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【1754559】真面目だけど面白い話 ありませんか

投稿者: トロッコ   (ID:4POwXDqgOmg) 投稿日時:2010年 06月 05日 05:17

卒業生親です。新しくなったホームページいいですね。時間があれば体を動かし、好きな事に熱中する、栄光生の躍動感が伝わってきます。
息子が在学中、体育館の床に踏みつぶされたガムが見つかり、体育館の朝練昼練使用が禁止されたことがあります。煙草の吸殻でもビールの空缶でもなく、ガム一つで使用禁止、というのが栄光学園らしく、ほどなく解除された様ですが、こんな時に先生と生徒は、「ハーバード白熱教室」さながらに、正面から議論する様です。
「公共の場所でルールを守らない生徒を放っておくのは正義ではない。」体育科の先生はサンデル教授より厳しく諭し、最近のエデュの掲示板を見ていると一理あります。
「一人の不心得者の為にその他大勢の善良な生徒が朝練昼練を我慢するのは本当に正義か。」生徒は一生懸命理屈を考え、この様な白熱教室が随時至る所で開かれる様です。
一学年180人、熱心で真面目な先生、理屈好きで真面目な生徒、栄光学園は先生も生徒も保護者もみんな真面目で一生懸命、何事も正面玄関から正攻法で取組み、時間を置き距離を置き振返ると、真面目だけど面白い話がありそうです。案外栄光学園の本質を感じることができるかも知れません。
スレ主が最初に投稿し、遊び心に川柳で締めてみます。重たい話は横に置いて、ただし床の上のガムはお断りです。

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  1. 【1754560】 投稿者: トロッコ  (ID:4POwXDqgOmg) 投稿日時:2010年 06月 05日 05:24

    中3になった良平(仮名、芥川龍之介「トロッコ」から借用)は、体育祭実行委員に志願、ある日2人の中3と共に、高2の部門長に呼ばれ、指令を受けた。
    「お前たち、学校からリヤカーを借りて、栄光坂の途中の生協から段ボールを貰ってこい。」
    3人組はリヤカーを抑えながら栄光坂を下り、生協で交渉開始。ところが日本語の力不足で交渉不成立。「どうしよう。」3人組は相談した。「このまま栄光坂を下って大船の駅の向こうのスーパーから貰おう。」古今東西、男の子が3人集まると一番勇ましい結論になる。
    3人組は栄光坂を下り下り、大船の駅に到着。リヤカーは階段を上らない。線路沿いに踏切りを探し、駅の向こうの商店街へ。家電量販店も見つけて、右往左往しながら、1軒目2軒目と交渉開始。日本語は簡単に上達しない。
    学校にリヤカーを返す時間が迫ってきた。「どうしよう。」3人組は再び相談した。「1人が空のリヤカーを学校に返し、残りの2人が両手に持てるだけ段ボールを持って帰ろう。」勇ましいが栄光生らしい結論になった。
    良平は、空のリヤカーを引張って栄光坂を上る上る。中3になればリヤカー付でも栄光坂を上れる。すれ違う友達からあまり暖かくない言葉を頂き、学校に到着。約束の時間にリヤカーを返す。
    待つこと?分、2人組が両手に段ボールを抱えて到着。さすが栄光生、短時間で日本語が上達したか。真相は、見かねた近所のおばさんが加勢してくれたらしい。良平と2人組をどちらも目撃した人は何と思っただろう。「この子たちはリヤカーの使い方も知らないのか。」
    3人組は高2の部門長に報告。帰ってくるのは遅いし、段ボールは少ない。しかし部門長ぼそっと一言。「ん、お前たち、よくやった。」良平は先輩に褒められたことが嬉しく、高1高2と体育祭実行委員を続け、リヤカーならぬ後輩たちを引張った。

    リヤカーに 追いつけ段ボール 栄光坂。 字余り

  2. 【1756458】 投稿者: グーテンモーゲン  (ID:XA0sm3g898Q) 投稿日時:2010年 06月 07日 03:28

    私の初恋の元彼が進学した、栄光学園。男子校ですが非の打ち所がない立派な学校です。もう30年も昔の話ですが。聖光学院と無理矢理比較するスレは辞めて頂きたいです。創設者校長が兄弟ですし遠い距離でない所在地から、お互い意識しあっていたのでしょう。ADIDASとPUMA創設者が兄弟喧嘩して、同業種で独立しあったのとは違うはずです。同じドイツ人ですが。
     私は横浜の学校の事は詳しく存じません。しかし、大船の該校はよくお話をききました。栄光学園とむしろ比較されるべき学校は慶応湘南、県立湘南高、県立小田原高あたりではないでしょうか?

  3. 【1892483】 投稿者: トロッコ  (ID:KN4LPd12gvc) 投稿日時:2010年 10月 22日 01:12

    ・学校説明会、体育祭見学、オープンスクール、模擬試験、過去問、併願校、、、目の前の課題はご家庭それぞれと思います。我が家は大分前のことで距離感も記憶も薄れ、有益な情報提供はできませんが、一方で、栄光学園らしかったな、と時間が経過しても鮮明に記憶に残っている話というものもあります。

    ・記憶に残っている話を振り返ると、終了して時間が経過すればこそ、教育とはこんなもんかいな、とじんわり感じるものもあり、教育理念の実現に向けて、学校、生徒、保護者、卒業生が一体となっていたな、と実感しています。

    ・受験生や在校生の保護者の方の参考になるならば、ぽつぽつ投稿してみようかな、と立てたスレッドですので、こんな時期だからこそ敢えて、第1回「栄光坂リヤカー編」に続き、第2回「家庭科カレーライス編」と第3回「物理実験ファミレス編」を、ぽつぽつと2つ、投稿してみます。

    ・卒業済の息子宛に「栄光OBフォーラム」の案内が来ていましたが、社会の第一線でご活躍の卒業生のお話を同窓生が伺える集いの様です。進路指導の一環として高1対象に行われた「OBゼミ」を、同窓生にも拡げる様で、こちらは卒業生が一体となった、進路指導と教育理念の実現、永遠の学校創りが続いています。息子が後輩たちに話をする日は、、、来るかな。

    (本文)
    中3だったか高1だったか、夏休みの家庭科の宿題は、家族の食事を3回作り、料理中の写真、お皿に盛った完成品の写真、家族の食後の感想を提出するものだった。

    2回終了した良平(仮名、芥川龍之介「トロッコ」から借用)は、8月の最後の週に3回目の食事作り、カレーライスに挑戦した。母親からレクチャーを受け、スーパーにて一人で食材を買い、カレーライスの他に副食のスープとサラダも作った。

    父親が食後の感想を書くことになり、「これが3回目、最後だな。」と確認して、「良平のカレー美味しかったぜ。これにて宿題完了。」と新橋風の感想を書いた。

    すると良平、キリッと父親の目を見据えて一言。「お父さん、栄光なんですから、ちゃんと書いて下さい。」、、、この「栄光なんですから」という言葉が、妙にというか実に説得力があり、父親は瞬時に心を改め、母親に買い出しや副食作りの経緯も確認して、「食材の買い出しから副食作りまで、良平が全部一人で挑戦したカレーライスは、とても美味しく出来ました。」と至極真っ当な感想に書き直した。

    良平の背後に家庭科の先生のお姿が見えた様な、「息子に言われちゃった。」というほろ苦さと共に、深く父親の記憶に残った。

    家庭科の カレーライスも 真っ向勝負。 字余り

  4. 【1892487】 投稿者: トロッこ  (ID:KN4LPd12gvc) 投稿日時:2010年 10月 22日 01:15

    高3の夏休み、物理の先生が企画された物理実験特別コースがあった。良平(仮名、芥川龍之介「トロッコ」から借用)にとっては受験技術を磨く時期だったが、進路指導にてじっくり考えた技術者への道、理科系の血が収まらず、迷わず参加した。

    栄光学園の理科系の先生方、授業参観で拝見した限り、授業でも実験でも、大学レベルの内容も教えたいけれど、我慢して高校の範囲を丁寧に教えておられる、という印象で、特別コースに参加する生徒へのご指導は楽しみだったのでは。

    土曜日は母親が所用で外出、父親と2人で外食することになった。午後いっぱいの実験で、6時には帰宅の予定だったが、先生の熱心なご指導により9時過ぎに帰宅。「すぐにレポートを纏めたいので、食べながらレポートが書ける所に行きたい」という良平の希望を聞き入れ、鞄を持ったまま近所のファミリーレストランへ。「ベンツで中華街が良かったか。」という父親の新橋風ボケには反応なし。

    良平は10分で食事を終えると、真っ白な紙に、実験道具の絵、背景の理論、手順、数値のまとめ、考察などを書き始めた。周囲がざわざわ賑やかな中、良平の目には、技術者の卵として、頭の中で組み立てたものを早く纏めたい、という純粋な輝きがあり、見ている父親も飽きることはなかった。父親はドリンクバーのコーヒーを何杯飲んだことか。

    1時間半経過、「出来た。」と良平。30分の感覚だった様で、「え、1時間遅くない。」と驚きの声。この1時間は未来の良平から借りてきたもので、何倍にもなって未来の良平に還っていく。良平の目の輝きは、技術者として、大学、社会人へと繋がるもので、栄光学園の進路指導の賜物、先生方の熱心なご指導の賜物として、深く父親の記憶に残った。

    実験を すぐにまとめた ファミレスで。

  5. 【1893671】 投稿者: 平平凡凡  (ID:kyS0zgde55A) 投稿日時:2010年 10月 23日 03:59

    >>グーテンモーゲン さん

    申しわけないですけれど、学校比較掲示板にも同様の間違った書き込みがありましたが、栄光・聖光の初代校長は御兄弟ではありませんよ。


    栄光の経営母体であるイエズス会の日本担当はドイツの西管区で、したがって初代校長のグスタフ・フォス師はドイツ人です。
    聖光の経営母体であるキリスト教教育修士会の日本担当はカナダで、したがって初代校長のブルーノ・タウト師はカナダ人です。


    聖光の創立当時は栄光の兄弟校だとの宣伝がされたので誤解が生じたのでしょうか・・・

    スレ違い、失礼しました。

  6. 【1893677】 投稿者: 平平凡凡  (ID:kyS0zgde55A) 投稿日時:2010年 10月 23日 04:43

    聖光学院の初代校長はブルーノ・カロン師です。


    失礼しました。

  7. 【1913812】 投稿者: トロッコ  (ID:uaEKcutrmvk) 投稿日時:2010年 11月 10日 00:24

    第4回「スポーツテスト編」

    深く思考する入試問題を攻略して、新中1になった良平(仮名、芥川龍之介「トロッコ」から借用)、最初の関門は1学期の中間試験、、、の前のスポーツテストだった。(違う呼び名だったかも知れない。)

    50メートルは走り切れるけど、1500メートルなんて最後まで走れるのか。ボールは前に投げられるけど、懸垂なんて1回も出来ない。せっかくの広いグランドなのに、このままでは全種目冴えない結果になる。何とかならないか、良平は考えた。

    足は簡単に速くならない。50メートル走、1500メートル走は諦めよう。ボール投げも自信がない。懸垂は、やる気と根性で何とかなるかも知れない。どうしたら短期間でできる様になるか。「何でも先生に相談しなさい。」という先生の言葉を思い出し、体育科の先生に真正面から聞いてみた。「先生、スポーツテストまでに懸垂ができる様になるには、どうすればいいですか?」

    栄光学園の体育科の先生、コナン少年の様な眼鏡の新中1に、真正面からきちんと対応して下さり、秘伝を授けて下さった。「まず足が楽々着く低い鉄棒で、体を上向きに斜めにして、鉄棒の下に潜り込む体勢で、両足を地面に着けたまま、懸垂の動作、両手で体全体を持ち上げる動作を繰り返しやる。楽になってきたら、少し高い鉄棒で、地面に対して真っすぐ縦の体勢で、同じく両足を地面に着けたまま、懸垂の動作、両手で体全体を持ち上げる動作を繰り返しやる。時々体を浮かせてみる。これも楽になってきたら、足の着かない高い鉄棒で、本物の懸垂に挑戦する。これをできるまで毎日繰り返し練習する。」

    この秘伝は実に理に適つている。懸垂とは自分の力で体全体を持ち上げる動作なのだが、まず物理的に軽い負荷の状態で、自分の力で体全体を持ち上げる動作を繰り返し、少しづつ負荷を増やして、最終的に負荷100%の状態でできるまで、繰り返し練習する。スポーツの世界で何にでも通用する、段階的反復練習の懸垂への応用だ。

    ゴールデンウィークの家族旅行の時も、良平は公園の鉄棒を見つけては練習した。もちろん簡単には上達しない。家族の目も、「まあ本人が一生懸命やってるんだし。」程度だったが、、、。

    ゴールデンウィーク明けも、学校の鉄棒で、朝昼毎日練習していたらしい。時間は掛ったが、、、新中1のコナン少年恐るべし。体重が軽かった利点はあるものの、本番のスポーツテストで満点の15回(だったと思う。)をクリアーしてしまった。「これで、この広いグランドが僕のものになった。」、良平が栄光生になった瞬間だった。

    良平の頭に、栄光学園の先生に聞けば、何でも真正面からきちんと対応して下さる、そして夢が実現する、と刷り込まれた。全ての学科、部活、行事に於いて、先生方と真正面から正攻法で向き合う姿勢を修得し、実り多い6年の学校生活の始まりとなった。体育科の先生が真正面からきちんと対応して下さったこと、父親は今でも深く感謝している。

    先生の 言った通りだ 15回。

    (土曜日は好天の予報です。オープンスクールにご参加の方、広いグランドの前に立って、大きく深呼吸をして、ゆっくりと見渡すと、縦横無尽に走り回るご子息の姿をイメージできます。良平(?)が小5の時、懸垂は思い浮かびませんでしたが、走り回る姿はイメージしました。)

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