医者の独り言　３０年後の君に｜掲示板スレッド

学校比較の掲示板にはいつも医学部合格者うんぬんがかいてあって
たいへんなにぎわいです。

巣鴨、海城、世田谷、芝、武蔵、本郷、城北、攻玉社
の学校比較でかきこまれている保護者の方々にぜひこのスレッド読んでいただきたい。

私も御茶ノ水の東京医科歯科大学にお世話になっていますが本当に激務で
先生方お医者様なのにコンビニのお弁当をとんでもない時間に食べていらっしゃいます。
いつもかわいそうにおもってしまいます。

医師に限らず、どんな世界でも、学歴だけで年収１０００万稼ぐのは大変です。
世の中低成長になってきて、下剋上もなくなり、学歴より世襲、なんでしょうね。

うちも、夫が医師です。

このスレを読んで、思うところがあり。
つい出てきてしまいました。

長文の独り言、”医師の妻の独り言”ですが…外では言えない私の本心、吐露させてください。

私の夫、大学病院時代は当然ながら激務で、常に過労死と隣り合わせの日々でしたが、開業した今も、時間的には楽になったものの、今度は医療と経営、両方をこなさなければならない日常に、心安らぐときはないようです。

私自身、開業医の家に育ち、たえず人の生死に関わる重責に苦虫をつぶしたような表情でいる父の顔、また、肉体的、精神的限界を越えても、ただひたすらに働き続ける…という父を見て育ちました。

本当に。大変ですよね、医師の仕事って。
医師という職業に関わらず、どんな仕事も大変で、そこに優劣はないとは思いますが…
やはり、今、自分の手に、自分のこの一瞬の判断に、目の前にいる人の、命がかかっている、という、この重圧。
これによる精神的疲労は、なってみないとわからないと思います。

小さいころから父は多忙でほとんどおらず、たまの休み、運動会、旅行などの特別な日にも、連絡が入れば、家族みんんでとんぼ返り。
新幹線を下り、目的地に到着する寸前で連絡が入り、すべての予定をキャンセルして、帰りの新幹線に乗るということもありました。
自宅の隣にある病院には、たえず重症の患者さんがおられ、父は、２４時間、病院とコンタクトを取れる状態でいました。
夜中に患者さんが急変されると、飛び起きて病院へ向かい、救急車がくるとなると、夜中と言えども、家中にある内線が、何度も鳴り響いていました。
今考えると、よく、やってたなぁ、父も。また、そんな父を支えた母も…と、頭が下がる思いです。

そんな家庭に育ち、いい面ばかり見てきたわけではないのに、自分が選んで結婚したのも、医師。
”医師の奥さん”が、どんなものか。見て育ってきてるので、わかってるつもりでいましたが。
実際なってみたら、思った以上に、ハードでした。

子供は当然、一人で育ててます。
出産のときも、立ち会えたのは一人目だけ。
二人目以降は、会いにこれたのは、生まれてから二週間後でした。

”夫婦二人三極”なんていうけれど。
相手に期待することも止めなければならなかった数年を経て。

夫は、夫。、私は、私。私の生きる意味は、子供をちゃんと育て上げること。それだけ。

そんな風に変わっていきました。
期待することを許されなかったし、助けてほしい時に助けてはもらえなかったので（あちらはあちらで、いっぱいいっぱいで）。
自分と夫を、切り離して考えるようになりました。

仲は、ずっといいですが。
心は、ひとつでは、ないです（というか、私が、壁を作っています）。

こんな風に、決して幸せに満ち溢れているわけではありませんが、やはり、恵まれた環境にいるとは思います。
ひとえに、主人のおかげで、とても感謝しています。

そして、うちの子供たちも、親の姿を見て、”医師になる”と言っています。
夫と私は、”自分のなりたい仕事が出来たなら、そっちでも構わないんだからね”と言っていますが。

子供が寝静まった後には”なんだかんだで、医者は、いい仕事だよね。”と話しています。

何よりも。
人の命を助けられるって、すごいこと。
自分が最大限尽力し、元気になられた患者さんに、涙を流して、”ありがとう”と言ってもらえる、この幸せ。
大変だけど、それって、すごいことだよね、って、話をします。

何が幸せか、わかりませんが。

幼少期から、人が遊んでるときにも勉強をして。
本当に、ストイックに。たくさんのことを犠牲にして、医師になって。
医師になってからも、本当にいろんなことを犠牲にして。頑張って。
でも、そんな皆さんがなさってる仕事は、やはり、とても素晴らしい仕事だと思います。

決して幸せに満ち溢れた日々ではありませんが。
何度も何度も、涙しましたし。
離婚の危機もありましたが。

私も、子供を医学部に受からせるためにどういう教育をしていかなければならないか…そんなことばかり考えています。

息子は結局医学部をあきらめ、他学部に入りました。
私が医者になってほしかったから、かわいそうなことをしたかなあっって後悔ばかり。
でも、少しだけ・・・立ち直れそうかな（笑）
今、息子に合った職業につけたらそれが幸せと、少しだけ思う。

学校比較さんが、
＞巣鴨、海城、世田谷、芝、武蔵、本郷、城北、攻玉社
＞の学校比較でかきこまれている保護者の方々にぜひこのスレッド読んでいただきたい。
と書かれていますが、書き込みこそしないものの「巣鴨…」スレによく目を通しつつ、このうちの１校に息子を通わせている父親です。

私は医師ではありませんが、やはり過労死レベルまで働いています。

身近に医師の親類などいないこともあり、これまで漠然と「お医者さんなら俺みたいな思いをしなくて済むんだろうな」などと思っておりましたが、そうではないみたいですね。
大変な思いをされ、人々の命を救ってらっしゃる医師の方々には、本当に頭の下がります。

息子を医師にしたいと積極的に考えたことはありませんでしたが、「医師になれれば安泰だろう」とは思っておりました。

このスレを読み、考え方が少し変わりました。
息子には、将来できるだけ多くの職業に就ける選択肢を持つことができる環境を整えてやれればいいと、あらためて思い直しています。

息子が社会に出るまでの辛抱と、頑張っている毎日。
山口百恵さんの歌の文句ではありませんが、皆さまの今の苦労がいつか笑い話に変わる時がくることを願っております。

同年代です(*´꒳`*)。私は医師の娘でしたので、とてもお気持ちわかる 気がします。勝手に解った気にやりすみません、。でもなぜか、とても素敵に感じました。はる、

超亀レスに吹き出しそうになりましたw

スレ主は今も同じ生活を続けておられているんでしょうね。
自分なら、そんな性悪妻と一生付き合うのはまっぴらなので、とっくに離婚してます。
それにしても、看護師にこき使われるアラフォー医師って…

どうなんでしょう様のレスが読めて良かったわ。

今　
同じ道を歩み、人様の命と向きあってる息子。
誇りに思います。