中学受験の偏差値と高校受験の偏差値の相関性について｜掲示板スレッド

＞＞疑問です さん。
＞VやWを公立トップ高狙いの公立中３生が受けると、
＞非常に高い偏差値が付きます。
＞中２だとは言っても、中学受験していてる進学校の生徒が
＞受けているとすると、高い偏差値は付きにくくなると思うのですが。
その手の模試は、当該都道府県の公立中学３年の８０％以上（回により異なる）
（通常１０月１１月頃が最高の受験率）が受験する為、受験者数が膨大で
トップ高狙い受験者及び私立・国立中所属受験者の数は誤差の範囲です。

駿台の模試はソンな舐めプはせず、学年相当のものを受けます。

中高一貫校では、学校でZ会模試を受けたりしますが、それ以外に
受けているのでしょうか？
中高一貫生向けの模試（駿台やサピ）は年1回しかないし、高校受験
用の駿台模試もちょっと違う気がします。

上位１０％
大学について正しい理解

上位大学と呼ばれる大学に入る人数は実際はどの程度いるのでしょうか？割合を計算してみました。
出生数：1990年～1998年までは出生数が120万人程度ですから、同年齢を120万人とします。
上位大学と呼ばれる大学、異論がありますが、以下とします。
【上位国立】※河合塾の分類採用
・「難関10大学」（北海道大、東北大、東京大、東京工業大、一橋大、名古屋大、京都大、大阪大、神戸大、九州大）
・「準難関・地域拠点10大学」（筑波大、千葉大、横浜国立大、新潟大、金沢大、岡山大、広島大、熊本大、首都大東京、大阪市立大）
上位国公立合計：20校
【難関私立大学】
・早慶ランク（早稲田大・慶應義塾大・上智大・東京理科大・国際基督教大）
・MARCH（明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大）
・関関同立（関西大・関西学院大・同志社大・立命館大）
上位私立合計：14校
≪全体に占める割合≫
・難関国立１０大学の募集人数：23,156人（全体の1.92％）
・準難関・地域拠点国公立10大学募集人数：19,169人（全体の1.59％）
・早慶ランク：23,097人（全体の1.92％）
・MARCH：29,915人（全体の2.49％）
・関関同立： 26,192人（2.18％）
　　※私立大は入学者等の人数
＝合計：10.1％
なお、医学部にいくのは同年齢のうち何％でしょうか？全国の医学部の総定員は8923人と決められています。同年齢のうち0.74％分しか枠がありません。どれだけ難関か分かりますね。
なお、上記に含まれていない難関校もデータに加えてみます。
・東京外国語大・津田塾大・学習院大・お茶の水女子大
合計：3889人（全体の0.3％）
→上記の数値に加えると10.4％。
※他にも国公立大で上位校はあるという意見もあるかもしれませんが、上記以外の国公立大は規模がさほど大きくないので度外視出来る程度です。他に国公立大を少し加えてもせいぜい１～２％の誤差です。

中略
上位有名大学に入学するのは、同年齢のうちの上位11％程度。特に難関国立10校＆早慶ランク私大５校の入学者は上位3.84％のみ。

＜７９～７０＞
東京大学[文Ⅰ/国/東京]77
京都大学[法/国/京都]74
一橋大学[法/国/東京]71
大阪大学[法/国/大阪]71
＜６９～６０＞
名古屋大学[法/国/愛知]69
神戸大学[法/国/兵庫]68
九州大学[法/国/福岡]68
東北大学[法/国/宮城]67
北海道大学[法/国/北海]65
千葉大学[法政経/国/千葉]64
大阪市立大学[法/公/大阪]64
広島大学[法/国/広島]63
岡山大学[法/国/岡山]61
熊本大学[法/国/熊本]61
金沢大[人社・法/国/石川]60
＜５９～５０＞
新潟大学[法/国/新潟]58
鹿児島大学[法文/国/鹿児]57
信州大学[経法/国/長野]56※
香川大学[法/国/香川]56
愛媛大学[法文/国/愛媛]56
北九州市立大[法/公/福岡]56
島根大学[法文/国/島根]55
琉球大学[法文/国/沖縄]53


２０１6年
全国 私立大学 法学部 偏差値ランキング

＜～７０＞
慶應義塾大学[法/東京]75
早稲田大学[法/東京]72
上智大学[法/東京]70
＜６９～６０＞
中央大学[法/東京]69
同志社大学[法/京都]66
立教大学[法/東京]65
明治大学[法/東京]64
青山学院大学[法/東京]62
学習院大学[法/東京]62
法政大学[法/東京]62
立命館大学[法/京都]62
関西学院大学[法/兵庫]61
関西大学[法/大阪]60
＜５９～５０＞
成蹊大学[法/東京]59
南山大学[法/愛知]59
日本大学[法/東京]57
西南学院大学[法/福岡]57
明治学院大学[法/東京]56
京都女子大学[法/京都]56
國學院大学[法/東京]55
成城大学[法/東京]55
龍谷大学[法/京都]55
獨協大学[法/埼玉]54
東洋大学[法/東京]54
愛知大学[法/愛知]54
近畿大学[法/大阪]54
専修大学[法/東京]53
中京大学[法/愛知]53
駒澤大学[法/東京]52
武蔵野大学[法/東京]52
甲南大学[法/兵庫]52
福岡大学[法/福岡]52
北海学園大学[法/北海]51
神奈川大学[法/神奈]51
京都産業大学[法/京都]51

ご参考様が細かなデータ提示いただきましたので、おおまかですが、首都圏に限って難関志望、進学について考えて見たいと思います。

首都圏29万人と言われる学年人口のうち、中学受験で国公私立に進むのは4万人ちよっと。小学校からもありますので、もう少し4.5万人くらいは高校受験せずに高校に(中高一貫)進みます。
残りの25万人ほどは、だいたい高校受験(推薦も含む)で、どこかに進みます。

難関と言われる進学校は、中受のある一貫校約300のうち、30校と見るか50校とみるかですが、30校なら約8千人。

一方、公立トップ校と言われる一都三県10校と早慶や国立附属、難関私立合わせて20校ほど6千人。

この合わせた1万4千人は、東工一京とか早慶含めた難関大進学の確率が高い。

もとに戻って偏差値比べるとき、中学受験時の4万人の受験者の上位8千人と、高校受験の25万人のうちの6千人が、かりにほぼ同等の学力としますと、あきらかに、全体模試を実施した場合、確率的には25万人のうちの6千人に入るほうが難しい、、、すなわち偏差値が高くなる。

一方、中学受験全体なら4万人のうちの8千人に入るのは、確率的には5人に一人は入れるので偏差値はゆるやかになる、、ということでしょう。

簡単な話、偏差値の母体が違うからです。下の数字は説明のため適当に決めてます。

中学受験をする小６全体を見た時に、中学受験するのは上位10〜20%程度です。その為、偏差値50というのは、小６全体から見れば15%程度の当たりになます。

一方高校受験はほぼ全ての中３が受験します。そのため偏差値50は中３の上位から50%ラインにいる時です。また、高校受験する生徒には中学受験で抜けていった秀才はいません。自分より上位がいなくなればそれだけ偏差値が上がるのは容易に想像できるかと思います。