NHK総合 ---火花---｜掲示板スレッド

タイトルの「火花」は、主人公のコンビ名「スパークス」から来ているのでしょうか？sparkは火花が散る、という意味です。

ところでこのドラマはカメラワークが独特ですね。
ワンカットが非常に長く、同じ目線で追いかけるように撮っていて、臨場感というか緊張感というか、普通のドラマと違います。映画っぽいというのも頷けます。

冒頭の太鼓のシーンは、井之頭公園ですよね。
子供が小さいころ何度か行きましたので、懐かしく見ていました。
大道芸人とかダンスの練習をしている高校生とか、本当によくいるんですよね。
良いシーンでした。

この作品好きです。
正直、ここまで話題にならなかったら書店で手に取ることもなかったと思います。
しかし、切なさ、儚さ、もどかしさがグッとくるんですよね。

行き詰った時、先が見えない時に救われる「あの素敵な言葉」。(ネタバレなので伏せますね)
心に深く刻んで生きてやろうじゃないの。

ドラマも良いけど、ぜひ原作も読んでほしいです。

お笑い芸人が多数所属する吉本興行って歴史も長く手広くやってることもあって、圧倒的な芸人の数を誇っていますよね。
今やテレビを点けたら吉本の芸人だらけですが、芸人の世界ってどんなものか純粋に興味はありました。ダウンタウンの松ちゃんが吉本興業をいつも「ブラック企業」呼ばわりしてネタにしてますが、ジャニーズ事務所同様、その体制はほとんど世の中に知られていない闇鍋の世界ではあります。

「火花」が芥川賞取った時、タレントみたいな芸人がちょっと小説書いたら簡単に賞を取れる時代なんだな〜〜って少しバカにしてましたが、又吉さんが自分のよく知っている芸人の世界を題材にとり、今までになかった闇鍋の世界観を見せた点でもう軍配は上がってたんですね。
加えて、ドラマを見てたら確かに引き込まれるものがあります。10回は長いですが、やっぱり観てしまうと思います。

オーディションのシーンはやはり見所ですね。
ネタが受けた時とシラけたときが瞬時にわかってしまうので観てるこちらもドキドキします。
門脇麦ちゃんキュートです。絶妙なキャスティングだと思います。高橋メアリージュンがどうしても尾野真千子にダブって見えてしまう（笑）
芸人さんの彼女になる人というのは、やはりどこか個性のある感じの女性が多いのでしょうか。芸人の妻に共通するのは、皆んな母性が強いタイプの女性ということです。

原作は読んでいませんが、物語の展開が少し遅いような気がします。
小説なら読み手によって、それが独特な間だったり、
絶妙なタイミングかもしれませんが、映像では退屈します。
もう少しテンポよく物語が進むと面白いのかもしれません。
今後の展開に期待します。

第4話見ました。

切ない、ピュアな気持ちで胸が苦しくなる青春ドラマです。

主演の林遣都さん鬼気迫ってます。

時間帯が遅いので録画して次の日に視聴してます。
普通のドラマとは作りもコンセプトも全く違いますよね。

今週は師匠である神谷の歯車が、少しずつ社会の現実からずれ始めてきたようです。
師匠と弟子であった二人もすれ違い始めるのでしょうか。
小説でもまたじっくり読んでみたくなります。

「この小説、難しいってよく言われる」と又吉さん自身が言っていた。原作では神谷がもっと鬱陶しいほどに破滅的に描かれていて、その魅力に引き込まれていく徳永とのかけ合いが優しくも悲しい。お笑いとはもしかすると自傷行為なのかな？

原作を超えているとまでは言わないけれど、TVドラマとしては秀逸。カメラワークや空気感もいい。私自身、若い頃に吉祥寺で暮らしていたせいか、デジャブを見ているような気持になる。