「感動して泣けた」という一押しの小説は｜掲示板スレッド

山崎豊子さんの戦争三部作のうち『大地の子』は既出ですが、
「大地の子」と並ぶか、それ以上に泣けたのが『二つの祖国』です。

上中下と長いのですが（「大地の子」よりは短いけど）、
新婚当時、家事もそっちのけで3冊一気に読破して夫に呆れられました(笑)。
そして最近また十数年ぶりに改めて読み返していますが、やはり涙、涙です。

ただ、以前読んだ時と比べて読む速度がだいぶ低下しているのを実感。


ここで皆さんの投稿を拝見して、「二つの祖国」を読み終えたら
いくつか読んでみたいなと思います。
涙腺の掃除もたまにはしないとね。

子どもが小学生の頃
5年生で、おかあさんの木
6年生で、川とノリオ
国語の単元で取り上げていました。

当時の担任は
50代の男性教諭（息子さん＆お嬢さんの父親）でしたが
授業中
涙ボロボロ、鼻水ダラダラで
子どもたちはドーン退き。

でも
私も
涙ボロボロ、鼻水ダラダラ。
「あーあ、ここでもおんなじだー。」
2回ドン退きさせられた我が子。

せんそうと子ども
せんそうと動物
涙腺決壊の定番ですね。

光代さんの
八日目の蝉、です。
数年間、必死で育てた子と別れなくてはならない
母の思いに胸が張り裂けそうでした。

教科書編では、既出の
スーホの白い馬、
ごんぎつね、です。
動物ものはやっぱり泣けます。
ちいちゃんのかげおくりは
授業中に先生が泣いてた！と
子どもが言ってましたね。

>将棋様

『オール・イン』は、知りませんでした。
年齢制限で奨励会退会、闘病・・・　
『聖の青春』『将棋の子』もそうでしたが、
ギリギリの勝負の世界で命を削って生きている棋士という方たちの
生き方、人生、一瞬一瞬がきらめていて、切なくて美しいです。
オール・イン、読んでみますね。ご紹介ありがとうございました。

立原正秋の「冬の旅」です。
感動というよりも、ただただ切なかった。
胸が締め付けられました。

同じ香りがするのが
東野圭吾の「魔球」です。

すみません。一つじゃないですが…

随筆でもいいですか？

向田邦子 字のないはがき

数年前、息子が小5だったとき、塾から帰宅して、開口一番に、今日は先生が授業中に泣き出しちゃったの！と。

これ、先生が読みながら涙ポロポロこぼしていた。と言うので、夜中にテキストを広げて、私も涙が止まらなくなりました。

ネット検索で、全文読めますので、よろしかったら是非に。

「字のないはがき」を親になってから読むと、
ぐっときますね。
音読はできないかも…

理不尽さに耐える、みたいな状況にも涙腺が緩みがちです。
「ある明治人の記録ー会津人柴五郎の遺書」を読んだ時、
何度もじんわり涙が滲んできました。しかも電車の中で。
読みにくい文語体なのにスラスラ入ってくるくらい、
心を鷲掴みにされてしまいました。

小説で、って書いてあるのに、
ノンフィクションをあげてしまいました。
ごめんなさい。