NHK総合 ---火花---｜掲示板スレッド

芸人の辛いところは、いくら俺の芸は凄いと強がっても、実際に見てくれるお客様がいて、そこでウケなければ意味がないということですね。
これが画家や小説家なら死後に評価されることもあるし、少なくとも作品を形として残すことが
可能でしょう。
でもお笑いは、基本ライブで、その時一回ごとの勝負。
舞台に立つことすら出来なければ、自分の芸を見てもらうことも出来ない。
芸か商業かの狭間とおっしゃっている方がいらしたけど、そのギリギリを攻めていこうとするのが芸人のあり方なんじゃないかなと思います。

今のスパークスは上昇気流に乗っているように見えながら、その実、もしかすると客受けするネタやテレビ制作会社のお偉いさんの好みに沿って上手く行動してるだけだから？とも見えてき始めてます。

ダウンタウンやナイナイ、さんまやら鶴瓶やら…
自分の芸への崇高な思いとお客さんの間で上手く折り合いつけて来られたんでしょうね。

芸人の仕事や競争って、ピュアな人にはしんど過ぎる世界。

最終回ですね。
最後にびっくりすることがあるらしいですが、なんだろう。

ドラマが小説そのままだとしたら、小説を読む前から私の火花の評価は決まってしまったけど。それは最終回以降に書こう。

スパークスもダメになるとは思わなかった。
現実は厳しいねえ。あの二人の売れない理由が「地味」ってのはないと思うけど。

10回まで見たけど最後にがっかり。
衝撃と言えば衝撃のラストだけど、そもそも神谷って何？
周りのみんなからも彼の笑いは「面白くない」と言われてたなら、芸術性とか斬新とか云々以前に、そもそも面白くなんてなかったのでは。
スパークスも解散してしまうし、お笑い界の恐さとか大変さを描くというより落ちこぼれの人たちの哀しみというにも何か今ひとつだし、芥川賞って？？テレビと小説では出来が違うのかしら。
最後の神谷の姿はイラつきました。
バストのつくりがリアルなだけに吐き気がしそうに不愉快でした。

又吉さんの発想が芥川賞を獲ったのかなぁと思います。
正直原作を読んだときはピンと来ず、やや退屈で、ラストは衝撃的でしたが突拍子がないというか理解に苦しみました。
ドラマを観たらわかるかなと思い（評判も良かったので）観たわけですが、回を重ねるごとに面白く、どんどん引き込まれ、これは原作を超えたドラマだと思いました。
丁寧につくりこまれているし役者さんも素晴らしいです。
浪岡さんは存じ上げませんでしたが、あの役を引き受けるのは大変なことだったと思います。ラストは普通の感覚では引いてしまいますよね…視聴者を選びます。

あ、普段のボケ＆つっこみも楽しかったです。
最終回では神谷さんの相方さんの「大阪湾にサンダル浮いてたらしい。トトロか。」がツボでした。（結構シリアスな話題なのに！）
私は関西人なので何気ない会話もとても身近に感じるドラマでした。

私も原作のラスト、えっ、これでいいの？と思いましたので、ドラマ版
どうなるんだろうと思っていましたが、確かに引いちゃう人がいても
不思議じゃないかも。
アホな人間のアホな生き方、それこそがお笑いなのか。
笑いって、少し切ない。自分自身のアホさ加減を笑うみたいな所がありますから。

浪岡さん、役者として魅力のある方だと思いますので、他の役を見てみたいですね。
映画のような凝った映像や役者さんの演技はとても良かったと思います。

失礼、浪岡ではなく波岡さんですね。

最後には、師匠と弟子の関係が逆転したみたいで、徳永くんは大人になったなと感じました（笑）

毎回、切なくて辛くて、いつか報われるんやろうかと思いながら見ていましたが、消えて行った芸人も無駄じゃなかった。そいつらの芸があったから、次の芸人に繋げていけたんやから、と言う神谷のセリフがこの作品のキモやったんやと思いますが、「お笑い」と言うものに若さの全てを賭け、なんでここまで頑張るのかと言う無名の大勢の芸人たちを代表する言葉なんでしょうね。

神谷の変身はあまりに気持ち悪く最初はやれやれと思っていたんですけど、あまりに神谷がどないしょう、どないしょう、これでテレビ出られへんかなあとオロオロしてるのを見てるうち思わず吹き出してしまいました。
神谷のキャラは、私にはどこが面白い芸人なんだか、どこが天才に見えるのかさっぱりわからなかったんですが、唯一笑えたシーンでした。凄まじいギャグですね。