最終更新:

88
Comment

【3747670】自分がない子は危うい

投稿者: どうしたら?   (ID:DNK0CgRkGj2) 投稿日時:2015年 05月 24日 07:22

中学受験で身につけた「試験になると満点を目指す習慣」「一番を取るべく自動的に作動する戦闘モード」は危うさを秘めていると思います。


親も塾の教師もいい点を取ると褒めてくれる。自分も成績優秀者に名前が載り嬉しい。こういう生活を子供の頃からずっと続けていると「試験のために勉強する」ことが当たり前になってしまう。

勿論、大学入試などたやすく突破する。問題はそれからだ。進学振り分けもいい点を取り第一志望に進んだはいいが、ある時点ではたと「本当に自分がやりたいことは何か?」「これじゃないのでは?」という疑問が湧いてくる。

学部延長のまま大学院に進もうとするのだが「これじゃない」という意識が澱のように沈殿し悩みは深くなる。周りの言うように突っ走ってきた今までからすると何をどうやっていいかわからなくなったのは初めてだ。

なまじ能力があるのにこういう過程をとる人は本当にもったいない。一体どこに問題があったのか? 試験の成績ではなく自分の適性、性分、性向をじっくりみつめる時間が中学、高校時代になかったのか?

中学高校時代に、あれこれ考え悩む時間を持たずに毎日が予習、復習や中間期末テストの準備、部活に追われてきたことも大きいと思う。深刻な疑問がわきそうな時はそれを意識の外に追いやってきた。それに囚われると勉強時間が取れなくなるためだ。勉強以外の本は(文学、趣味)ほとんど読まなかった。大学に受かったらそういうことを考えればいいと教師には言われてきた。


それゆえ根源的な問いかけ(自分は何者か? 何のために生まれてきたのか? どうして今こういう生活をしているのか?)を避けてしまった。


元々能力があるのでそこそこ何でもこなせてしまうのも適性を見出しにくくした原因だ。努力は苦ではない。惜しまない。試験には全力で取り組む条件反射が形成されている。結果としてペーパーテストは全科目できてしまうので理系も文系も本当のところ何が好きで自分にはどんなことが向いているのか分からない。受験はとりあえず理系で合格した。


皆さんの周りにこんなお子さんいませんか? いい子ゆえに自分がない。
デコボコがない何でもできる故に本当に自分のやりたいことが分からない。
こういう子に相談を受けたらどうアドバイスをすればいいと思いますか?


こんなふうに育ててしまった親に責任があるのか、本人が自我の発達が弱く自分自身を確立できない性格なのか?  もっと遊ばせればよかったのか?

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

「中学受験情報に戻る」

現在のページ: 11 / 12

  1. 【3752085】 投稿者: 医師過剰時代は目前  (ID:3A3VDSgKovA) 投稿日時:2015年 05月 29日 08:05

    学問や芸術には早期教育を徹底的にやったほうがいいものと、ある程度の人生経験や成熟を待ったほうがいいものとあるようだ。

    医学なんて人生経験を経てからやったほうがいい筆頭だろう。

    親の死に目に会って自分が何とかしたいと思って始めてもいいし、そもそも高い学力(数学、物理)など必要ない。普通の臨床やるなら文献読める程度の語学力と患者と話し合えるコミュニケーション能力があればいい。

    中国は地方への赴任があるから成績優秀者は医者にならないそうだ。理系の成績優秀者がこぞって医学部に行く現状はおかしい。エンジニアの待遇を改善して理数系が得意な子供はそちらに向かう流れを国策として作らなけばいけない。

    医大増設や各大学の定員増加はそれを狙っているのだろう。

    医師を増やせば収入も減るし大学のポスト争いも熾烈になる。10年後には四つ角のビルに内科や耳鼻科、眼科、外科などの医院がひしめき、クリニックがダイレクトメールを患者に出すようになる。老人には団扇、子供にはお菓子をつけリピーター受診者を確保するようになる。そんなことになれば流石ににプライドの高い理系生徒諸君は医師は選ばないだろう。

    そうなる日は近い。

    ちなみに天皇の執刀医、天野篤先生が埼玉知事選に出ると噂されている。浦和高校出身なので一定の支持は得られそうだが何とももったいない。自らオペは出来なくなっても後進の指導はできる。 顧問などでオペ指導に当たるほうが医学界のためには遥かにいい。

  2. 【3752608】 投稿者: 結局  (ID:EAMH1mXSDCM) 投稿日時:2015年 05月 29日 19:31

    研究者の処遇の問題でしたね。

  3. 【3752998】 投稿者: 国立や御三家の実態  (ID:cvaKtDYWFeY) 投稿日時:2015年 05月 30日 11:04

    医師は免許制なので、人数を国にコントロールされています。これは、昔から同様。
    一方、エンジニアの人数、処遇は、一義的には、そのときの経済原則で決まります。

    医師の数は国策でコントロールできますが、エンジニアの処遇は、そう簡単にコントロールできません。

    大学は、規制業種の中にはいるでしょう。大学教官の数は、医師ほど明確でないにせよ、政府がコントロールできます。
    2000年頃からのポスドク1万人政策で、博士課程修了者が正規雇用の職に就く年齢を大幅に引き上げ、高学歴ワーキングプアを量産し、アカデミアに壊滅的な打撃を与えたのは、われわれの政府であることは、忘れてはなりません。

    結局、優秀層が医師を目指すことが気に入らない、医師の処遇が高いことが気に入らない、医師の処遇が低下し医療が崩壊すれば満足、ということでしょう。
    他は、何も考えていない。

  4. 【3753039】 投稿者: あおいとり  (ID:Dantz2k/Kpg) 投稿日時:2015年 05月 30日 12:01

    生きていく道具は手に入れているのだから、今からでも仕事であれボランティアであれいろいろと経験すれば何とでもなるように思います…

    何であれ人とかかわって人に役立つことをして、まともに生きていけるだけの対価を得る、というのが人間としての生活のベースなので、その中で完璧にでなくても最大限納得できることにとりくむ、ということで十分なのだと思います。そういう役割は一発勝負で見つかるとは限らないですが。

    どちらかというと、自分がない(?)育ち方をしてしまうのは、親の育て方でそうなるというよりは、むしろ本人のもって生まれた資質がたまたまペーパーテスト生活という鍵穴にかっちりはまり過ぎたのだと思います。

  5. 【3753058】 投稿者: 何でもできる人  (ID:CYbI.Mkl6Y.) 投稿日時:2015年 05月 30日 12:25

    >むしろ本人のもって生まれた資質がたまたまペーパーテスト生活という鍵穴にかっちりはまり過ぎたのだと思います。


    多分何でも一番取れるような子供時代~中高時代を送った人はそれが快感で生きる目的になってしまうんでしょうね。 一番取れないとひどく悔しがる人ってたまにいますよね。

    自分の志向や資質から次第にやりたいことは絞られてくると思うのですが、何でもいい点数取れる人は「何でもできるので本当は何をやりたいのか分からない」ということになるのでしょう。

    取りあえず進学する学部学科を決めても・・・・・・本当の目標が定まらないというか。漂流してしまう。大学入ってから色々な事やってみるしかないし、人と話したり読書して自分の方向決めるしかない。

    与えられたことは完璧にこなすというのならやはり国家公務員かな? 

  6. 【3753105】 投稿者: 経済原理  (ID:EAMH1mXSDCM) 投稿日時:2015年 05月 30日 13:54

    国家公務員は給料が低すぎるので、一番の人は選ばないかな?やっぱり収入の期待値で考えれば医者でしょう。

  7. 【3773617】 投稿者: その通り  (ID:zqlYASPafxA) 投稿日時:2015年 06月 23日 08:41

    与えられたことはそつなくこなすけれど新しいものを創ったり、研究は苦手。こういう子供は中学受験が盛んになってどんどん増えているのではないか?

    遊びが足りないから工夫が出来ない。ペーパー試験育ちの限界だ。

  8. 【3773721】 投稿者: ‥  (ID:YsJZt.HPYIc) 投稿日時:2015年 06月 23日 10:39

    >いい子ゆえに自分がない

    責任とまでは言わないけど、親に見る目が無かった、観察眼が無かったって事じゃないかな。若しくは親の持ってる判断基準が歪んでた。
    その子に何が幸せかと思って見てる大抵の親なら、子に何某か働きかける→反発若しくは議論→子も考える‥って流れに思春期で普通はなりますから。
    そうならないと言うのは、よっぽど鈍感か反発を許さないか‥だから。
    ‥プラス、躓きそう・悩みそうになったらサッとさり気に、わからぬように露払いする一見賢い風親も危ないかな。

あわせてチェックしたい関連掲示板

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す