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【3801557】ミステリー(推理)小説のレビューをどうぞ

投稿者: アラフィフの読書   (ID:SZRj/VH51r6) 投稿日時:2015年 07月 23日 14:03

こんにちは。私はずっとテレビでワイド劇場などを楽しんできました。
山村美沙や西村京太郎シリーズなどです。

趣味が高じてしまい、最近になって、ミステリー(推理)小説を読み出しましたが、何を読もうかと迷ってしまいます。

皆さんが好きだった本をぜひとも教えて下さい!
ネタバレでも大歓迎です!!!
どうぞよろしくお願い致します。

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  1. 【4377195】 投稿者: ロディ  (ID:7jutgh4.X9Y) 投稿日時:2016年 12月 27日 23:10

    海外の作品からさまのお薦めの『ガール・オン・ザ・トレイン』。
    読み終わりましたので、のぞいてみたら、ダン・ブラウンでにぎわっていましたね。


    私も、『ダヴィンチ・コード』を読んで、時間を返せと叫びそうになりましたが、あれを原著で読まれるなんて、本当に教養豊かな方なのですね。


    映画も観ましたが、原作を読んでいないとつらいものがありました。

    ところが、『天使と悪魔』は映画を観たら、面白くて、原作も後から読んでも面白かったです。

    『インフェルノ』も小説は面白かったけど、映画は観ていません。

    話が脱線してしまいましたが、『ガール・オン・ザ・トレイン』はヒッチコック風のスリラーですね。

    映画は観られなかったけど、結末を知っているから・・・

  2. 【4418674】 投稿者: 海外の作品から  (ID:bTL6naWgzjc) 投稿日時:2017年 01月 28日 10:11

    みなさまお久しぶりです。

    このスレでは、新年はじめての書き込みなんですね。

    ちょっと苦労して読み終わったので、Dennis Lehaneの小説を紹介します。

    Lehaneは、Mystic River(クリント イーストウッド監督で映画化されました)、Shutter Island(ディカプリオ主演の映画は大ヒットしました)などで有名なアメリカのミステリー/スリラー作家。寡作ですが、名文家として知られ、Chandlerの後を継ぐ正統ハードボイルド作家とも言われます。

    遅きに失した感じもしなくもありませんが、2013年に、Live by Nightでエドガー賞(長編賞)受賞、昨年、続編にあたる、World Gone Byが刊行されました。

    今回紹介する2作は、連作となっており、1920年から40年台のギャングものです。主人公Joe Coughlinの両親や生まれにスポットライトを当てた、The Given Dayを含め、三連作として扱われることが多いです。単独に1冊読んでも、まったく問題ありません。

    Live by Night
    禁酒法時代、ボストンの不良で強盗を重ねるJoe Coughlinは、ギャングの頭目の情婦に手を出して追われる身になりますが、警察幹部の父親の機転で救出されます。監獄でマフィアの頭目Pescatoreに見いだされ、フロリダ州Tampaで、相棒Dionとともに、密造酒利権を一手に握っていきます。しかし、KKKにつながる地元警察や地元マフィア、そして元親分との、血で血を洗う抗争に発展し、Joeの家族にも悲劇が訪れます。

    World Gone By
    数年後、Joeは、表向きはDionにマフィアの頭目をゆずり、合法ビジネスをやりながら息子を育てています。しかし、ある日、逮捕された女殺し屋からJoe自身の暗殺計画を知らされます。暗殺日時は明確ですが、誰が何のために彼を狙うかわからず、昔の相棒DionやRicoとともに探っていきます。しかし、Joeが思わぬ背景に気づいたとき、すさまじい抗争が起こり、友情も長年の協力関係もはかなく崩れていきます。


    名文家の誉れ高いLehaneですが、少なくとも彼のギャングものの英語は難しいです。
    特にギャング同志の会話、直接的でなく、難解ですが、怖さはひしひしと伝わってきます。日本のヤクザもので、ちょっと汗かいてもらおうか、とか、東京湾の水は冷たいよ、と言ったりするのと同じようなものでしょう。
    そして、自然や家具調度やちょっとした動作の描写で深層心理を描き切る表現もみごとですが、もとから不足している英語力で読み切るのは、やはり、大変でした。

    全編、なんともいえぬ暗さ、もの悲しさが漂うのも、彼の作品の特徴です。
    それでも、まったく明るさがなく、救いもなく、不条理劇のように不幸が集積するような、Mystic Riverに比較すると、なにか救いのある作品ではあります。

    Live by Nightは、ベン・アフレック主演・監督で映画化され、アメリカでは、今月、封切られたはずです。彼は、Gone Girlで、サイコパスの妻に翻弄されるなさけない夫を好演しましたが、本来の持ち味は、こういう映画でしょうね。

    日本語訳も出版されています。
    Live by Night, 夜に生きる
    World Gone By, 過ぎ去りし世界
    ともに、早川ポケットミステリー 加賀山卓郎訳 です。

  3. 【4420980】 投稿者: ロディ  (ID:otu9Zcc443Y) 投稿日時:2017年 01月 29日 13:32

    海外の作品からさま

    デニス・ルヘインは大好きな作家で、もちろん翻訳ですが、三部作の『夜に生きる』までは読んでいます。

    コナリーよりも情緒的で、日本人の好みなのではないでしょうか?

    時間と気力がなくて、途中で挫折してしまったのですが、『エンジェルメイカー』、面白そうです。

    海外の作品から様、まだ未読でしたら、お時間のある時に読まれてみてください。

  4. 【4424241】 投稿者: 海外の作品から  (ID:EEhcsVU6Eug) 投稿日時:2017年 01月 31日 08:25

    ロディさま

    あつもコメントをありがとうございます。
    ルヘインのあまりに悲しげなトーンは、はまると引き込まれますが、何かの拍子に、辛くなって、しばらく本から離れたりします。もう少し表現の機微を理解する英語力があれば、また感じ方も違うのかも知れません。

    お薦めのエンジェルメイカー、ルヘインの小説かと思って検索しちゃいました。ニック ハーカウェイという作家、全く知りませんでした。なんか空想上の機械が詳細に記述されるようで、なかなか大変そうな気もします。
    それ以前に、ロディさんが日本語で中断したほどタフなものを英文で読めるか、という問題が。
    意地を張らずに日本語版で読めばいいのですか、一度日本語に戻ると英文を読めなくなるような気がして迷っています。

    The Girl on the Trainお読みくださったとのこと。
    一部、納得出来ないところもあるのですが、日常感の中でじわじわ恐怖が迫ってくる感じは、大したものと思いました。
    日本でもそれなりに深刻ですが、欧米のアルコール依存症問題は、日本の比でないのか、と思ったり。
    Kingの11/22/63も、別れた奧さんのアル中問題から話が始まりますし,。

  5. 【4438339】 投稿者: 海外の作品から  (ID:bTL6naWgzjc) 投稿日時:2017年 02月 07日 22:36

    唐突ですが、みなさま、作家の長者番付、予測できますか?
    現在、もっとも稼いでいる作家。

    ハリーポッターの作者、ローリングを予測する人も多いでしょう。
    フィフティ シェイズ オブ グレイ の作者、E.L. ジェイムスも、ずいぶんと収入がありそうですよね。

    大御所キング、リーガルスリラーの旗手グリシャムを予想する人も多そうです。

    しかし、これらの人の数倍収入がある、ダントツの人が居ます。

    ジェイムズ パタースン
    James Patterson

    なんと、稼ぎに稼いで年に9500万ドル。もはや狂気の収入と言うしかありません。

    ということで、Pattersonの紹介です。

    劇画的で、場面の展開が早く、あまり考えずに筋書きだけを追って楽しめる、軽いスリラー/ミステリーの作家です。
    そして、ほとんどの作品は共著の形を取っており、何人もの作家を助手に使って、年に10作品以上リリースしています。そのほとんどが瞬間風速的にはベストセラーになるので、売れるはずです。
    あまり長くなく(8万~10万語程度のものが多い。ペーパーバックでは薄いほう)、章立てが異様に細かく(1章が4ページ、通常、100章前後にあんります)、劇画のコマ送りを見ているような気分になります。

    いくつかのシリーズものがありますが、
    Jack Morgan Series (Private + 都市名)
    Women's Murder Club Series
    などが、最近は続けて刊行されています。

    私は、ややこしい本につかれると、一冊手に取って一気読みすることがあります。英文も難しくなく、文字通り寝そべって気楽に読めます。

    Women's Murder Clubのシリーズは、実は嫌いではなく、1巻、12巻、14巻、15巻と、気付いたら4冊読んでいました。
    サンフランシスコ市警の敏腕女性刑事が、親友の監察医、検事補、事件記者と私的につながりながら、殺人事件を解決していく、というストーリーです。
    この4人を、彼女らは、ひそかにWomen's Murder Clubと呼んでいます。

    物語はサンフランシスコからシリコンバレー、モントレーに至るエリアに展開され、なつかしくなる場所が頻繁に登場するのも、好きな理由です。

    最近読んだ、15th Affairは、美人二重スパイとテロリストとの闘いの中、主人公は、自分の夫の裏の顔に気付き苦悩する、という内容です。

    読んでいるときは面白いけれど、たぶん、なにも残りません。
    ただ、読書力の自信を回復するのにはいいかと思います。

    残念ながら、内容が希薄すぎるせいか、日本語にあまり訳されていません。
    このシリーズでは、第一作1st to Dieが日本語に訳されているようです
    (初めに死ありき)

    ちなみに、長者番付では、The Girl on the Trainの、Paula Hawkinsが、はじめてベスト10入りしています。彼女、まったく売れない作家で、ゴーストライターをやって糊口をしのいでいたはず。アメリカンドリームですね。

  6. 【4465260】 投稿者: ロディ  (ID:otu9Zcc443Y) 投稿日時:2017年 02月 22日 17:36

    海外の作品からさま

    かなり前に紹介していただいた『秘密』ケイト・モートン、読み終わりました。
    読み進めるうちに予想的中と思いきや、半分は当たり、半分は外れました。

    翻訳は読みやすかったです。

    以前話題に上った『贖罪』と時代背景が似ていますね。

    ゴダードの3部作、翻訳が出るようで楽しみです。

  7. 【4465411】 投稿者: わかりやすい話で  (ID:u1rAWYOi0TA) 投稿日時:2017年 02月 22日 19:13

    海外の作品からさま、ロディさま、こんばんは!

    ケイトモートン好きなので「秘密」も読みました。面白くグイグイ引き込まれましたが、あの最初の"挨拶"はおかしいですよね...

    遅ればせながら、年末話題の「天使と悪魔」読んでるとこです。ダ・ヴィンチコードよりずっと面白いです。

    ロディ様、ピーターラヴゼィが気になって検索したら他スレでお見かけしたのですが、その後何か読まれましたか? 「苦い林檎酒」は図書館にないので「偽のデュー刑事」とか「最後の刑事」辺りから読んで見ようかなと思ってますが、オススメなど、、

  8. 【4465689】 投稿者: ロディ  (ID:otu9Zcc443Y) 投稿日時:2017年 02月 22日 21:44

    わかりやすい話でさま

    『偽のデュー警部』は読んでいるはずなのですが、覚えていないのです。
    読んで損はないかと思いますが、

    『天使と悪魔』から、大昔に読んで面白かった本を思い出しました。
    作者も題名もうろ覚えだったのですが、ネットのおかげで判明しました。

    キャサリン・ネビル『エイト』残念ながら絶版でした。


    海外の作品からさま

    ジェームズ・パターソン、リチャード・パターソンと勘違いしていました。
    リチャードの方は、一時はまって読んでいたのですが、今はどうしているのでしょうか?

    話は飛びますが、『夜に生きる』の映画版、予告編を観ました。
    ベン・アフレックはイメージと違いすぎます。(ゴーン・ガールの中身のない
    2枚目役は合っていましたが、彼には繊細さが出せない)
    ライアン・ゴズリングとか、ジョセフ・ゴードン=レヴイットに演じてほしかった。

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