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投稿者: 遠い記憶 (ID:5TPEVvbr3XU) 投稿日時:2012年 11月 10日 09:53
高校のとき、国語の教科書にあったと思うのですが、作者と題名を知りたいのです。内容的には、次のような文が記憶にあります。
怒りを発している人は、すでに償いをしている。(あるいは、罰せられている ?)なぜなら、その感情は、結局は、自分に返ってくるから。
先生の補足で、怒っている人はイライラしているでしょ、みたいなことを聞いたとおもいます。
心当たりがあれば、どうぞご教授くださいませ。
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【2981362】 投稿者: おそらく (ID:D3RB.y8iUVU) 投稿日時:2013年 05月 26日 02:59
太宰治の「人間失格」と思われます。
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【2981365】 投稿者: おそらく2 (ID:D3RB.y8iUVU) 投稿日時:2013年 05月 26日 03:25
それは誰でも、人から非難せられたり、怒られたりしていい気持がするものでは無いかも知れませんが、自分は怒っている人間の顔に、獅子(しし)よりも鰐(わに)よりも竜よりも、もっとおそろしい動物の本性を見るのです。ふだんは、その本性をかくしているようですけれども、何かの機会に、たとえば、牛が草原でおっとりした形で寝ていて、突如、尻尾しっぽでピシッと腹の虻(あぶ)を打ち殺すみたいに、不意に人間のおそろしい正体を、怒りに依って暴露する様子を見て、自分はいつも髪の逆立つほどの戦慄(せんりつ)を覚え、この本性もまた人間の生きて行く資格の一つなのかも知れないと思えば、ほとんど自分に絶望を感じるのでした。
太宰治「人間失格」より。このあたりでしょうか?また「教科書に載っていた」ということからも判断させていただきました。 -
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【3048398】 投稿者: 遠い記憶 (ID:W2fDZGLpu0o) 投稿日時:2013年 07月 21日 22:25
ありがとうございます。
しばらくレスがなかったので、諦めていました。
引用までしてくださり、感謝感激です。
そのような気もしてきました。
高校生のとき、友人から借りて「人間失格」を読んだことはありますが、全く覚えていませんでした。教科書にも載っていたなんて…それも、覚えていないのです。ただ先生の言葉だけが、妙に印象に残っていました。
でも、何か感じるものがあったのでしょうね。
いま一度、購入して読んでみたいと思います。
名作と言われる文学の良さは、そんなところにもあるのかもしれませんね。
本当にほんとうに、ありがとうございました。
青春時代とはまた違った感性で楽しんでみたいと思います。
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