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【4377796】昭和ノスタルジーに思いを馳せる

投稿者: 昭和   (ID:qyXjIImr7nA) 投稿日時:2016年 12月 28日 13:41

お金なんてつまらないものにふりまわされてはだめ
ビートたけしさんは自身の子供時代を振り返って貧乏であったが、躾と勉強だけは徹底させられたと語っています。
母さきさんは、お金なんてつまらないものに振り回されたはダメだと、収入が少なくても安いお店には通わず地元で買い物をしていたそうです。
兄の北野大さんによると北野家には3つのキーワードがあるそうです。
① おせっかい
② やせ我慢
③ もったいない

「おせっかい」
当時の東京の下町には、「おせっかい」が溢れていたそうです。面倒見のいいおじちゃん、おばちゃんが、他人の子供も一緒に子育てをしていました。現在、待機児童の問題が語られていますが、当時は、一時保育や、時間外の預かりなど、隣近所で上手に消化していたことがわかります。

「やせ我慢」
お金なんてつまらないものに振り回されないように、爪に火をともすような生活であっても、一円、二円に一喜一憂しない母・さきさんの哲学を感じる言葉です。

お金がないことを、そのまま「下流社会」といってしまう下品さになぜ世の中の人は気づかないのだろう。

「武士は食わねど高楊枝」という気概はどこへ消えたのか。

うちは貧乏だったけれど、母親は商店街で投げ売りをしているような店には、絶対に並ばなかった。どんなに遠い店でも、1円のお客を大切に扱う店に通っていた

金のことでつべこべ言うと母親にこっぴどく叱られたものだ。
誰だって、金は欲しいに決まっている。
だけど、そんなものに振り回されたら、人間はどこまでも下品になるというのが俺の母親の考えだった

貧乏人のやせ我慢と言ったらそれまでだが、そういうプライドが、俺は嫌いじゃない。

けっして豊かではない環境だからこそ、
「やせ我慢」することで、お金よりも大事なプライドを、子ども達に伝えていたと感じませんか?



「もったいない」
お米は、「八十八」と書くことから、それだけ手のかかったものを粗末にしてはならないと、ご飯粒をのこなさいように、しつけたそうです。
マルチな才能をみせるたけしさんですが、食レポの仕事は断っています。
理由は、他人さまが、汗をながしつくったごはんを、美味い、まずいというのは失礼だと思うからだとコメントしています。

ここにも、母の教えが色濃く残るエピソードです。

著書「たけし君、ハイ!」でも語られていた通り、たけしさんの育った環境は裕福なものでなく、
ペンキ職人であった父と、母・さきさん。兄弟4人。
おばあちゃんまで含めた大家族でした
高度成長のちょっと前まで、どこにもあった風景のなか、たけしさんの成功。
そしてご兄弟もそれぞれ、有名大学に進学するなど、母・さきさんの猛烈な教育ママぶりが語り継がれています。

貧乏から脱出するために、勉強が必要だとの強い思いで、兄弟それぞれが、母の期待にこたえ、成長していきました


北野家の家訓には、謙虚でいることの大切さと、お酒の怖さ、そして人生の厳しさがこめられています。
そして、母・さきさんの生き方そのものが、教訓であり家訓であり、兄弟それぞれの心のやる気スイッチを押していったことがわかります。

たけしさん自身が、教育についてこんな言葉をのこしています。

子供の教育で大切なのは、タガのはめ方と、外し方なのだ。
タガを外しすぎれば、桶はバラバラになってしまう。
タガをきつくはめすぎても長持ちしない。
自由に何でも好きなことをしなさいと言われたって、
何をしていいかわからないという子供が多いんじゃないか。
自由というのはある程度の枠があって初めて成立する。
なんでもやっていいよという枠のない世界にあるのは、
自由ではなくて混沌だ。
子供に自由の尊さや、喜びを教えたいのなら、
きちんとした枠を与えてやるべきなのだ。

作法というのは、突き詰めて考えれば、他人への気遣いだ。
具体的な細かい作法をいくら知っていても、本当の意味で、
他人を気遣う気持ちがなければ、何の意味もない。
その反対に、作法なんかよく知らなくても、ちゃんと人を
気遣うことができれば、大きく作法を外すことはない。
駄目な奴は、この気遣いがまったくできていない。
人の気持ちを考えて行動するという発想を、最初から持っていないのだ。
貧乏であっても前むきにみんなが生活していた昭和の時代にある種のノスタルジックを感じます。
最後に
「ビートたけしの母、北野さきの名言」です
①実るほど、こうべを垂れる稲穂かな
②自慢、高慢、馬鹿がする
③一杯の酒に城傾く
④モノをもらって怒る人はいない
⑤人は、欲しい時にモノをくれない
       北野大著 「北野の訓え」より

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  1. 【4378479】 投稿者: あたりまえ  (ID:RqoADf/SWhY) 投稿日時:2016年 12月 29日 07:19

    ママの世界でも階級制度がまかり通る格差社会

    他人を蹴落としてというガッツもない

    温い若者が増え、世の中自己中だらけ

    戦後の動乱でなりすまし日本人が増えたから

    鼻持ちならない人間ばかり

  2. 【4378527】 投稿者: ライト  (ID:GoaOsMNfzGU) 投稿日時:2016年 12月 29日 08:45

    戦後といえば夫を戦地で失い未亡人の女性が増え「おせっかい」で女性同士が助けていた時代がありました。今は隣に誰が住んでいるかなんて感心持ちたくない独身女性が多いですよ、社会進出すればするほど地域社会から遠のく女性たち「おせっかい」は死語です。

  3. 【4378688】 投稿者: ファミリーヒストリー  (ID:oMcHE3nDlVQ) 投稿日時:2016年 12月 29日 11:24

    たけしこの前NHKに出ていましたね
    私はタケシがこんなに評価される理由がよくわからないけど、
    この家族は好きです

  4. 【4379016】 投稿者: 絶対  (ID:SjBKodoUorw) 投稿日時:2016年 12月 29日 18:13

    絶対、昭和のいつかの時代にタイムスリップさせてあげるよ、と言われても断ります。
    昭和40年代生まれですが、食事は今よりまずかった。親の手料理の温かさなどは記憶に補正がかかりがちですが、自分が今作ってるものの方がまし。果物は酸っぱく、ケーキは胸焼けするもの。
    親は親類、近所との人間関係に疲れきっていた。今の方がよほどさっぱり。自己責任の範囲が明確で。
    子供の世界では、はやりのテレビ番組を見ていないとクラスの話題についていけずに困っていた。今の我が子たちは子供世界の余暇時間の過ごし方が多様化しているので、特に学校で人との共通話題を無理して作らなくて良い。精神的自由度高し。

    キリがありません。ノスタルジーは、都合の良い記憶の補正です。どの部分を美しく切り取ってくるかで大違い。ビートたけしには興味がありませんが、
    「みんな、昔にノスタルジーあるよね、昔は良かったよね」
    と誘う風潮は嫌い。かつ危険だと考えます。

  5. 【4379457】 投稿者: 最近  (ID:WYPdNE6Ewp6) 投稿日時:2016年 12月 30日 08:16

    昭和のザベストテンなどの番組は今はないので
    流行っている音楽がわかりにくいです
    民放でAKBなどの若い子が昭和の唄をうたってる姿は
    懐かしくてこんな曲を聴いてる頃は自分はいくつだったと子から質問されてばかりいます
    実家の母は80歳になりますが帰るたびに巻き寿司を
    作ってもてなしてくれます。
    私は仕事が忙しく休みの日は掃除と一週間の惣菜つくりでいまだ巻き寿司をつくったことも、そういえばおせち料理も買って終わりだし1日から営業している大型店もあるので困ることはありません
    母の味を子に伝授したいのに同居でないとできませんね
    でもなにが入ってたか味は覚えているので定年後トライしたいです。

  6. 【4380575】 投稿者: リテラシー  (ID:S2aCKfeP9RI) 投稿日時:2016年 12月 31日 08:32

    慰安婦像が再び設置された日
    日本レコード大賞にikonという
    韓国人ダンス音楽が、受賞した。
    TBSの放送局だから当たり前だが
    日本のJKの一部は熱狂的ファンがいる
    GHQが3D制作で日本人を骨抜きにしたように
    今や地上デジタル放送になってから
    音楽番組は縮小され80年代の懐メロが
    年中かかるようになった。
    若い子は偶像崇拝されやすいネット配信によって
    差別意識を持たないように洗脳されつつある。
    朝鮮半島赤化制作によって
    いずれ訪れる朝鮮からの難民に備えて

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