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投稿者: あおいとり (ID:1He7D2g8uno) 投稿日時:2016年 08月 21日 02:44
いわゆる「受験算数」は事実上何らかの形で「やり方」を指導されないと対応が難しいこと、中学以降のカリキュラムと連続性のない領域があることからしばしばその存在意義が疑問視されてきました。
しかし、中学受験では総じてこの教科が相当高い配点を与えられていることが多いです。
そこで思うのですが、こうした「中学受験の主流」に対するカウンター的なコンセプトとして、入試でいわゆる受験算数を課さずに麻布とか開成くらいの進学実績をたたき出す一貫校が現れたら面白いと思いませんか?
私自身も「受験算数劣等生」だったけれども、それでも大学段階では特に引け目を感じないようなところに進学しているので、そういう系統の生徒が相当数集まればやってできないことはないはずだと思うのですが。
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【4293815】 投稿者: 需要はある (ID:UJ5vE0gmS06) 投稿日時:2016年 10月 21日 02:55
>フランス行くと、美術作品について、ドイツなら音楽について延々と語れる人が多くいますし、
>いくらか教養のあるひとランダムに、パリとかロンドン、ウィーンあるいはニューヨークで聞くのと、東京で聞くのとえらい差がありますね。
まあ、「ね」とか言われましても、上記の都市で英語とフランス語とドイツ語で現地の知識人にインタビューできるバラードさんのコミュニケーション能力はすごいんだろうなとしか言いようがないです。
伝統芸能については、一点集中で面白い結果が得られるのではないでしょうか。
三島由紀夫の「美しい星」には「能」「(新作)歌舞伎」への言及があります。
その関連事項を広げて調べるのも楽しめそうですね。
19世紀末以降だけでもたとえば「狂言師の系譜、系統」は大変興味深いものがあります。
実は「狂言」「落語」などは学校公演が盛んです。
子どもたちに伝えていこうという情熱はあると思います。
予算も出ていますからね。
歌舞伎も一般向けの「教室」から好きになったという20代、30代の人ってけっこういますよ。
「日本人は自らの伝統文化について(以下略)」というのは実態を反映しない俗論の典型ですが、そういう「居酒屋で講釈をたれる、小中学校の校長の挨拶」レベルの話はバラードさんの品位を下げるだけでしょう。
新垣さんも仰っていたように、調性音楽の多様な展開は「ゲーム」「アニメ」アイドル」のなかにいくらでも見出せます。
森下唯さんのCDあたりを入門編としてご自分でお調べください。 -
【4294039】 投稿者: バラード (ID:.gtNZCBmD96) 投稿日時:2016年 10月 21日 09:21
需要はある様
ご返信ありがとうございます。
私は、パズル様、東大理系OB様の日本人でもなかなか日本の良さを外国の人に伝えられないのではないか(ここは同感です )、それは英語能力というより日本のことをよく知って個人として何が 日本の現代、歴史文化含め良さと感じているのか、それをどのように伝えられるかという点で、一つの例としてお聞きしたものです。
コミュニケーション力、グローバルとはよく言われますが、どうも英語の出来ばかりで資格が何点とかなりがちですが、相手の理解とともに、自分の理解、自分の表現が出来ること(相手の知らないこと)がコミュニケーション能力向上につながると思っております。
異論はあるかもしれませんが、今まで日本は一律でチームワーク重視? みんなが同じ答えでという教育に(欧米に比べて)偏ってきたのでは、と思ってます。
これがどうも悪く言うと偏差値至上主義教育?につながってなのかと。
教育改革の一つで個人(人物)重視というか、みんなが違う答えを出してよいという教育がもう少し推進できれば(従来の原理原則 基本知識の上に)少しはグローバルなコミュニケーション力向上にもつながっていくのではと考えております。 -
【4294042】 投稿者: 人事 (ID:EAMH1mXSDCM) 投稿日時:2016年 10月 21日 09:22
私が、日本人も別にできないわけじゃない、と書いたのは、日本文化の話ではなく、自分の考えをまとめることです。
麻布では昔から君の考えを書きなさい、でしたし、東大2百字もありました。
早慶の入試は記号選択が多いので違うかもしれませんが、東大を受験するような子は自分の考えをまとめる力はあると思います。
ただ、苦手なのは口頭で意見を言うことですね。日本には男は黙って、みたいな文化があるので、なかなか思ったことをすぐ口に出すのは、はばかられる。
教育の問題でしょうか? -
【4294153】 投稿者: パズル (ID:wrJ9OiAvOxU) 投稿日時:2016年 10月 21日 10:49
私が、文化について「外国の方に正しく語れるだけの知識」と書いたのは、もちろん相手の方に知って頂きたいという理由もありますが、まずは自国にも外国に引けを取らない素晴らしい文化があるということを知り、それを自信にしてほしいという思いがあるからです。ですので、この言葉は、今学んでいる最中の若い世代を想定して書きました。
人事さんが書いていらっしゃるように、日本人は、押しの強い外国人相手に自分の言いたいことを伝えるのが苦手だと感じます。(私は年齢のせいか?結構言ってしまいますが)
日本だと言わずとも察してくれるところがありますし、同調圧力のようなものがありますから、余計なことを言わない方が浮かなくていいという感じですね。
でも外国の方と付き合って、交渉してとなれば、そんなことを言っていられません。堂々と自分の主張を繰り広げる必要があります。
その時に、自分を支える精神的な支柱として、自国に対する誇りを持って欲しい、そのためにも自国の文化について学ぶ必要があると考えています。そして、自国の文化を大切にする人は、相手の文化に対しても敬意を持てる人間だと思っています。 -
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【4294266】 投稿者: パズル (ID:wrJ9OiAvOxU) 投稿日時:2016年 10月 21日 12:11
連投すみません。
グローバルというと、すぐに語学力だの、プレゼンだのが言われます。
もちろん、それも大事です。
しかしながら、結局のところ何を伝えるのかということであり、伝える側の人間性も問われるでしょう。
相手から信頼される人間になると同時に、聞くだけの価値がある中身を持つことが大事です。
私は日本人の謙虚で、礼儀正しくて、親切なところ嫌いじゃないです。
そこをなくさないで、言いたいことを上手に伝える術を身に付けられれば、それが一番よいと思います。
何でもアメリカ流がベストだとは思いませんし、グローバル化には弊害もあります。
日本人の気質、社会に合ったグローバリゼーションのやり方を模索してみるべきだと思います。 -
【4294428】 投稿者: アメリカン (ID:5461RbY4AII) 投稿日時:2016年 10月 21日 14:25
>結局のところ何を伝えるのかということであり、
>聞くだけの価値がある中身を持つことが大事です。
こちらが、いはゆる算数(→数学)にそのまま当てはまるのでしょう。
何事も、本質はそのままに、更にその運用も求められる時代となったという事だと思います。
NHKの「にほんごであそぼ」はとてもいい番組です。講談師の神田三陽、狂言師の野村萬斎など、子供にも分かりやすい分野で、小さな頃から日本文化に親しみを持てるように編集されています。
総合指導は齋藤孝さんですが、彼の著書「人を10分ひきつける話す力」の中で、
「『話す力』によって人間は評価される部分が大きい。」
と言っています。
まさに、アクティブ・ラーニングです。
時代の変化と共に、求められる事が多様化し(というより純増)、それも性格面を問われる方向性になりつつある事など、どんどん大変になっていきます。
iPhoneよろしく、人間も日々アップグレードが求められているのかもしれません。 -
【4294937】 投稿者: 文章修行 (ID:0ugvDMFv5F.) 投稿日時:2016年 10月 21日 22:45
そもそも「日本の学生は自分の意見をまとめるのが苦手」と教育界でさかんに言われるようになったのは2003年のPISAショック以来のようですが、PISAの読解力の順位は8位->14位(2003年)->15位->8位->4位->4位(2015年)と順調に伸びていますよ。
しかも1位上海、2位香港、3位シンガポールで欧米各国はどこも日本より上位にいません。(アメリカンさんか風雲さんもご指摘されていましたよね。フィンランドの順位が下がっていると)
ゆとりをやめて授業、カリキュラムを増やしたらPISAの点数なんてすぐに上がるのではないですか?
日本の学生が自分の意見を書くのは本当に苦手なんですか?
もし苦手だと仮定して、PISA型の問題ではたして本当にオリジナルな自分の意見を述べる力など診られるのですか?大学入学希望者学力評価テスト(仮称)の問題例が公表されていますけど、PISAの問題とそっくりですよ。
バラードさん、ぜひ御意見をお聞かせください。 -
【4295112】 投稿者: 風雲 (ID:i6CoAzcn9O6) 投稿日時:2016年 10月 22日 04:01
>「日本の学生は自分の意見をまとめるのが苦手」
今の若い子を見ていると、あまりそのようには思いません。
きちんとまとめて場面に応じて主張することもできていると思います。
ただ、失敗を恐れる傾向が非常に強い感じがします。これは教育によるものなのか、あるいはほぼ均質な人間関係の中での同調圧力のせいなのかはよくわかりません。
今の社会や大人にもあまり余裕がないのかもしれません。失敗したら復活はなかなか厳しい、とか、失敗=損みたいな。
意見をまとめるのが苦手、というより従来はそのようなことをあまり要求されたことがなかったのではないでしょうか。また、均質な社会であるがために、以心伝心とか、慮る、みたいなことが機能していたためでもあると思います。
そういう意味ではグローバル化によって多様な人々や文化に触れることは良いことなのでしょう。そのように他者を知り理解することにより、アイデンティティーというか改めて自分のことにも気づく、自分のことを理解できる、と思われるからです。
自分が教養ということを初めて考えたのは、高校の時でした。
その当時、弓道をやっていたのですが、これは、勝敗があるのに、ただ勝てばいいというわけではない。きちんとした型とそれを満たす精神が尊重されるのです。
確かに、教えてくださった錬士の方の佇まいは、生意気な高校生にも感動と憧れを与えるものでした。自分は何に感動しているのだろう?学業の成績や肩書きとは関係なさそうだ、と思った時に、こういうのが教養というものなのだろうか、と感じたわけです。
今思えば、教養の定義が間違っているかもしれません。ただ、弓道を通じて「真善美」という言葉に出会いましたが、これは、教養の目指すところであるかもしれないな、と思っています。
文章修行さん
名前をお見知りおきくださり、ありがとうございます。嬉しいものですね(笑)
自分ではPISAについて書いたことはないので、おそらくそれはアメリカンさんではないかと思います。
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