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【3801557】ミステリー(推理)小説のレビューをどうぞ

投稿者: アラフィフの読書   (ID:SZRj/VH51r6) 投稿日時:2015年 07月 23日 14:03

こんにちは。私はずっとテレビでワイド劇場などを楽しんできました。
山村美沙や西村京太郎シリーズなどです。

趣味が高じてしまい、最近になって、ミステリー(推理)小説を読み出しましたが、何を読もうかと迷ってしまいます。

皆さんが好きだった本をぜひとも教えて下さい!
ネタバレでも大歓迎です!!!
どうぞよろしくお願い致します。

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  1. 【4240330】 投稿者: フォア  (ID:7XyesPIUado) 投稿日時:2016年 09月 08日 00:29

    海外の作品から様

    新たな作品のご紹介、ありがとうございます。残念ながら、私は翻訳が出るのを待たねばなりませんけれど、大変興味深く・・・

    海外の小説家の「日本」の扱い方は、おっしゃられるように大変興味深いです。『ディア・ライフ』もそうでした、私には違和感のある扱い方ではありましたが・・・

    ご投稿に嬉しくなり、連投してしまいました。申し訳ありません・・・

  2. 【4241120】 投稿者: 中等教育  (ID:xT2e0hNc292) 投稿日時:2016年 09月 08日 17:45

    円居挽もなかなか中二病作家です。

  3. 【4241151】 投稿者: 最近悔しかったこと  (ID:C62.Kmrs.i2) 投稿日時:2016年 09月 08日 18:17

    他人事さんはあんなこと書くぐらい悔しかったんだね。
    私は丸太町のラストをバラされたのが、最近では一番悔しかった。

  4. 【4242844】 投稿者: 海外の作品から  (ID:JVafNyhzDQs) 投稿日時:2016年 09月 10日 11:28

    フォアさま

    私の拙い紹介に興味を持ってくださり、たいへんうれしいです。
    世界から見た日本、といっても、Kazuo Ishiguro(彼を日本人というには抵抗がありますが)やHaruki Murakamiがいまひとつ苦手なので、情報量も不足しています。
    その中で、次の作品は、日本を語る参考にもなる佳作と考えています。

    ====
    A Tale for the Time Being, by Ruth Ozeki
    (あるときの物語、ルース オゼキ著 田中 文訳)

    カナダ在住、英仏日トリリンガルの日系二世の女性による作品。2013年ブッカー賞最終選考に残り、座年ながら、以前紹介したEleanor CattonのThe Luminariesに敗れました。作者は米国で英文学とアジア研究の学位を取得後、日本に渡り、奈良女子大で宗教学や文学を研究、その後、映像編集などを経て作家となりました。仏教の研究からか、禅宗に改宗し、僧侶の資格を取っています。

    カナダ太平洋岸の孤島で創作活動を行うRuth(作者自身の投影)は、海岸に漂着したゴミの中から、キティちゃんバッグにはいった日記帳を発見します。日記は、日本の少女Naoのもので、秋葉原のメイドカフェで書かれていました。日記は、いかにも少女のノリで軽くはじまりますが、すぐに深刻な様相を帯びてきて、父親の失業、日常的ないじめ、家族のいざこざなどが語られます。
    Naoは、シリコンバレーで裕福な生活を送っていましたが、ITバブルの崩壊で父親が失業し、日本に帰ってきて狭いアパートに住み、父親は職探しの毎日です。
    Ruthは、彼女を助けなければ、という衝動に駆られますが、彼女の夫は、日本からカナダにゴミが漂着するためには何年もかかる、たぶん、3.11の東北大震災で流出したもので、Naoの生死もわからない、と冷静です。
    物語は、Naoの日記と、日記の周辺を調べようとするRuthの日常の間で行き来します。
    Naoは、人生に絶望して、曾祖母にあたる尼僧Jikoを訪ね、ひと夏を禅寺で過ごします。ここで、Jikoは、第二次大戦で、息子Harukiを特攻で亡くしていることを知ります。
    時空を超えて、Ruth、Nao、Harukiがつながっていき、不思議な感覚に襲われますが、最後は、なにごともなかったように、しかし、ほんの少しよくなったかな、という、なにかほっとする終わり方をします。
    道元の思想、東北の古い禅寺、第二次大戦と特攻、日本のいじめ、秋葉原のサブカルチャーや少女売春、ITバブル崩壊、など、さまざまな事象がつながってきます。最後には、料理力学まで登場します。
    強引にまとめあげた感がなくもないし、Magic Realismの手法を使った幻想小説ですので、決して読みやすくはありませんが、著者の日本を見る目は非常に的確です。

    英文は、Naoの女子中高生の英語、文学者Ruthの英語、きっちりトーンが書き分けられています。また、日本固有の単語については、漢字もまじえ、丁寧に注釈がつけられています。

    はらはらどきどき、という小説ではありませんし、若干長いのですが、日米どちらの言語でも、読む価値はあるように思います。ゆっくり読んでいただきたい一冊です。

    ====
    タイトルにある、Time Beingという言葉、このような使われ方をするのは異常、Nativeはぎょっとするそうです。(英語Nativeの宗教学者が言っていたので、本当なのでしょう。ちなみに彼に紹介したところ非常に喜んで読んでくれました)

    この小説は、次のようにはじまります。
    Hi!
    My name is Nao, and I am a time being. Do you know what a time being is? Well, if you give me a momet, I will tell you.
    A time being is someone who lives in time, and that means you, and me, and ever one of us who is, or was, or ever will be.

    わけがわかりません。time beingという言葉は、ニュアンスが難しい(私にもよくわからない)のですが、さしあたって、当面は、いまのところ、というようなニュアンスでです。
    この、いかにも軽くてわけのわからない説明のtime beingは、道元の禅の思想(時空一致?)と、何百ページかかけて、つながっていきます。

  5. 【4242845】 投稿者: 海外の作品から  (ID:JVafNyhzDQs) 投稿日時:2016年 09月 10日 11:30

    うわ、重要なところでミス。

    料理力学>量子力学

    です。

  6. 【4242890】 投稿者: 土曜ドラマ、土曜ワイド劇場は  (ID:g/lGcOavbuU) 投稿日時:2016年 09月 10日 12:12

    ズバリ!松本清張先生です。

    「馬を売る女」とか、平幹二朗さんの「共犯者」などが面白かったです。

  7. 【4244814】 投稿者: さら  (ID:Lt1GBczujJY) 投稿日時:2016年 09月 12日 00:56

    松本清張ですか?
    懐かしい響きがありますが、映画も何度もリメイクされて、別物として楽しめますね。
    『張り込み』、『ゼロの焦点』、『疑惑』、『鬼畜』など原作も映画も次々と読んだり観たりしましたね。



    梓崎優は、短編集『叫びと祈り』だけしか読んだことはないのですが、その中では、『砂漠を走る船の道』が好きでした。『凍れるルーシー』は、オカルトっぽいラストでした。怖いです。『祈り』には考えさせられるものがありました。

    どの短編も描写がキャンバスに描かれた一枚の絵を見ているような気になりました。特に、『砂漠を走る船の道』は、インパクトが強くて、果てしなく続く砂の海の世界に浸ってしまいました。

    『スプリング ハズ カム』を読んでみたいと思います。



    円居挽のルヴォワールシリーズは、長編ですね。
    画数の多い名前の登場人物なんですよね。それだけでくじけそうです。円居挽というお名前は、「秩序を嘲笑う」という意味だとネットにありましたが、本当でしょうか?


    『Time Beeng』の田中文訳は、上下二巻の長編なのですね。原著も訳書もくじけそうです。
    でも、Naoの日記の自己紹介文は面白くて、読んでみたくなりました。
    いつもながらの海外の作品さまの蘊蓄もご健在で嬉しくなりました。


    近頃、街で見かける外国人が一気に増えたような気がしています。気のせいではないような。
    多文化共生社会なのだと改めて思います。


    まるで、国語力のない中学生のような文章になっていますね。我ながら恥ずかしいです。

  8. 【4244860】 投稿者: さら  (ID:Lt1GBczujJY) 投稿日時:2016年 09月 12日 02:45

    失礼しました。

    ×『Time Beeng』

    ○『A tale for the time beeng』by Roth Ozeki

    でした。

    邦題『あるときの物語』田中文訳 でしたね。

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