックス。。
それ故の強烈なアグレッシブな感情。
京おんな様。私が感じた作者に対する疑問に対して、他の方も思ってはったんたんやなあ、と思うて嬉しくなりました。
書き込み有難うございました。 -
【4097093】 投稿者: 読みました (ID:3lwggGX2G7U) 投稿日時:2016年 05月 04日 18:44
スレ主さん
読まれたらわかりますが
少し違います。
井上さんは、戦後の平等教育を受けた世代で
洛中洛外の差別意識というものがある事を大学生になるまで知らなかったのです。
大学のゼミの割り当てで洛中の由緒ある家の当主にインタビューに行ったところ、嵯峨は田舎で洛中とは違うと強烈なイケズを初めて言われたのです。それがあまりに強烈で、京都というものに対する気持ちが屈折したという私怨のお話でした。
京都のいやらしいところを隠さずぶちまけてやる、という内容でした。
京都に住みながら、洛外から観察しているものでないと書けない視点なんです。
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