間違いだらけの志望校選び！｜掲示板スレッド

まず第一回は「大学合格者数」のウソについて。

巷で東大をはじめとする国立大の合格者数がもてはやされるのは、私立大では複数大学かつ複数学部の合格者数を同一人物で別カウントされてしまうからです。

しかし、本当に東大合格者数が中高校の本当のスガタなのでしょうか？

例えば、毎年10名の東大現役合格者が出ている学校を考えてみましょう。これってかなりの人気校になりますよね？御三家のあとに来るレベルになるはずです。でも、ホントにその数字だけで学校そのものを評価してしまってイイのでしょうか？

この学校の一学年は250名の生徒がいたとします。優秀な東大合格者はそのうちの4%に過ぎません！このたった4%が学校そのものであるはずがないのです。

そこで使用すべきは、某週刊誌等で掲載される私立大も含めた進学者数です。そして、東大だけでなく、早慶上智くらいまで含めて進学者数が生徒数の何%なのかを調べてみて下さい。色々と見えて来るものがあるはずです。おそらく大抵の学校は25～30%で程度でしょう。

ちょっと待ってください。中学入試では御三家に次ぐ難関校に合格したのに、2/3以上が早慶上智すら受からない？これってどういうことでしょうか？

残念ながら、落ちこぼれです。理由は色々あるでしょう。しかし、相対的に学力は低下しています。そして、こういった生徒たちが実は学校の大半を占めているのに、表面化されてこないというのが実態です。

そして、学校の本当のスガタとは、多くを占める彼らによって形作られているはずなのです。

［続く］

東大と早慶だけをカウントするのはナンセンス。

京大その他旧帝大、東工大一橋、
国公立医学部、防衛医、
農工、筑波、外語大、国際教養等の難関国立大学、
横国千葉首都大電通等の準難関国立大学、
私立医学部、国立私立薬科系大学

これらが、今の大学受験の難関進学先。

裾野を広げすぎではないですか？

早慶下位学部は、もはや難関とは言えないからなぁ。
早慶下位学部と同等の難易度だと、相当裾野が広がるのが、実際のところ。

みんなはサピ子に期待してる？
俺はちょっと期待してるんだ。

第1回目のご購読ありがとうございます。
しかしながら、どこまで大学の裾野を広げるかは皆さんの考え方で宜しいのです。

今回の話の大事な柱は、どの大学のどの学部が良いか悪いか？というような些細なことではなく、意図的に表面化されている部分に中学受験生や保護者が踊らされていないか？学校の実態が敢えて隠されてしまっているのではないか？ということです。

つまり、東大2桁の合格実績を誇る進学校にはもう一つの顔があって、割合から見ればむしろそちらが学校の大部分であるのにも関わらず、あえて外部に目立たないようにしてしまっているという点なのです。

中学受験の志望校を決めるにあたって、是非、親御さんには分かっておいていただきたいと願って止みません。

文章の主旨をもう少し理解されたうえで、コメントください。