最終更新:

27
Comment

【4355155】基礎科学の衰退

投稿者: 70代   (ID:S0VW8Xz1Hzs) 投稿日時:2016年 12月 10日 07:52

【事業仕分け】国立大運営費交付金
国立大学法人運営費交付金の事業仕訳がありました。
国立大運営費交付金は国立大の主要な財源で、人件費を含めた学校運営経費に充てられている。小泉政権下では、平成23年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化に向け、交付金総額を毎年度1%削減する方針をとってきた。この日の議論では、文科省から国立大に約270人が出向している点について、「国から金を取るのがうまい人が国立大理事になっている」(原田泰・大和総研常務理事)、「どうして(改善の)努力をする姿勢をみせないのか」(蓮舫参院議員)などと批判が相次いだ。仕分け人15人全員が交付金を「見直す」と判定。経営改善努力を求めるのが8人、資金効率化から物件費見直しを求めるのが7人となった。出典:産経ニュース
「世界最高水準の大学をつくる」といいながら、「効率化と競争」に拍車をかける「大学の構造改革」をすすめた結果、大学の教育・研究現場に深刻なゆがみと疲弊がひろがっている。国立大学は、法人化によって運営費交付金が毎年1%削減され、財政ひっ迫による教育・研究基盤の弱体化、基礎研究の衰退、大学間格差の拡大と地方大学、人文系、教育系大学の経営危機をもたらすなど、極めて深刻な事態に陥っている。
オートファジーのメカニズムに関する重要な論文を発表した大隅さんは科学研究において功績をあげることばかりに焦る現状に対する憂慮を明かした。大隅さんは日本の若い研究者が減少し、科学研究費も不足していることを素直に認めた。また、応用研究を重視する社会の現状を心配しており、科学が「役に立つ」という言葉が社会をダメにし、基礎科学の発展を妨げていると考えているという。さらに、大隅さんは、「今の日本の修士課程の学生は現実を考慮して、博士課程への進学に踏み切るのが難しくなっている。若い学生は5年、10年後のことを考えてほしい」との見方を示した。

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

「大学受験情報に戻る」

現在のページ: 2 / 4

  1. 【4364612】 投稿者: 費用対効果  (ID:.xcFmiM0nLc) 投稿日時:2016年 12月 17日 10:50

    国立大学学生数25% 運営交付金 1兆1千億円
    私立大学学生数75% 私学助成金 3千1千億円

    多分使い方が問題。
    大学が多すぎる。私立のFランクや駅弁大学は、
    整理統合したほうがいい。
    人件費ばかりかかっている。
    役人の天下り先になってないか?

  2. 【4364621】 投稿者: 署名活動  (ID:itU9PpMDou.) 投稿日時:2016年 12月 17日 10:55

    私立は嘆願書でも書いてみたら、助成金上がるかもよ。

  3. 【4364623】 投稿者: まあ  (ID:olBioRA3j.s) 投稿日時:2016年 12月 17日 10:56

    地方国立大学は地方創生のため必要。
    地方自治体が必要なのと同じです。

  4. 【5456636】 投稿者: 同意します  (ID:i6vuw2D1sAM) 投稿日時:2019年 05月 31日 21:54

    ノーベル賞取ったA教授の研究室は半分が中国人だそうだ
    しかもみんな成績優秀で奨学金とかは免除されているとか
    でもそういう中国人に言わせれば 自分は二流なのだとか
    一流はアメリカを目指すとのこと
    負け組でも日本に来ればTOPになってしまう中国人
    どうにかして

  5. 【5459750】 投稿者: チム  (ID:hnFcf6vml0E) 投稿日時:2019年 06月 03日 18:46

    大学が自身の利益になる応用研究ばかりをやりたがるから、基礎研究が疎かになる...

    米国には補助金を配ってくれる文部省に相当する役所が存在しない。そこで、大学は研究資金を出してくれるお客を探すことになる。そこで登場するのが国防総省やNIHと言った政府機関や大手民間企業。
    こうした機関は、自身で基礎研究をせず、大学に研究を依頼する。日本は、理研を始めとする政府系の研究機関が、それを行う。
    こうした、研究制度の違いも、大学研究費の多寡に影響している。

    アメリカは民間主導ですべてが動く国。比較しようがない

  6. 【5464528】 投稿者: 同意  (ID:/gmuM3YPVl2) 投稿日時:2019年 06月 07日 17:10

    >アメリカは民間主導ですべてが動く国。比較しようがない

    ご指摘どおり、かと。
    しかも、いまや強敵となった中韓シンガポールなどは、程度はともかく「国民の自由が制限されている国」です。
    国が優秀なこどもを早くから選別し、国家政策として個人の才能を「選択と集中」させているからこそ、とも言えます。
    イデオロギー論争は避けますが、西洋的基本的人権思想が馴染む国とそうでない国で、研究者が置かれる環境やポジションが違うのは事実です。
    日本の研究者の現状を一方的にネガティブにとらえるのは、また違うのではないかとも感じます。

  7. 【5464729】 投稿者: 貧すれば鈍す  (ID:rlA5jhKWT.M) 投稿日時:2019年 06月 07日 20:06

    >アメリカは民間主導ですべてが動く国。比較しようがない

    工学系などは企業の金を取ってくることが重要ですが、基礎研究に関しては連邦政府の資金で動いています。額も日本よりかなり大きい。受け取る側が私立大学・研究所、州立大学、連邦政府の研究所で、連邦政府の大学というものはないですけど。

    物理化学系は、NSF (National Science Foundation)、生命系はNIH (National Institutes of Health)がグラント(日本で言えば科研費に相当。同じ分野の科学者が審査してアクセプトかどうか決める)を配っています。

    国防省もお金を使っていますけど(例えばインターネットは元々国防省の下の組織がお金を出した研究)、こちらは目的というかできたらいいなという目標を出して提案を募るという形式ですね。日本の防衛省はこれを真似ようとしているようです。

    NIHに関しては自前の研究所(複数形になっているように、複数の研究所がワシントンDCの北西方向にある巨大なキャンパスにあります)も持っており、こちらはグラントで研究費を得ているのではなく、研究費が配られて(日本で言えば運営交付金みたいな配り方)、4年だったか5年だったかに一度外部の審査員を招いて業績の審査や運営がうまく行っているか、後から検査が行われます。

    一時期、本庶さんも夏によくNIHに遊びに(怒られるかな?)来ていたような。

    ポリオワクチンを最初に開発したソーク氏が今でもアメリカのヒーローであるように(まあワクチンはヨーロッパが最初でアメリカは後発国なのです)、人類の健康のために研究しているわけで、国力・産業競争力のためなんてのはあまり考えていなくて鷹揚なんですが、額が桁違いに多いので製薬業界は日本は欧米に敵いません。それでも新薬(特許で守られて利益率が非常に高い薬)を作れる国は限られており、日本も一応入っていますけどね。

  8. 【5495546】 投稿者: せんたく  (ID:NAEbpl7kBNg) 投稿日時:2019年 07月 04日 20:37

    >国が優秀なこどもを早くから選別し、国家政策として個人の才能を「選択と集中」させているからこそ、とも言えます。

    日本も小学生のうちに選別した方がいいよ

あわせてチェックしたい関連掲示板

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す