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国民は本当に「白紙委任」したのでしょうか？
今回、衆院を解散したのだって、来年１０月に消費税率を上げられる状態にない（国民の理解を得ることが出来ない）ことが分ったというのが大きな要因としてあげられていますよね？
安倍さんとしては本当は先送りはしたくなかったんでしょう？
それに、集団的自衛権行使容認にしたって、元々は憲法改正（自衛隊の国軍化）を狙っていたところから後退した上での妥協の産物とも言えるでしょうし、その妥協点も当初の範囲からは絞られてしまったのも事実。

ＡＰＥＣでは習さんとも（不承不承ながら？）握手した訳だし、日中韓首脳会談開催にむけて調整がなされているとも聞きます。
こういう状況では、安倍さんの靖国参拝もなかなか実現しないとも思います。

そう言った意味では、安倍さんも議席数頼みで横暴な振る舞いをすることはないと思うのですが。
今の日本で絶対君主的な暴政が行えるかと言えば難しいのではないですか？

国民は周りの騒音にまどわされることなく「是々非々」で声をあげていけばいいのだと思います。

ただ、再来年の参院選で自公で３分の２の議席を握られてしまうようなことは避けなければならないでしょうね。

ff

先の選挙当日。
ある先生は、安倍をして「精神的な病気ではないか」、と私に述べた。
例のムキになって反論する様についてである。

ところが、その夜。
NTV生放送にて、村尾キャスターを無視し、イヤホンを自ら外してまで持論をとうとうと述べつづけた安倍のあの異常なありさま。
村尾氏や日頃自民党寄りであるヨミウリの橋本記者ら一同、唖然としていた。
安倍支持者であろうとも、あのときの異様な安倍の様子に背筋に寒いものを感じたのではなかろうか。

例の下痢症状の再発による影響、あるいは何か精神的な病に罹患しているのではないか、との疑いすら抱かせる安倍の異常さであった。
映像で見るヒトラーの長演説を思いだした次第。

PS　ヒトラーといえば、かねて私は大阪市のあの現市長を小ヒトラーとして批判し続けてきた。
　　ところが、盟友であったイシハラ王が、かの市長を指して「ヒトラーのようだ」と評する始末。
　　当然だと感じた反面、お前が認めるか、との思いもあった。　　

（私の書き込みからの転載）


＞国民は本当に「白紙委任」したのでしょうか？

少なくとも、私自身は「白紙委任」した覚えはない。
ただし、先の総選挙を「アベノミクスの是非を問う」ものと位置づけた安倍。
しかし、案の定、開票直後の会見でもって、その口の端も乾かぬうちに一転「政権公約全般に国民からの信任を受けた」とうそぶいていた。

要は、総理大臣の上に存在すると位置づけられる憲法ですら軽視する安倍に、もはや国民の意思を気にかけねばならぬ理由は存在しないということだ。
なぜなら、この国の一部愚民たちは安倍に喝采（全有権者の約25％に過ぎぬが）し、あるいは自らの運命を他人に決めさせて平気（投票の棄権）という形で、
安倍に今後4年間勝手放題をさせる口実を許してしまったからである。

投票を棄権した人の中には、事前の予測などを見て「どうせ自民党が勝つから」という理由で行かなかった人もいるという見方もあるようですね。
結果、（今回に限っては）投票率が高かったら自民が３００議席を獲得していたのではないかと。

どこかの新聞記事で自民の関係者か何かの話として出ていたので全く定かな話ではないですが、他の政治評論家の方でも同じようなことをおっしゃる方はいますよね？

そう言った意味では、自民党が謙虚になるのはもちろんのこと、野党こそ、党利党略を捨て日本国のために自民党と戦う一大勢力を築かなければならないと思うのですが、いかがでしょう？
自民党批判だけで勝てるなんていまだに思っているのであれば、それは、あまりに国民をばかにし過ぎだと思います。

「大勝利」した自民党。
しかし、報道によると、麻生政権下での総選挙（歴史的惨敗。民主党政権誕生）で得た自民党の総得票数に比べ、
今回の選挙で同党が獲得した総得票数はむしろ下回っていたそうである。
すなわち、過去の負けた総選挙での得票数にすら達していないありさまでありながら、今回の「大勝利」になったのである。
やはり、低投票率が及ぼした小選挙区制の負の側面であろう。
むしろ、年末の多忙な時期、しかも日本海側での大雪のシーズンを狙って解散・総選挙を強行した安倍の狡猾さが功を奏したのではなかろうか。
とくに、集団的自衛権・外交問題・特定秘密保護法の是非など問題山積のなか、アベノミクス解散との「争点隠しとしての争点化でっち上げ」の大成功である。

国民はまんまと騙された。

ＴＶ「ＢＳフジ」にて、安倍政権の憲法改悪に関して、
憲法研究者らが議論展開中。

ぜひ、ご覧願いたし。

二俣川君は、勤労の義務と、納税の義務を

果たしとらんな。

笑

この番組は興味深かった。

東大の石川教授は、憲法を語るなら、まず共通の土俵に立つことが前提だ、との主張であった。
たとえば、不文法主義である英国では、伝統的な政治的慣習が成熟しているがゆえ、
あえて明文化されていなくとも、共通土俵でもって与野党とも政治活動がなされている。

しかしながら、わが国の憲法改悪派の正体は民主主義国共通の価値観である立憲主義自体の破壊をたくらむ復古勢力であり、およそ先進国共通の土台で議論できる連中ではないということだろう。
石川教授は、同じく出席していた改悪派のスポークスマンである日大の百地の正体見たり、との趣旨も述べていた。

また同じく、慶應の小林節教授も、この国の憲法改悪派に対して、「フェアプレイ」を求めていた。安倍らに代表される改悪派のやり口のずるさを指摘・批判をしたものだ。

いずれにせよ、御上から「授かった」権利ばかりだったとのわが国の国情は、権利につき国民自らが血を流して戦い取った歴史的経緯ある欧米諸国とは、自ずから意味合いも異なろう。
先にあったように、憲法25条の生存権保障の行使でさえ、当事者に「恥」や「感謝」の念を持てとのトンチンカンな意見が今だ大手を振って横行する体たらくのこの国とは。
靖国の遊就館で声高に主張される侵略戦争肯定の開き直り史観が、およそ今のドイツでなら逮捕されかねない次元の論外なものであることも、この国の政治レベルの低さを象徴している。

英国の産業革命から100年遅れてそれが始まった日本。
その差は、工業だけではなかったようである。