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【4296832】国立大附属は「誰でも入れる学校に」有識者会議

投稿者: 文部科学省   (ID:uhn5McvBnhA) 投稿日時:2016年 10月 23日 17:06

文部科学省で、「国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議」が開催されています。

国立大附属については、筑駒、学芸大附属、筑波大付属を念頭に、「特定の層しか入れない学校」と批判され、共働き家庭なども含めて、だれもが入れる学校にしなければならないとの提言がありました。

現状の国立大附属は「受験校」であるとして、本来の国立大附属の役割とは異なることから、改革が進みそうです。

進学校としての役割は、私立学校や都立学校が担うことになり、国立大附属は、進学校というイメージは消えていくかもしれませんね。

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  1. 【4299348】 投稿者: あらま  (ID:.psSOqqo6qs) 投稿日時:2016年 10月 25日 14:41

    ひょっとして、
    あの国立女子大附属小に通う高貴なお子さんのため?

  2. 【4299424】 投稿者: S9ll97C5t2o  (ID:hoYQeufdiHs) 投稿日時:2016年 10月 25日 16:03

    S9ll97C5t2o
    彼はいろんなところで学芸叩いているよ。
    きっと落ちてしまってコンビニバイトで生活しているのかな。

  3. 【4299722】 投稿者: 酒好きTOEICer  (ID:ZjhBtVOqMuU) 投稿日時:2016年 10月 25日 20:42

    筑駒の教育を研究して筑波大教育学部が書いている(はずの)論文の
    内容はそもそも誰も気にしていないようです
    もう筑波教育系、ならびに国立全般教育系の付属は全部廃止でいいんじゃないですか。例外的に東大付属だけは学生の偏差値よりも自分たちの研究のことに
    集中している感じがします。流石東大、ということでしょうか。

  4. 【4299783】 投稿者: 元国立  (ID:dzNv/8.iWEI) 投稿日時:2016年 10月 25日 21:45

    論文じゃないけどこれね。

    〉「エリート形成」という課題に日本が真剣に取り組んでこなかったツケが、こうした結果を生み出したともいえる。

    面白い。
    でも「誰もが入れる国立附属」の提言はこの考え方を経て
    方向転換しちゃったように思える。
    文科省提言H24
    トップリーダ校構想H14


    大元の実験的実践 以下引用
    社会のトップリーダを育てる教育の実験的実践
    平成14年3月筑波大学「附属学校検討委員会報告書」から  附属駒場中・高等学校

     日本は、これまで「真のエリート形成」についてまともに論じてこなかった。「エリート教育」が一種のタブーとされ、「教育の機会均等」「平等主義」の名のもとに、受験学力による競争・選別というシステムが採られ、これが、学歴主義と結びついて、いわゆる偏差値エリートが社会の指導的地位に就くというルートを固定化することになった。
     多くの私立進学校は、大学の進学実績を上げるために「先取り教育」「理系・文系に早くから分ける分科主義」「早い時期からの能力別学級編成」などの競争システムを採用し、経済的にも能力的にもポテンシャルの高い生徒を吸収してきた。
     今日、大学生の学力や社会力の低下が問題にされ、リーダーシップや創造性・責任感覚・モラルを欠いた偏差値エリートが、社会の指導的地位に就くことによって引き起こされる問題も少なくない。「エリート形成」という課題に日本が真剣に取り組んでこなかったツケが、こうした結果を生み出したともいえる。
     大学受験に収束される過密な学習内容を効率的に詰め込むカリキュラムでは、「真のエリート形成」という課題に応えることはできない。優れた能力を学問や仕事の分野で存分に発揮し、社会的な尊敬を得られるような骨太のエリートは育たない。
     21世紀の今、地球・日本は、「環境破壊」「グローバリゼーションと経済格差の拡大」「食糧危機やエネルギー資源の枯渇」「共生を阻む文化の対立」」「各種の制度疲労」「少子高齢化」「子どもをとりまく家族や共同体の崩壊」「責任感覚やモラルの喪失」をはじめとするいくつもの困難な課題を抱えている。
     筑波大学と附属駒場が連携して進めようとしている「リーダー養成/エリート形成」は、21世紀の日本や世界を支え、人類が直面するさまざまな課題やその解決に、自由闊達に、果敢に「挑戦し、創造し、貢献する」(附属駒場の学校目標)トップリーダーを育てる教育である。
     附属駒場は、昭和31年に中高一貫(連絡進学)体制を敷き、指導要領に準拠しながら、これまで「リーダー養成/エリート形成」(入学してくる生徒の能力や期待に引きずられる形で)のカリキュラムや学校の教育活動を組み立て、実践を進めてきた。今後は、上記の目標・軸を内外に明らかにしながら、筑波大学と附属の共同・連携で、21世紀の日本の学校教育改革に貢献したい。ロングスパンで取り組まなければならない実験的・実証的な実践研究は、国立の総合大学とその附属だからこそ可能な試みである。
     これまで、大学と附属の共同研究が十分であったとは言い難い。地理的なマイナス条件はあるが、双方からの働きかけや交流はおざなりであった。今回の見直しを契機に、互いの立場や蓄積してきた力を勘案・活用しながら、双方にとって意味のある「エリート形成」プロジェクト研究を立ち上げ、研究や実践を積み重ねていきたい。
     今後、大学・附属の連携で進める「エリート形成」研究を、次に掲げる課題に着手することからスタートさせたい。
    (1) 大学・附属間の交流の活性化
     地理的なマイナス条件はあるが、インターネット等によって日常的な情報交換を図る。研究者・技術者の出前授業や中高生の研究室・実験室訪問、大学が実施する高校生講座や市民カレッジへの参加を年間のカリキュラムの中に埋め込む。
    (2) 中高6カ年の「エリート形成」カリキュラムの構築
     平成7年~平成13年に附属駒場が取り組んできた「カリキュラム改革調査プロジェクト」研究の成果をベースに、教科はもちろんのこと、創造性や探求心の育成、行事/集団/自治活動を通したモラル/責任感覚の育成等を視野に入れた「エリート形成」のためのトータルなカリキュラム検討・構築を、教育学系・心理学系や各専門学系からの応援を得、定期的な委員会を開きながら推進したい。
    (3) 文部科学省研究開発「スーパーサイエンスハイスクール」への応募・推進
     「エリート形成」の具体的な実践研究の一つとして、平成14年から3年間、「スーパーサイエンスハイスクール」に取り組む。研究開発課題を「先駆的な科学者・技術者を育成するための中高一貫カリキュラム研究と教材開発」とし、生物科学系、化学系、物理学系、数学系、電子・情報工学系、社会工学系などの研究者にアドバイザースタッフに加わっていただき、実践研究を進める。
    (4) メンタルヘルス研究の継続・発展
     中学に入学してくる「受験エリート」が抱え持つ問題は大きい。これまで学校教育部の教育相談室と共同で「中高生のメンタルヘルス」研究を進め、附属駒場生のメンタリティーやその傾向が明らかにされてきた。また、「ピアサポート」プログラムによって、仲間をサポートする能力を育てる試みを続けてきた。さらに、トップリーダーに必要とされる「社会力・モラル・責任感覚・ノーブレスオブリージュ」形成の課題に、心身障害学系や心理学系の協力を仰ぎながら取り組む。
    (5) 附属の推薦枠の設定
     中・高・大・院の連携による「エリート形成」研究には、高・大の接続ルートの確保が必要になる。大学の独立行政法人化を契機に、20~30名の推薦枠を確保し、中高6年、大・院6~10年のロングスパンで「エリート形成」課題に、全学系・全研究科との共同で取り組む。
    (6) 中学校の入試改革
     批判のあったこれまでの抽選と学力検査による選抜方式とは別に、推薦制度の導入や学力検査によらない選抜方式の検討を教育学系・心理学系と共同で進める。


    続く

  5. 【4299801】 投稿者: 続き  (ID:dzNv/8.iWEI) 投稿日時:2016年 10月 25日 22:04

    「誰もが入れる国立附属」はこのあたりの研究をすすめるように
    いわれているのかしら?

    筑波大学 人間総合科学研究科教授 田中統治氏インタビュー概要
    H22文科省


    (才能教育について)
     教育課程改革の方向性としては、現場に任せていくという現場主義ということと、それぞれの生徒たちの学習スタイルを作っていくということが考えられる。
     それぞれの生徒たちの学習スタイルを作るという点で注目しているのは、アメリカで提唱されてきている才能教育(タレント・エデュケーション)である。以前はgiftedといういわゆるエリート教育だったが、それがうまくいかなかった。早修、先取りという形で早く大学院に進んだが、その後の追跡調査によると、あまり伸びていない。
     日本の進学校には早修がエリート教育だという誤解がある。それに対して80年代くらいからいわれているのがエンリッチメント(拡張教育)という考え方である。それは、IQのようなジェネラルな知性ではなく、八つくらいの知能の領域のうち、得意なものをのばして苦手なものをカバーするというものである。
     これまでの高校教育は、センター試験のように「まんべんなく」というスタイルをとってきた。しかし、生涯学習における学びのスタイルにはいろいろなものがあり、その基礎を培うという観点で考えると、今の高校の一斉学習の中で目指している「詰め込み」のようなスタイルは、生涯学習体系の中で社会の要求にうまく応え切れていないのではないか。
     筑波大学附属駒場中・高等学校で行事等においてリーダーを務めた生徒を追跡調査してみた。すると、行事の企画から丁寧に合意を積み重ね、チームで物事を作るよい訓練の場になっている。これを小学校からの流れの中で調査してみると、やがて特別支援教育の方法論と結びついてくる。特別支援教育においては個別の支援計画に基づいて教育活動を進めている。このようなスタイルはエリート教育とは対極にあるようにいわれるが、才能教育という目線でみれば、一人ひとりの学習のスタイルの特徴にあった個別のメニュー、教材、学習環境を用意したりするという点では共通する。これが、生涯学習の基礎を作ることにつながる。
     「紙キュラム」と名付けているのだが、ペーパープランの中だけで教育課程をとらえるのではなく、環境や人間関係やメニューや学習活動をいろいろ工夫していけば、より長期的な学ぶ力の基礎の部分が生み出せるのではないかと思われる。
     大学はそういう個性をもった生徒をとりたいと思っているので、推薦入試やAO入試を取り入れ、できるだけ丁寧な選抜を行っている。高校にもそのような試みが出てくればよいと思っている。
     文部科学省がいわゆるスペシャリティをのばす取組の中で、学校のカリキュラムを活性化させるようなプロジェクトを組んでモデル校づくり、教員研修を進めていることは、非常にいいことである。生涯学習の基礎を培う事例について、大学の研究者や実践家がパートナーシップをもって研究し、東アジアの新しい高校教育像を日本が開拓していくという方向性をもつべきだろう。
     才能教育はアメリカが発信であるが、これからはメードインジャパンというブランドを教育の面でも作っていかなければならない。高得点低学力の傾向が見える中国や韓国などの諸国はやがて息切れしてくるだろうから、大学と連携を図りながら、新しいモデルを現場の創意工夫の中で作っていければいい。そのような試みの中で、特別支援にもよびかけながら、認知を個性ととらえ、誰もがもっている能力やスタイルを見つけ出して刺激していくような教育課程改革が進められるとよい。
     その点で、高大連携は受験のバイパスというより、より長期的な学びを見通した新しいシステムになりうるだろう。大学のカリキュラムの工夫も必要になるが、連続性の中で得意な分野をのばしていくことができるだろう。


    ここまで読み込むと、
    東大附属と東工大附属がうまくいっている気がしますね。

  6. 【4299850】 投稿者: 風雲  (ID:i6CoAzcn9O6) 投稿日時:2016年 10月 25日 22:48

    面白いですね。
    インクルーシブとエクスクルーシブという相反するものを両立させようとすると、このような考え方もできるのですね。

  7. 【4303243】 投稿者: 酒好きTOEICer  (ID:4Z.pJ/r4.u6) 投稿日時:2016年 10月 29日 08:01

    外部から余計な口を挟まれずに研究・教育に邁進するために
    国立附属は学費を年100万くらいにしてはどうでしょうか。
    完全に自主財源で運営すれば批判される道理はありません。

  8. 【4303894】 投稿者: ↑  (ID:LU0Aqpcw/G2) 投稿日時:2016年 10月 29日 18:37

    国立附属中高の上にある大学の予算のおこぼれで
    運営してると先生方が言っていましたよ。

    なので中高在学家庭には寄付のお願いがありますが、もっとしても良いかも。

    逆に大学の該当学部(教育学部とか)の生徒さんからも徴収しても良いような気がします。彼らの研究実験費の類でしょう、笑

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